「ダイナンウミヘビ」は漢字で書くと「大灘海蛇」。釣り人に忌み嫌われる存在・・・

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ダイナンウミヘビ
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「ウミヘビ」っていうと沖縄のイメージがある。爬虫類のね。

エラブウミヘビとか。干したやつ。

でも、魚類にウミヘビがいるんだ。代表的な種類が「ホタテウミヘビ」。そして「ダイナンウミヘビ」。

今回はダイナンウミヘビの話。

目次

魚類のウミヘビは「ホタテ」か「ダイナン」。風貌がユニーク

人間見た目が9割とか、人は見た目で判断してはいけないとかいうけれど、やっぱり見た目ってのは重要。

うさん臭いやつは大体うさん臭いし、不義理武将っぽい面構えはいざというときに不義理をする。呂布なんて、忠誠度100にしておいても次のターンには下がってるし、戦場に出すと余裕綽々で裏切るからね。ある意味爽快。

そう、人間ある程度生きていると、生き方が顔に出るんだよ。お前はどうかって?まーそれはおいておこう。

じゃあ、魚の場合はどうだ。

「ホタテウミヘビ」と「ダイナンウミヘビ」という魚がいるんだけどね、見た目はこちら。

ホタテウミヘビ

一見ウナギかとおもって喜んじゃう代表格。メータークラスの「ホタテウミヘビ」

ホタテウミヘビは、なんかフランケンっぽい。両眼の間に走る線が、フランケン。でもキュート。

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ボートでダイナンウミヘビを釣った

小型のダイナンウミヘビ

続いて、こちらがダイナンウミヘビ。釣り上げるとかなり暴れるので、写真にとるのが難しい筆頭。

通称「ダイナン」。パチンコ屋チェーンっぽいな。漢字で書くと「大灘海蛇」。禍禍しい。

ダイナンといえば、ダイナンアナゴというアナゴの仲間もいるんだけど、どちらかというと浅場で釣れてきやすいのがダイナンウミヘビ。

ダイナンウミヘビ

水族館の砂底をみていると、たまにいるのが「ダイナンウミヘビ」。垂直な生き方。

こちらもダイナンウミヘビ。黒目が特徴的

夜に浅場の海や河口をライトで照らしていると、底から一本の紐みたいなのがでていて、先端が「^」と、尖がっている。

あれ、不思議だな。なんだあれ?とライトを照らし続けると、あら不思議、底にどんどん紐とんがりが引っ込んでいくぞ、あ、いなくなった。っていうのがダイナンウミヘビなのだ。

と、ここまで「ウミヘビ」の話をしてきたけども、今回は彼が登場するという話。

秋の河口域でぶっこみ釣りをする

ここは三浦半島逗子田越川の河口。わかるひとはわかるんですが、この場所はあんまり魚は釣れないので、わかってもとくに得する場所ではない。

この日はアカエイ狙いのぶっこみ釣り。

餌はこれだ。

タチウオ&魔サバ中通しオモリ20号、ハリは管付きムツ針18号。流れのあるところでアカエイを狙う場合は、オモリを誘導にしないほうがよいものの、なんとなく遊動のままに。

まわりでは、メッキが釣れている状況。メッキゲームも面白いよね。

アンバサダー10000CLのドラグをゆるめ、ラインアラームをセット。

ぶっこみ釣りは待つだけなので、ひまにかこつけて、ちょっと海岸に散歩にいくことに。

夕暮れタイム。

夕方から夜のBBQも楽しいシーズン。焼き芋とかいいよね。

陽が沈んでいくよね。

海水浴シーズンが終わった今、いちばん人があつまる時間帯は夕焼けどきかも。

潮が満ちて浜にのぼってくると、ウユニ塩湖ならぬ逗子塩湖状態になる。

で、もどってみると・・・

ううむ。

なんらかの生き物に、先っぽだけしゃぶられた感はある。モクズガニ、にしては餌が残りすぎてるわな。

だんだんと暮れていく。たまに、道糸にボラの群れがぶつかるのか竿先が揺れる。

また散歩へ。

さっきより引いてるな。

夕凪とはこういうことなんだろう。

そして、夜。

レッドロブスターのネオンが川面に怪しく反射する。田越川の河口にかかる渚橋の照明は修理中なのか点灯しない。

そこそこ突っつかれているような反応があるので、15分に1回の間隔で打ち返す。

▼かすかなアタリが続く。魚がついばんでいるのか、蟹か、その両方か。

すると、空針に。

これはモクズガニかもな。比較的とれにくい塩締めしたタチウオとサバの身を針がかりなくもぎ取る存在は、蟹。

若いの、夜はスルメイカの肝和え短冊で勝負してみないか?

モクズガニも夜行性で暗くなると、沈み石や護岸の割れ目あたりから徘徊し、餌を探索する。

暗くなるころから何度打ち返しても、餌がもがれる状態が続く。

LEDランタンは釣り座を構える夜釣りに便利

そこで出番なのがスルメイカの肝和え短冊。

ずっと前に沖堤防にカサゴ釣りにいく釣行が天候不良でキャンセルになったんだけどもそのときに仕込んだもの。身餌類は冷凍できていい。

イカ餌は針持がよくて、モクズガニにつかまれて齧られたとしても長く残る。それでいて、モクズガニが食い散らかしたニオイが展開して、アカエイを呼ぶという算段。

策士だな。

ご覧のとおり、雰囲気でてきたよね。

巨大アカエイを本命にセット。

と、竿先に反応が・・・

流下してくる、ゴミ?

にしては、不規則なアタリなんだけどね。

とりあえず、手に竿をもってゆっくり聞き上げてみる・・・

あれ、根がかったのか。

ちょい待てよ、これは・・・

さらに強めに聞き上げる。

ぬぽ。

今、何かがぬけた感があった。

そして、なにかうねるような引きが。いや、丸まっているゴミのような水の抵抗が。

が。

が。

が。

知恵の輪?

ウナギ?

ではないことは見た瞬間にわかるぐらいの知見はあるよ。

ホタテウミヘビ?

おのれ、メリメリメリ。

うらみ念法・・・

(口尖ってんな)

小型のダイナンウミヘビはよくみると可愛い

わ。

正体は小型ダイナンウミヘビ。

針をとったらこのように「?」状に伸びる。

尾が尖っていて、砂泥にするすると後退しながら潜っていくので、根がかりに感じる。メータークラスだと仕掛けが動かなくなるけども、このぐらいの小型でも針がかりしたあとに体の大部分が砂泥に埋まっていると根がかりと錯覚することもある。

いやね、他意はないんですよ。お疲れになったことでしょう。

針も飲まれなかったのでリリース。

ダイナンウミヘビはたまに夜の海岸でシラスやトウゴロウイワシを追っていたりするのをみるけども、川のなかまでせりあがってくるんだよね。

このあと、夜もふけたが、アタリなく家路へ・・・。

タックル

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