沖縄牧港の遊漁船むるぶしさんの投稿から漁港での釣りを考える

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遊漁船むるぶしさんの写真
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沖縄県牧港漁港所属の遊漁船むるぶしさんによる漁港における釣り人のマナーについてのFacebookページでのポストが話題になっています。

ジギングから餌釣りまでを遊漁船の立場からサポートされているむるぶしさんですが、漁港での釣り人のマナーについて以下のように投げかけています。

目次

沖縄牧港の遊漁船むるぶしさんの投稿

陸っぱりを楽しんでいるアングラーにお願いm(_ _)m

近年あちらこちらの港で【釣り禁止】の看板が
目立つようになってきました。
うちの港は幸い?にして禁止の立て札もなく
緩い感じでおりますが禁止の港が増えたせいか
うちの港で釣りを楽しむ方が増加の傾向にあります。
それ故、元々良かったと言えないマナーがここの所
更に悪化し、ゴミや残ったエサの放置
イス代わりにどこぞから持ってきたブロックや
廃棄品のようなイスなども放置し放題・・・。
これらの片付けや掃除は我々がやむ無く行っておりますが
ここ最近危惧しているのがルアーアングラーのマナー違反!!
係留ロープにエギやワーム、スプーンが
絡みついているのは日常茶飯事!!
離岸接岸時にこれで何度も指を刺してます(苦笑)
また、キャストミスでスパンカーロープに
ジグヘッドを引っ掛けてしまう例も・・・。
スパンカー用の16打ロープはデリケートで傷に弱く
取り外す際にフックのかえしでかなり痛みます。
交換となると数万円もします(泣)
これも百歩譲って我慢したとして、ここ最近連続で起きた
事案がキャストミスで船内にルアーを落としてしまい
回収する為に係留ロープをビットに巻きつけ
無断で乗船しルアーを回収・・・。
回収した安堵感で戻すのを忘れたのか
はたまた船の知識が無いだけなのか
巻き付けたロープはそのまま放置・・・。
これが私の船だけで3度!!隣りの船でもありました!!
船の係留ロープは干満の最大値を計算して
長さを決めてあります。
短くなるとロープの距離が足らなくなり
大潮の干潮時には船が首吊り状態になり岸壁に接触し
船体の破損、最悪の場合は傾いて転覆してしまいます。
実際、小型船はこれで転覆した事例もあるのです!!
陸っぱりを楽しんでいるアングラーにお願いです!!
お気に入りのルアーを回収したい気持ちはわかりますが
原則として無断で船には乗らない・港の設備は触らない
この二つはせめて守って頂きたい!!
僕らも幼少の頃、港で釣りを楽しみ海が好きになり
今日があるので純粋に釣りを楽しんでもらいたい
気持ちはありますがこのままではうちの港も
いつか釣り禁止の方向に動いてしまいます。
しっかりマナーを守ってくれているアングラーさんも
沢山いるなか一部の不届き者のためにこれ以上
【釣り禁止】の立て札を増やさない様お願いしますm(_ _)m

港に停泊している漁船のロープに仕掛けがからんだときは?

 

船の係留ロープの長さを勝手に変えるのは危険、絶対ダメ!

遊漁船むるぶしさんの写真

船の係留ロープにルアーや仕掛けを絡めないように注意して釣りをする

遊漁船むるぶしさんの写真

船の係留ロープに刺さった針に気づかないと作業中怪我をする方がいることを忘れてはいけない

遊漁船むるぶしさんの写真

引用文と写真の出典:遊漁船むるぶしさんのFacebookページ

このなかでも、

船の係留ロープは干満の最大値を計算して
長さを決めてあります。
短くなるとロープの距離が足らなくなり
大潮の干潮時には船が首吊り状態になり岸壁に接触し
船体の破損、最悪の場合は傾いて転覆してしまいます。
実際、小型船はこれで転覆した事例もあるのです!!

この部分。釣り人が船に勝手に立ち入ったり、係留ロープの長さを変えてしまうことで、潮の干満の差により漁船が傷ついたり最悪沈没するというのはかなり深刻な話です。

漁港での釣りについて

漁港での釣りはあくまでも漁師のみなさんのご厚意によって黙認されているだけなのですが、世の中には自分のことしか考えず我が物顔で立ち居振る舞い、ときには勘違いをして漁師さんに突っかかる人もいるようです。

今回のむるぶしさんのポストにもありますが、以下の行為は慎みましょう。

  • 漁港に物をおいて占有しない(椅子等をおいて場所をとり続ける・何らかの道具を放置する)
  • ゴミを捨てない
  • コマセなどはきれいにながして帰る
  • 係留ロープに釣り針、ライン、エギやルアー等を絡めない
  • 係留されている漁船ちかくで仕掛けルアーをなげない(自分の技量を過信しない・風に十分配慮する)
  • 係留されている漁船に勝手に乗り込まない
  • 出船や帰港する漁船の邪魔をしない(船が接近しているのに航路におもりを投げる等)
  • 立ち入り禁止エリアには入らない
  • 漁師のみなさんの声には従う(ちゃんと挨拶もしましょう)

むるぶしさんの商売は遊漁船ですので、釣り人を『お客さん』としてもとらえていますが、釣り人と全く接点がない職漁師からしたら、釣り人の存在は仕事の邪魔でしかありません。

以前、ORETSURI では、釣り場とゴミも問題については9割はまともな釣り人と記事に書きましたが、身近な釣り場をなくさないためには、漁港等の釣り場ではリーダーシップをもった釣り人が自治組織をつくり漁協等と協力しながらマナーを啓蒙するということも必要かもしれませんね。

2017-02-23追記:山口県で漁師をされている方から本記事にコメントをいただきました。特に干満の差がある地域では係留ロープ問題は重要と考えたほうがよさそうですね。

山口県で漁師をしているものです。 大切な事なのでシェアさせていただきます。 無断で乗船、一度ありました。係船ロープにルアー、コマセカゴも多いです。 漁船近くに魚が多いのもわかりますし、ルアーやコマセカゴなんかも回収できないのも分かります。 係船ロープと乗船だけは困ります ロープを張られてしまうと山口県の瀬戸内海なので潮位差が物凄く転覆の可能性が大きいです、乗船はいざ自分の船で怪我されたり事故にあわれた時に責任持てません… 本当にお願いしたいです。

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遊漁船むるぶしさんの写真

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