釣り場で遭遇する害虫と対策まとめ

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ヒトスジシマカ
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先日、堤防に夜釣りにいったところ、ヌカカと思われる虫に露出しているサンダル履きの足元を10箇所ほど刺されて、一夜明けて起きたらすさまじいかゆみが発動した次第です。

もう、なんというかファック&ジェノサイドなのですが、これを機に本記事では、釣り場に出現する害虫と被害の内容と対策をピックアップし、釣り人のみなさんができるかぎり被害にあわないようお役に立てればと思います。

読んで参考になったらシェアいただけると他の人にも役立つかもしれません。

目次

痒い虫

主に吸血や毒毛によって皮膚が炎症し腫れさせる種類です。主に昆虫の食餌機能と防御機能によって痒さは起こっています。

蚊の仲間

蚊には主に昼行性のものと夜行性のものにわかれます。

ヒトスジシマカ

出典:国立感染症研究所

自宅の庭をはじめ、雑木林、野池などを昼間藪漕ぎしているとやられるのは、大体ヒトスジシマカです。この蚊にはテリトリーがありそれほど持ち場である藪から移動しません。

そのため、藪に近寄らなければ刺されることはあまりありません。と、思いきや庭がある家は大体生息しているので注意です。

わたしの蚊による被害原体験はこのヒトスジシマカです。

幼少のころ、東京の野方に住んでいるときに庭にこやつがたくさんいまして、今は亡き祖父正臣の指示により、雨水がたまりそうなところを排除し、目の前の側溝には灯油を流し込みジェノサイドに勤しみました。

このヒトスジシマカの被害が日本でもっとも多そうな気がします。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・藪に近寄らない(野池で釣りをする人には無理かも)・ボウフラが繁殖しないようにする・防虫剤・かゆみ止め

イエカ(アカイエカ・チカイエカ・コガタアカイエカ等)

出典:国立感染症研究所

夜間にかなり長距離で工作員のように移動して急襲してくる厄介な蚊がイエカ類です。

この蚊は近くに藪がなくても人間の呼気や体温等に反応してよってくるところが厄介です。たとえば、漁港の堤防上など、まわりになにもないからといって夜釣りをしているいつのまにやら比較的大きめの赤褐色の蚊がやってきたり。

個人的な体験をお話します。

以前、埼玉の荒川の近くにある指扇というところに住んでいるときのこと、深夜、蚊がいないことを確認して、部屋を締めきって冷房ワッショイしているのになぜか、夜な夜なアカイエカが密室の部屋に登場して身体を刺されるということがありました。

発狂しそうになりながら部屋の隅から隅まで調べてみると、部屋に設置された24時間換気装置(2階に設置)のフィルターのずれた部分をすりぬけ、アカイエカの斥候隊が入ってきたことがわかりました。

というのも、換気装置を分解してエアフィルターをみたら、侵入できないで死んでいったアカイエカ兵のミイラが100匹ほどいて・・・

思い出しても悪夢です。。。

痒かったなー。その後はエアフィルターを固定してテープでシーリングしてことなきを得ました。

まわりに藪もなかったので、この蚊はかなり長距離移動して攻めてくるようです。

みなさんも新築で隙間もないのに蚊がやけに現れるときは、24時間換気を疑いましょう。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・オープンエリアでも油断しない・エアフィルターをチェックする・防虫剤・かゆみ止め

ハエの類

つづいてハエの類です。こやつらは血をするときに蚊のように刺すわけではなく、噛みつき傷跡をなめるというなかなか残忍な手法をとることが多い存在です。ああいやだな。

ヌカカ

糠蚊とかいて、米ぬかのように細かい蚊といういみですが、ハエに近しい種類です。こやつも堤防や磯等で釣りをしていると、どこからともなくあらわれて吸血していきます。

これが蚊と異なり目視で発見しにくいので、なんだか堤防の上で顔の周りにコバエっぽいのがあらわれたこやつらだと思いましょう。

小さな巨人とよんでもよい攻撃力をもっていて、やられると数日痒いです(これを書いてる今も痒いです)

城ケ島の黒島堤防によく登場し、勢い勇んで対策なしに堤防野営なんぞした日には後悔すること待ったなしです。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・オープンエリアでも油断しない・コバエっぽい正体不明の存在に気づく・防虫剤・かゆみ止め

ブユ

こちらもハエ系のビジュアルなのですが、川や野池で釣りをしているとどこからともなく飛んできて吸血していきます。

特徴としてはかなり吸われた跡が広範囲に腫れます。以前、平田兄弟の間ではこのブユは毒虫(ドクムシ)とよばれていて、謎の存在でしたが、まー調べてみるとブユだったわけで。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・オープンエリアでも油断しない・コバエっぽい正体不明の存在に気づく・防虫剤・かゆみ止め

毛虫類

アメリカシロヒトリ

いろいろな毛虫がいるのですが、大体毒蛾の幼虫であったりします。

たとえば、桜がちった後の青葉がきれいだなーらららん、と、行きつけの野池でブラックバスなど釣ったあとに、露出していた身体の部位全体が痒くなり腫れるという現象。

それが、アメリカシロヒトリです。劇団ひとりみたいですね。

アメリカシロヒトリは、直接ふれなくれも毒毛が風にまったりしてついただけでもかぶれて痒くなります。なにそれ、こわい。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・桜の樹の周辺をさける(目視しても大量にいるのはわかります)・かゆみ止め

毒蛾類

チャドクガ

ブラックバスなどを狙い野池などを藪漕ぎしているといつのまにかやられるパータンが多いチャドクガ。

幼虫はツバキ科の樹木に大量に巣くっているのでそれに触れてもアメリカシロヒトリ同様、肌がかぶれます。

また成虫は、夜釣りの帰り路など釣り場の近くにある自販機の光に寄せられパタパタしていることもあり、遊び半分で触ると死ぬほど後悔するので注意ですよ。

この手の輩は顔に突撃してくるので、手で払いのけてもダメージを食らう可能性はあります。ほんと厄介だな。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・藪に近寄らない・かゆみ止め・飛んで火にいる夏の虫はいじめない

痛い虫

ムカデ

ムカデ類も種類が多いので細かい言及はしませんが、遭遇シーンとしてはブラックバスを狙って野池の藪漕ぎをしているときにやられるパターンかなと。Tシャツ・短パン藪漕ぎをしている人はほんと危険ですよ(高校生の頃のわたし)

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・藪に近寄らない・痛み止め

鬼蜘蛛・女郎蜘蛛類

鬼蜘蛛は、茶褐色の武闘派そうなビジュアルでガンダムでいえばジ・オみたいなイメージです。

たいしてジョウロウグモは、ギャプランみたいなイメージかなと。攻撃力は鬼蜘蛛のほうが強いと思います(顎の力と毒)

これもブラックバスを狙って藪漕ぎしていると蜘蛛の巣がはっていて、それに気づかず突撃してしまうとか、木の棒で蜘蛛の巣を払っていたつもりが、いつの間にか身体について噛まれた等が想定されます。

むかし、家に鬼蜘蛛がいて、いかついのでどれほど攻撃力があるのかと、女郎蜘蛛と同じ扱いで触れたところ噛まれかなり腫れた記憶があります。

野池などの釣り場の通路に張り巡らされた蜘蛛の巣は先行者がいない証拠なのでラッキーと思うこともしばしば。まいど蜘蛛の巣を破壊しながら、「ゆるせよ」と独り言をして藪漕ぎをしています。蜘蛛、ごめん。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・藪に近寄らない・蜘蛛の巣を除去するときは木の棒等で・痛み止め

アシナガバチ

アシナガバチはかなり身近な蜂なので、目にしたことがあるかたも多いはずです。家の軒先などに巣をつくりがちですが、雑木林にもいますので、藪漕ぎをするときは注意です。

幼少のころ、庭にアシナガバチの巣があり、石をなげたり殺虫剤をかけたり、いろいろなことをしたところおいかけられ数か所刺された覚えがあります。熊蜂同様痛いですが、死ぬほどのものではないです。(アナフィラキシーショックで死亡する可能性はあり)

このとき、幼少のわたしが学んだのは、

  • やるときは徹底的に殲滅する
  • 君主危うきに近寄らず

の2点です。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・蜂や巣に近寄らない・痛み止め

出血にビビる虫

ヒル

ヒルもいろんな種類がいるのですが、水辺にも多いわけです。

また藪漕ぎしていると、呼気や体温に反応して樹木から降ってくるという落下傘部隊的なソリューションを見せつける個体もいるようです。ナイトメアですね。

個人的な体験として、むかし兄と群馬の四万温泉へツーリングしたとき、村外れで野営するということになり、藪から薪をとって空き地でたき火をしようとしたことがありました。

で、火を焚いていたところ、足元にすこしかゆみを帯びてズボンをまくり上げてみたところ、

もうヒルですよ。

血が出ているんですよ。

あわわ。ヒルだーと。

スタンドバイミーの森の沼地シーンがよみがえりました。

で、そのままとるとヒルの口がのこるという説をどこかできいたことがあり、タバコは吸わなかったので、燃えさしをヒルにちかづけたところコロッととれたので、もれなくたき火に放り込みバーニングしておきました。

ヒル氏もお腹いっぱいだったはずなので、漏れなく成仏してくれたと思っています。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・水辺や雑木林は注意・ライターを持っておく・グリセリンやリップクリーム(血をとめることができます)

※ちなみにヒルはウナギ釣りのエサにいいとか。

死ぬかもしれない虫

スズメバチ

もう説明不要ですね。特にオレンジの鬼のような形相のオオスズメバチに雑木林で出会いますと、あの重低音でおしっこがもれそうになります。クヌギの樹液が発行して夏なんだなーと釣りをしていても、気をぬいてはいけません。

小さい頃は無鉄砲であったので、クヌギの樹液を吸っているオオスズメバチに石を投げつけて殺したりしていましたが、あれも外すと逆襲のシャアといいますか、かなり危険なのでやめたほうがいいですし、無駄な殺生はよくありません。無能だからといって無駄な折衝をしてしまう営業マンもよくありません。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・蜂や巣に近寄らない・痛み止め・無駄な殺生や無駄な折衝はしない

マダニ・ツツガムシ

マダニやツツガムシはダニの仲間です。マダニは数種類いますが、両者は藪にいたり、なんらかの動物に寄生していたりします。

マダニなんかは、牧場で放牧されている牛や馬にかなりついていて、馬氏が、ウシアブとあわせて、かゆそうに身をゆすったり尻尾ではたいたりしている姿をみて、哀れなるかな、この世というのはなんと酷で不条理なのだろうかと思うばかりです。

これらのダニ類は、伝染病を介在し内容によっては死亡事件も起きているのでダニとなめてはいけないところです。

対策:長袖長ズボン等で皮膚を隠す・藪に近寄らない・

ツツガムシ病はOrientia tsutsugamushi を起因菌とするリケッチア症であり、ダニの一種ツツガムシによって媒介される。患者は、汚染地域の草むらなどで、有毒ダニの幼虫に吸着され感染する。発生 はダニの幼虫の活動時期と密接に関係するため、季節により消長がみられる。また、かつては山形県、秋田県、新潟県などで夏季に河川敷で感染する風土病で あったが(古典型)、戦後新型ツツガ虫病の出現により北海道、沖縄など一部の地域を除いて全国で発生がみられるようになった。

画像・引用文の出典:国立感染症研究所

まとめ

いかがだったでしょうか。画像が全部用意できなかったものの、忌避すべてものとしてみなさんの記憶に刻まれれば幸いです。虫よけスプレーも化学合成されたもの以外に、天然製油のブレンドで作られたものも多くなってきました。

ラベンダー、ペパーミント・ハッカ油・シトロネラ等は、蚊等の虫よけにつながるといわれています。あらかじめブレンドされた市販品をかってもよいですし、自分の好みでブレンドしてみるのも安価で面白いかもしれません。

またペパーミントやハッカ油をブレンドしたものは、肌にスプレーすると、涼しく感じるので夏の釣りにもフィットします。とくにハッカ油はおすすめです。

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