どーも平田です。先日、東京湾有数の漁場と呼ばれる観音崎・走水海域に2馬力船でビシあじ釣りに行きました。
いただいたものも多いのですが、たくさん釣ることができました。
わたしはおかっぱりは慣れているのですが、オフショアはまだまだ初心者でして、今回ビシアジ釣りのタックルを用意するにあたり、初心者として悩んだり、現地で気づいたことを共有できればと思います。
仕掛けについて
ビシあじ釣り仕掛けというのは、こんな仕掛けです。オモリが40号程度の軽いものをLTアジ（LT＝ライトタックル）と言うようです。
わたしが今回リサーチをしてビシアジ釣りに必要だなと思った道具は以下の通りです。
80号程度までのオモリ負荷に耐えられる船用のロッドが必要
海の船釣りをやらないひとにとって未知の世界かと思いますが、船竿はまずオモリ負荷で選びます。
たとえば、40号のオモリは150gあり、そのサイズを海中につるしても問題ない竿というところから選んでいくようです。
今回は40号のオモリでチャレンジしたのですが、観音崎付近の海流はいったん潮が動くかなり流されます。そうすると、アジがいる海底から5メートル以内をトレースするのが難しくなります。
当日なかねボートさん曰く小潮でいい感じとのことだったのですが、結構流され同船者とオマツリしてしまいました。
なかねボートのおやっさん曰く、「大潮のときは、初心者では釣りにならない」とのこと。
そのため、潮の流れによってオモリ負荷を変えていくことが必要ですが、あまり硬すぎてもアジのアタリもわからないですし引き味も味わえないというわけで、最適なのは80号くらいまでかなと。
潮がそれほど強くないところは40号前後をメインで扱えるほうがよさそうです。
わたしは、シマノのライトゲームBB H190（オモリ25号-80号）を買いました。
さっきいった40号のビシは余裕をもって操作でき問題なさそうです。
実際にはこの竿とダイワの同スペック（ややシマノが上）のライトゲームX 82 M-190で悩みました。
貧乏くさく、自宅にある高校生以来つかっていないバスロッド（ダイワのプロキャスターZ）でもいけるんじゃないかと思っていましたが、グリップが短いのでコマセをシャクルのに左脇に挟んだり、グリップエンドを胸につけてまけないのできついだろうなーどうしようかなー40分ぐらい上州屋で思案しているところをORETSURIの早川さんに目撃されて大笑いされたのはないしょです。
結果シマノを選んだのは、スコーピオン1500というブラックバスようのベイトリールが自宅にあったのでシマノロッドにはシマノリールでしょという理由からです。
このリール1997年製です。なつかしいなー。
あと、ダイワのライトゲームXよりカーボン含有率が高く軽いというあたりですね。カーボン含有量が多い＝感度が高いと考えてもよいと思います。
わたしはで、カレイ、マゴチ、ヒラメ、タチウオ、アジとこのロッドですべて勝負する気です。汎用ロッド好きでしてね。
他にロッド関連で気づいたことといえば、竿の調子ですね。
シマノのライトゲームBB H190は先調子7:3です。手持ちで釣るときは7:3や8:2先調子のほうがコマセもしゃくりやすいですし、アタリもわかりやすいです。
置き竿をする際には、6:4等のモデルがよさそうです。
船の動きを吸収し食い込みもよいので、魚がむこうあわせで勝手にかかっているというわけです。いわゆるオートメーションな釣りですね。メバリングロッドのグラスソリッドに似てますね。
ということで、二刀流の際は、この先調子を手竿、胴調子を置き竿にするとよさそうです。
タナをはかれる両軸リールが必要
船の釣りはスピニングリールではきついです。
タナをこまめにしっかりとるのと、手返しや巻き上げ力でいうとベイト一択です。
今回、2刀流でシーバスロッドに泳がせ仕掛けでバランスシンカー10号をつけて青物をねらっていましたが、まーきついですね。
わたしは前述の通りスコーピオン1500をつかってみましたが、アジ釣りであれば、タナが底から5メートルいないぐらいなのでPEラインのカラーわけがされているモデルであれば問題ないと思いました。
が、
がですよ、
より正確にタナを把握する、水深を把握するためには、電動リールとまではいかなくてもデジタル表示機能がついているものがよさそうです。コマセをシャクルことを考えると、右巻きより左巻きのモデルが手返しという点で軍配があがりそうです。
ダイワのライトゲームICV 150H-Lなんかは1万弱で安いですが、電池交換等を考えると太陽光充電ができるライトゲームXICV250or300がよいでしょう。同じシリーズでも250以前のシリーズは太陽光充電できません。
シマノ派の場合はバルケッタBBあたりがコストパフォーマンスが高そうです。
PEライン2号程度150~200メートルが必要
船の釣りではタナとり目的で10メートル間隔＆1メートルで色分けされているものが便利です。
上州屋渋谷店をチェックした限りでは、東レのスーパーストロングPE船F4 150mが一番安かった気がします。
より高いPEラインはより細くても強度が高くできています。PEラインをチェックするときは、太さと強度両面から判断しましょう。
100メートル巻きだと、観音崎あたりのポイントの水深は40メートル程度なので、一回切れるときつくなってくるので、150メートル巻き程度あると安心かと思います。
根などもあるので最初の1投目で着底した瞬間に悲しい状態にならなくてすみます。
2号ぐらいあればたまたまマダイの或る程度のサイズがきてもファイトできる気がします。ってそんなデカいのは釣ったことないけど。2号より太くすると、潮に流されやすくなるので要注意です。
仕掛け
ライト天秤＋ビシカゴ＋LTアジハリス2号程度＋クッションリーダーが必要です。
まずPEライン２号程度で天秤のサルカン部分に接続。クッションゴムを―20cm程度つけることもあります。これはアジの口切れを防ぐ効果があります。個人的にはつけなくても大丈夫な気がします。
そして、ライト天秤の中間にビシ（オモリ付きのコマセカゴ）をつけ、そこに2本針や3本針のハリスを付ける釣りです。初心者は3本針だと絡むから2本針のほうが手返しが良くていいと思います。
ビシはプラスチック製と合金製がありますが、おもりがついている一体成型型のものは高いです。
1400円から2000円くらいします。ルアーレベルで号数によってはルアーを超えます。ちょっとこれは根がかったら泣きますね。
天秤が500円前後。オモリ一体成型型のコマセカゴが1500円程度、クッションリーダーが―300円程度、ハリスが2セットで300円くらいなので1つ150円。
つまり一回の根がかり＆仕掛けロストで、2500円程度が消えてなくなるわけです。
お父さん泣かせです。
もうですね、おかっぱりの餌釣りと比較して、ボートや船釣りの道具は高いんですよね。オモリ自体が高い。これは原材料がたくさんかかっているからしかたないにしろ、80号のオモリで500円くらいします。
今回わたしの場合はタックルベリーで中古ビシカゴ（オモリなし100円）＋40号のおもり（150円くらい）をスナップで接続し天秤（新品450円）につなげるという技で、全体で700円程度におさえることに成功しました。
みなさんも試してみてください。ただ一体成型のビシよりは仕掛けの連結部が増えるので使い勝手は下がるとおもいます。まーそれでも釣れるのでよいでしょう。
エサはアオイソメがおすすめ
撒き餌としてはオキアミブロックを利用します。凍っているのでボート屋の場合は事前に購入分を予約時に説明して解凍しておいてもらうとよいかと思います。
付けエサは、オキアミかアオイソメです。イカタン（イカを小さくきって食紅で染めたもの）というのもあります。
オキアミは曲がってつけると仕掛けが回転して、すごーくからむことにもなるので、尾羽をもいでまっすぐ針につけて使うとよいかと思います。
おすすめはアオイソメです。特に潮が濁りがちの東京湾にはこのアオイソメのエキスと照りは効果的な気がします。
その他、人工エサでマルキューのワゲットとパワーイソメを持参し、ワゲットを1回つけたものの、アタリがなかったですが、もうちょっと検証が必要な気がします。
人工エサはエサ切れ時の保険にもなるので、積極的に利用はしないですが、もっておくとちょっと安心という気がします。
タックル編はこのあたりで。
次回、ポイント説明と実釣編はこちら。
ではでは。
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