「スミイカ」と「ノビル」で、野趣あふれるチヂミを焼く

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ノビルとスミイカのチヂミ
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コロナ界隈で心が参ってしまっている人がちらほらでてきていますね。

先日スーパーにいったら、ミネラルウォーターを4箱+トイレットペーパー2袋を買っているおじいさんがいました。そういうのもしかたないと思います。不安なので仕方ない。

震災のあとと違って今はインフラもOKなので、たいじょうぶやで。と、声をかけたいですが、わたしには他人の不安を即時解決できるほどの基督力はありません。

でも、あんまり不安だったりおかしな行動をとる人がまわりにいたり、みていたり、聞いていたりすると、自分にも少なからず影響があったりします。

人間みんなミスリル装備ではないので、やっぱりそういうアシッドな状態変化の影響ってのもあるのです。

Twitterとかみていると匿名がほとんどなので、病んでるなー病みかけているなーという人がポツポツなので、ミュートすることも増えてきました。

視覚の情報は人間に影響をもたらしやすいので、まずは「見ざる」から着手していくとよいと思うんです。

ところで、釣り人にフォーカスしてみると、みんな釣りのことしか考えていなくて、「釣りにいけるかな」「いったら叩かれちゃうかな」「やばいかな」「ま、おけ丸だろ」「職場の人にバレたらヤバいな」みたいなことを、日々逡巡しているんじゃないでしょうか。

と、ここまで冒頭の文章を書いてきましたが、そんなことはどうでもよいなーと思ってます。なるようになります。ただ、自分が苦しいからといって人を呪うことはさらに自分を苦しくするということはいっておきたい。

誰かの足をひっぱっている手をみたら、それは、自分の手だったりするわけです。

さて、今日は、我が家の冷凍庫「禁断の地エウレカ」に眠っていたスミイカをつかってチヂミをつくる話です。

目次

釣師たるもの冷凍庫の魚介は意識して消費しないとね!

安心の備蓄

こちら先日までのわが家の冷凍庫です。

カップラーメンの買い占めに走る人がいるなか、ガスと電気と水があれば、ふつーにメシを炊いて、ふつーに料理すればいいのになと思っています。

スッテで釣ったスミイカ(コウイカ)

今回は、年初につったスミイカの冷凍ゲソをつかってチヂミをつくろうかなと。

野原は無限の冷蔵庫。俺たちには「野蒜(ノビル)」がある

この日は、海沿いの野っぱらにいっぱい生えているノビルをとりにいくことに。

知らない人もいますが、ノビルは、野生の葱だと思っていただければOKです。むかしから平田家では、このノビルを河原近くの土手で採集し、細かく刻んで、おかかと和えてもち米にのせて食べるという習慣がありました。

なんで、もち米か。

ノビルは春にヨモギを摘みに行くついでに、ツクシともどもとりやすいんです。場所がかぶっているし。で、餅つきマシーンでヨモギ餅をつくるんですが、このときに、もち米を硬めに炊飯したおこわに、ノビルおかかをのせて食べたんです。

あれはうまい。みんなもぜひやってほしい。

じゃあ、このノビルはどこに生えているのかというと、その辺に生えています。陽当たりがよさげな河原とかね。街中にも生えてるけど。

これは、海沿いの野っぱらに生えていたノビル。

めっちゃ太い。市販のわけぎクラスです。

落ち葉をどかすと、葱っぽいのが見えてきたでしょ。

太い。

土壌の様子にもよりますが、無理矢理引っ張ると球根部分が折れてしまうので、スコップをつかいながら掘り進めていくとよいでしょう。

これがノビルの球根。エシャレットやラッキョウみたいな味わいです。

ぶってぇーなー。

こういう野のものをとるときは、同じ場所ではなく、複数個所からまんべんなくとるのが暗黙のルールです。とりつくさないってことですね。そうすると、また採れる。魚も植物も一緒ですね。

左がよく生えているサイズのノビル。右がジャンボサイズ。

相当土壌の栄養が優れていたり、陽当たりなどがよく、人や動物がとらない場所でないとここまでは成長しません。

ということで、他の野草と一緒にお持ちかえり。黄色い汁は、同じ場所に生えていたアシタバの切り口からでる液体です。アシタバも三浦半島や伊豆半島あたりにいけばその辺に生えている野草で、栄養価も高く美味。これはまた今度紹介します。

ノビルの下処理

こちら持ちかえったノビルとアシタバと6種類ぐらいの野草。

まずは全体を流水で洗い流して、泥やゴミを取り除きましょう。

この根部分に特に土汚れがあるので、きれいに。

保存する場合は根っこに土がついたままであれば、高温期以外は室温でも長持ちします。だんだんと水分量が落ちると葉が黄色くしおれていくので、根部分に濡れたキッチンペーパーを巻き、冷蔵庫にいれておくのがベスト。

ノビルは葉・茎(厳密には葉?)・根部分に大きく分けられます。

葉は刻んでおかかと和えてごはんにのせて食べると美味。茎部分は歯ごたえがあるので、ナスと甘味噌で炒めたり。根はラッキョウのように甘酢漬けにしても美味。

スミイカのゲソとノビルでチヂミを作る

ノビルだけでチヂミをつくってもよいものの、やはりたんぱく質もほしいよねってことで、ここで冷凍庫を物色していると、あったのはスミイカのゲソ2杯分。

流水解凍。

冷凍前に眼とくちばしは取り除いているので、あとは切るだけ。

この通り、ブツ切りに。

あとは市販の「宗家秘伝チヂミ粉」を水で溶いて、具材をまぜるだけ。カルディでも売っていて、ネットよりは安いです。

自分で作る場合は、小麦粉に片栗粉をブレンドすればOK。市販のチヂミ粉は出汁成分や香味野菜の粉末などが入っているので、風味がよいというのはあります。

あとはフライパンを中温にして、油を敷いて焼く。サラダ油でもよいんですが、ここは濃いめのごま油で焼くのがベスト。四の五の言わず。かどやの銀印を投入ですよ。できあがりの香りが違います。

油の量はやや多めのほうが旨く出来上がるものの、オイリーがいやならば最初はスプーン1杯程度にして、仕上げでカリッとさせる時に、鍋肌から回し入れていくとよいでしょう。

フライ返しを使って、フライパンに押し付けるように固めていくのがポイント。

焦げ目がついたころに、裏返し。3、4分で焦げ目はつきます。

こちらも押し付ける。

盛り付ける。

糸唐辛子があると、見栄えがよくなりますね。

つけダレは、以下を混ぜ合わせればOK。

  • 醤油
  • ごま油
  • コチュジャンor粉唐辛子
  • すりごまorごま(白)

味は・・・

外はサクッと仕上がり中はもっちり。

鬼のようにノビルをいれたので、なんとも野趣あふれる味わい。スミイカのゲソとの相性もバッチリ。この2つはかき揚げにしてもよいでしょうね。

今回、油断して太いノビルを長めに切って具材としたんですが、この繊維質がかなり強くて噛み切るのがすこし手間だった感はあるなと。

細いノビルならいいんですが、太目のノビルは繊維がキツメ。これは覚えておいたほうがよいなーと思いました。チヂミに入れるなら細かく刻んでからのほうが良さそうです。

まとめ

今回は、ノビルとスミイカのチヂミの作り方を紹介しました。

スミイカをはじめイカやタコは釣ったあとに冷凍しておけば、油分もないので冷凍焼けしにくいという特徴があります。なので長期保存がきく。

とはいっても、たくさん釣って冷凍庫に封印しているという釣り人もいるんじゃないでしょうかね。うちにはまだ去年のタコも6キロぐらいいたり。

冷凍する際に部位ごとにわけておくと、今回のように、解凍してすぐに刻んで料理などにつかえるので便利です。

スミイカの場合は、ゲソ・えんぺら&皮+胴体(薄皮をむいてない)この3パーツにわけて、それぞれジップロックにいれて冷凍しておくと便利。

こちらはノビルの球根を甘酢に漬け込んだもの。ラッキョウと同じような味わいです。

ノビルは、年中とれるものの、特に春がオススメのシーズン。摘んでおくと葉はすぐにしおれますが、茎と根は長持ちするので、冷蔵庫にいれておくと何かと使えます。

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

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▼コチュジャンはタッパーで買うと、なにかとつかえて便利。釣った魚のアラなどを煮るときにも潤沢につかえるという。

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