どうも平田です。みなさんは、タイ料理のトムヤムクンは知ってますよね?
そうです。あの酸っぱ辛旨いスープです。麺をいれてもうまいなかなかニクイやつです。
名前を分解するとトム=鍋、ヤム=混ぜる、クン=エビ という意味なんですよ、あれは。
この記事は、冷凍庫に王禅寺で釣ったニジマスがあったので、トムヤムプラーといういうものを作ってみますよ、というのを無理矢理記事っぽく長くしたものです。
ちなみに、プラー=魚という意味ですので、まータイ風魚鍋をつくるよーという記事です。はい。
トムヤムクンと使われているハーブ
東京の人はティーヌーン好きであればトムヤムラーメンもおなじみかもしれません。
日清のカップヌードルでも固定味としてトムヤムヌードルが人気です。
あれは本当にうまい。もう一度言いますよ。
あれは、本当に、うまい。
伝わりましたでしょうか。
ココナッツミルクが入っていて、コクもふくめて最高レベルのフィット感です。
市販されているトムヤムクンのなかでは断トツにキングです。さすが日清。
さて、こんな風にめちゃくちゃ好きな人もいれば、嫌いな人もいるタイ料理であるトムヤムクン。
材料は淡水手長海老とホムデンという小さな紫玉ねぎやその他野菜に、
バイマックルー(カフィアライム/こぶみかん)の葉、レモングラス、
ピッキーヌといった生ハーブを入れて生で煮込みます。
(リンク先は加工品ですのでイメージの参考としてください)
これらは生ハーブが最上です。生が手に入ると、よくトムヤムクンやらトムカーガイ(鶏の辛くない酸っぱコクまろココナッツスープ)を作ります。
どうやって東南アジア合法生ハーブを入手するのか?
まー薬中ではないんですから、落ち着いてください。
この合法ハーブをゲットするには、東京であれば、上野もしくは大久保がねらい目です。
大久保の場合は、JR大久保駅徒歩2分のToko Indonesia Okubo (東京都新宿区百人町1丁目19−18)ここは、インドネシア系の食料品店で、乾燥ハーブ、冷凍ハーブ、生ハーブがそろいます。
または新大久保か新宿から歩いて肉のハナマサ新宿店(東京都新宿区大久保1-11-3)ハナマサは、生ハーブがないこともあるので、行く場合は事前に問い合わせをしておいたほうがよいでしょう。
路上で話しかけられて交渉を持ちかけられたあやしいハーブは買ってはいけませんよ。
ダメ。ゼッタイ。
上野アンダーグラウンド
そして上野には、強力なアジア食材店街があります。
その名も、アメ横センタービル地下食品街。
ここは上野アンダーグラウンドというイメージがぴったりです。
地下食品街の入り口はこんな感じ。
この階段を降りる途中から、なんだか東南アジアの市場に足を踏み入れたかのようなにおいがします。腐った魚というか、ものが酸化したというか、果物のような甘ったるさというか、ゴキブリの便が乾いたというか、濡れたネズミというか、まーそんなところです。
ちなみに、店舗の商品まわりをよくみるとチャバネゴキブリやらその卵塊やらネズミの糞やらがちらほら確認できます。ゴキブリの糞尿のにおいがわかるかたであれば2秒でその存在を感じられるかもしれません。さらにちなむと、アメ横の路面に並んでいる魚屋等は、営業時間終了間際にいくとチャバネゴキブリだらけです。また付近になるパン屋も、仕込み場を外からのぞいてみたら、床にっチャバネゴキブリがいまくり鳥肌レベルでした。
ここには魚屋もあるのですが、これが矢鱈に傷んでいるんですね。パッと見、食中毒当選確率99.9%みたいな方々もいて感心します。
そうそう、あまり流通しない魚も多いです。トドサイズのボラとか、デカいアナゴやウナギやらすっぽんやら上海蟹やらモクズガニやら(取材当時11月)。
まーならんでいる魚介は基本的に鮮度が悪いです。ちょっととろけかけている魚もよくみられます。ただ、これはアジアの市場のリアルなんですよね。東南アジアにいけばみんなこんな感じです。
活かされている魚介類はよさそうですね。海老やらハマグリやら、これらはうまそう。
帰宅して材料の確認
で、今回は魚介類はスルーして、買ったのがこちら。
右上からひだりまわりに、ホムデン、ピッキーヌ(鼠の糞という名のめちゃ辛なタイの唐辛子)、レモングラス、真ん中がガランガー(タイ生姜)、下がパンダンリーフ(タコ椰子の葉)、右下がクラチャイ(生姜の仲間、辛くないが苦みがある)※パンダンリーフはトムヤムクンには使いません。乾燥してタイ米と一緒に炊くなどしようと思います。
ここに大磯駅前で買った小田原産レモン。ライムを買わなかったのでこちらで代用です。
あと、チャオコーのココナッツミルク缶かアヤムのココナッツパウダーがあるとよいでしょう。
トムヤムプラーをつくる
はい、さんざんひっぱりましたが、トムヤムプラーの作り方です。
- 鍋に湯をわかし、ウェイパーを投入しベースの味付けをする
- ホムデンと人参、ノーマルたまねぎ、パクチーの根をつぶしたもの、ガランガーとレモングラスのスライス、バイマックルーを包丁の背中でたたいたもの、王禅寺産ニジマス(冷凍)、胡椒(白&黒)、みりんを投入し火を通す
- 仕上げにココナッツミルクを投入し、レモンをしぼりネギを散らして盛り付け
以上のようなざっくりなレシピですが、この通り、なかなかうまそうな見た目でしょう。それもそのはず、実際、酸っぱコクうまです。
今回は、ニジマスでしたが魚はほかにもスズキやタラなど白身の魚で応用がききそうです。アラ汁に飽きたときは、颯爽とタイ料理でも作ってみましょう。
ではでは。