堤防から簡単に釣れるゴンズイ。
みためはナマズそっくり。
胸鰭と背びれの棘に毒があるという点に加えて、群れていることが多いので釣れると矢鱈に釣れてしまうということもあり、多くの釣り人からディスられてやまない魚でもあります。
が、
このゴンズイ。めっちゃ旨いのです。
本当は秋や冬場のほうが脂がのっていいので、鍋にしたりすると最強なのですが、今回は夏のゴンズイを料理してみました。
ゴンズイの下処理
こちらが持ち帰ったゴンズイ。
本当は、現地で内臓とエラも抜いて持ち帰ったほうが鮮度よく持ち帰れますが、当日疲弊していてさぼってしまいました。
ちょっとズームにしてみると、つぶらな瞳です。
背びれと両胸鰭に毒棘があるので、持ち帰る場合は事故をさけるために釣り場で処理をしておいたほうがよいですよ。
またゴンズイから針を外す際は足でおさえたりせず、ワニグリップ等のフィッシュグリップを使うほうがさらに安全です。
ということで、ゴンズイの腹部をひらいて、内臓とエラをすべて抜き、血合いともども洗い流しておきます。
ゴンズイを開いてみると、こんな風貌です。。。
これをぶつ切りにします。頭からはいいダシがでるので、しっかりカチ割っておくとよいですよ。
今回は、昼間だったこともありゴンズイが1匹しか釣れませんでしたが、どうせ鍋にして料理するなら5匹くらいはほしいところ。
旨辛ゴンズイチゲを作るぞ
あらかじめ以下の材料を煮込んでから最後にゴンズイを放り込みます。
- 真昆布or昆布だし
- ヒラタケorしめじorエリンギ
- 油揚げ(冷凍しておくと長持ちするぞ)
- 白菜
- キムチ(今回冷蔵庫の余り物をぶち込んだのですが、キムチ味になるのでいれなくても可)
- 豆腐
- ナンプラー&ウェイパー
- 黒コショウ
- 日本酒&みりん
※今回、ゴンズイの量がすくないのでコクだしはナンプラーとウェイパーに頼っています。基本的にこの二つがあれば魚介の鍋やスープは無敵です。
ゴンズイを放り込んだら、コチュジャンを入れましょう!
ちなみにコチュジャンはこの手のタッパータイプがおすすめです。これを遠慮なく投下する。
そこに、粉唐辛子を投入。
チゲなどをつくるときは韓国料理向けの甘みと油分が強い唐辛子の粉末タイプを使うとかんたんに本格的な味がでますぞ。
全体に火が通ったら、最後に長ネギと溶き卵を入れて、ゴマ油をやや、もこみちぎみに盛大に回し入れる。
そんでもって盛り付ける(ゴンズイをピックアップして中央に寄せました)
なんと本格的なチゲですこと。
ゴンズイも白身で独特のうまみがあって実に味わい深いわけですよ。
これは冬に再度やりたいなと。
まとめ
これまでゴンズイ料理といえば、堤防でのゴンズイ&いわしつみれ鍋、ゴンズイの味噌汁と試してきたものの、チゲとの相性もよさげなので、みなさんもぜひ試してみたほうがよいと思いました。
また、東南アジア系のチャオプラヤ川とかメコン川のナマズを使った辛酸っぱいスープにもしっくり合うと思われるので、それはそれで試してみます。
それにしても大磯港の常連じいさま連にも一度御馳走して差し上げたいものです。
ではでは。