どうも平田です。麺類が好きです。先日、電車にゆられていたら『人類は麺類である』という日清カップヌードル生みの親安藤百福さんの言葉がふと頭に浮かんできました。なんでだろう。
よく知られた麺類といえば、そば、うどん、ラーメン、パスタ。それぞれがうまいですね。
このなかで、ラーメンは庶民派の雰囲気、パスタはよくわからない洒落乙感が付加されている気がします。我々のなかにある西洋人へのあこがれや劣等感でもあるのでしょうか。なんでだろう。
そんなこんなでスーパーに顔をだしたところ、新鮮なジンドウイカ(ヒイカ)が安かったので、どんな料理にしようとおもったところ、先日たくさん手に入れたトマトが自宅にあることを思い出し、トマトのパスタにしようと思い立ちました。
ジンドウイカ(ヒイカ)について
ジンドウイカという呼び名より、ヒイカという呼称のほうが、よく知られているかもしれません。わたしも、これまでヒイカとしか呼んだことがありません。
このヒイカは、北海道以南の沿岸でよくとらえているようで、東京湾でも季節によってスッテや小型のエギをつかった夜釣りで集魚灯をつけて狙われています。
ヒイカの特徴は、ずばり安いということかなと思います。スーパーで生のイカが売られているときに小型のスルメイカやヤリイカがよく見られますが、これよりヒイカのほうが安い気がします。これは漁獲される量ゆえなのかもしれません。
今回のヒイカも、7杯(317g程度)入りで、なんと、217円。消費期限までは数日あり、鮮度が悪くなって売り切りたいというわけではないのですが、この値段です。
ジンドウイカ(ヒイカ)を料理する
このイカの場合、料理と言っても、下ごしらえはそれほど難しくありません。
ジンドウイカ(ヒイカ)を焼く
たとえば、焼く場合。塩をふって水道水で洗い流し、水気をぬぐうだけでOK。目玉の水晶体が気になる方はのぞいておきましょう。
軽く日本酒をふってオーブンで焼きます。魚焼き器でもいいと思いますよ。我が家は、トースターを引き続き利用しています^^
レモン汁と醤油をかけて丸ごと食べると、実に美味。ホタルイカにすこし似ていますが、うまみはホタルイカのほうがある気がします。たべる季節のせいもあるかもしれませんね。とはいえ、実に美味
ジンドウイカ(ヒイカ)のトマトパスタを作る
まず、胴体を切ると、このように薄い骨があるのでとりのぞいておきます。眼の水晶体も念のためとっておきます。
フライパンにオリーブオイルをしき弱火にし、ニンニクと唐辛子を炒めて風味をつけます。
次にみじん切りの玉ねぎを投入。
ここに、ざく切りしたトマトとヒイカを投入します。トマトの皮をむいていれるとさらによいですが、まーよいでしょう。どんとこい。この手のパスタを作る際は、トマト缶より生のトマト(加熱すると旨味がでやすい種類)を選ぶとよいです。
味付けは、おなじみ、シェフの隠し味クレイジーソルト&白コショウ。
それと、裏技的に、イタリアンではあるが、ナンプラー。ナンプラーやニョクマムやしょっつるはよくパスタにつかわれるアンチョビペーストの代替品です。余談ですが、チャーハンをつくるときにナンプラーで味付けしてレモンをしぼって食べると激うまです。
そして、白ワイン。ワインを飲みながら料理をつくるとたのしいんですよね。このワインはやや甘めです。イオン系列でよく売られているようです。
と、このように、ソースを煮詰めつつ、
アルデンテよりやや固めにゆであがったパスタをそのまま投入。このときにオリーブヴァージンオイルを一回し入れ、パスタのゆで汁(塩分ふくむ)をお玉一杯程度いれるとソースの油分が乳化して麺とソースの一体感が出ます。オリーブオイルを入れる量はもこみち流ほどでなくてだいじょうぶです。
盛り付け。はじめに麺を盛り付け、そこに具をのせ、細かめのチーズと白コショウとイタリアンパセリをトッピング。
もぐもぐ。これはうまい。イタリアンのこじゃれレストランでちまちま食べるよりは、自宅でこのようにつくり、ばくばく頬張って食べるとパスタも実にうまいなーと思います。ヒイカもそれほど加熱していないので触感がいいなーと。
まとめ
生でも、安いイカといったらヒイカです。刺身でも焼いても煮てもイタリアンでもうまいという庶民の味方。みなさんもこんどぜひためしてみてください。