最近、近所のスーパーの海産物の品ぞろえがいいという話をしました。買わず嫌いといえば、貝類は買わないなーとおもい、先日茨城産の活ホッキガイを買ってきました。ホッキガイ(北寄貝)という流通名が一般的ですが、ウバガイという名前が標準和名のようですね。ボイルされた加工品はよく見ますが、活きたものは関東では珍しいので、ほくほく買って帰りました。198円。ずっしり重いです。北海道産のものはより高価なようですね。
ホッキガイを料理する
ちょうどこぶし大ぐらいの大きさですね。ハマグリが巨大化したような風貌です。
合わせ目もしっかりしていて新鮮そうです。
岩ガキなどを食べるときにつかう殻剥きナイフ(刃が鋭くなく頑丈なもの)があると便利です。これがあると、テトラや磯についたフジツボやらをとるのにも便利なので、アウトドア派の方はもっていてもよいかも。マイナスドライバーでもなんとかなりそうではあります。
隙をみて貝の合わせ目にナイフを差し入れると、キュッ!と殻がしまりますので、内側にそってずりずり刃をいれていき貝柱をカットすると、殻がひらきますよ。
ぱかり。むけました。
一旦身を取り出します。砂を含んでいることがあるので、真ん中に切れ目をいれて内臓の汚れを流水で流しとります。
寿司ネタによくつかわれる脚は刺身にしたらうまそうだなということで、カットとしてよけておきます。
手にもつとダラリとしているので、これをまな板にたたきつけると・・・
筋肉が緊張して固くなります。刺身にするときはこの工程をいれるとよいようですね。
本体は焼き物ようにカットして殻に戻します。
焼きホッキガイ
そんでもってこれを網の上にのせ、日本酒をすこし垂らして加熱し、仕上げに醤油をたらしすこし焦がします。うーん、いい匂いですねー。
できました。手前は刺身です。お好みでレモン汁を絞るとさらに風味が増してうまいですよ。日本酒によくあう味ですね。
まとめ
ミル貝等の大き目の貝をみると、ちょっと調理がめんどくさそうだなとおもって敬遠してしまいがちですが、もし活きたものが売られている場合は、買いだなと思いました。処理もかんたんですし、なによりうまいです。みなさんも一度ためしてみてはいかがでしょうか。
今回は、刺身と焼き貝にしましたが、ホッキガイはゆでると甘みが増すようですので、さっと湯を通して刺身にしたりするのもよさそうですね。あとは、カレーにいれてもおいしいようです。茶碗蒸しの具やパスタにもよさそうですね。
ではでは。