どーも平田です。ボンカレーの中辛が心の底から好きです。
さて、今回は野島の沖堤防にいってみた話です。
台風でORETSURI野島沖堤防釣り大会がキャンセル
9月22日に俺釣り早川さん主催で、野島の沖堤防にいこうとしたときがあったのですが、台風の影響によってキャンセルになってしまったことがありました。南無。
無念なり無念なりああ無念なり。
この世において、いけなかった釣り、釣れなかった魚ほど無念なものがあるだろうか。いやない。
エギングロッドを買おうと思ったら
そんなときにTwitterでDMをいただいた青木さんが人材ビジネス周り出身だったということもあり、Facebookでつながり、アオリイカを釣りにいこう。釣れてるから野島の沖堤防いこうということになりました。
野島の沖堤防は金沢八景(野島公園)の村本海事さんから渡し船が出ているのですが、Twitterをみるとたしかに絶好調とのこと。ほくほく。
イカ刺しに墨肝バター炒めに、と妄想が広がります。
この青木さんですが、適当に釣りをやっているわたしからするとかなり哲学派で、詳しく、エギングロッドやその他タックルについていろいろ教えてくれます。
わたしの場合、汎用タックルで目をつぶってしまうことが多いのですが、たしかにタックルで釣果は変わりますよね。
で、いろいろやりとりをして、安めで秋イカに向いているという、メジャークラフト クロステージ CRK-832ELを上州屋渋谷店に買いにいったところ、エギングロッドがほとんどない。
店員さんに、「エギングロッドってこれだけですかね?」と質問すると、
「あーすみません。実はうちは10月決算なんで、新規の仕入れができないのと、エギングシーズンなので、売れてしまったというわけです。渋谷東口店でしたらまだあるかも」
とのこと。
お、おう。
で、渋谷東口店にいったものの、それほどなく、ジエンド。
エギとエギバック+ラピノヴァX0.6号+ファメルフロロリーダー8ポンドを購入し、ロッドは青木さんにお借りすることにしました。
当日は中潮。朝方が高水位ですのでそのあたりを狙う手筈です。
村本海事の待ち合わせ場所で、じいさまに説教される
写真は金沢八景シーサイドライン駅からみた平潟湾と朝日。
野島公園の村本海事さんに7時過ぎに到着。
8時出船だったのですが、船が出る前に青木さんにレクチャーしてもらう予定でした。
とはいえ初対面なので、誰が青木さんかわからずに船着き場にいるベルセルクの傭兵じみた玄人っぽいみなさんにむかって、「おはようございます!」
と挨拶したところ、傭兵玄人っぽいみなさんがじろりと見てきます。
( ゚Д゚)
あ、やべえ。アウェーだこれ。
ライトな俺が来てはいけなかったのかも。
と、そのなかのじいさんが険しそうな顔をして詰問口調で、
じいさん:「にいさん、カッパは?」
わたし:「あ、はい、ウインドブレーカーと長靴はいてきました」
じいさん:「下は?」
わたし:「え?」
じいさん:「カッパの下だよ」
わたし:「え?あ、はいもってないです」
じいさん:「ダメだよ!かぶるよ今日は!沖堤甘く見ちゃだめだよ!」
わたし:「お、おう」
じいさん:「船に余ったのがひとつあるからはいてきな!」
わたし:「あ、はい」 なんだいいひとじゃん( ;∀;)ありがとうございまーす。
このあと、受け付けは事務所でということで事務所にいったところ青木さんに会い、目の前の運河で一通りエギングレクチャーを受けて、じいさんから受け取ったカッパを装備して乗船しました。
※初心者は村本海事さんのページでチェックしてからいくとよいです。いのちだいじに。あと、じいさんは村本海事の方でした。あれは愛だな。
野島の沖堤防上陸
比較的遅めの船なので20分くらいかけて野島の沖堤防に到着します。
波があるので、なかなか船が接岸できず、最初の堤防では5回ほどくりかえし接岸していました。
おーすんごい波かぶってるじゃん。
こ、ここに上陸するのか…
ふつーに危険のような気も。
上陸。今回はおそらく「はなれ」というとことです。
国土交通省による看板があり上陸禁止、なにがあっても補償しませんという文言がみえます。渡船とこのあたりはどのような話し合いになっているのでしょうか。
野島の沖堤防でエギング開始
タックルもセットしてレッツエギング。うお、波すごい。
すこし奥に進もうとしたら、
「そっちいっちゃだめ!」と注意されます。
で、足払いのように横から迫る波。
たしかにいっちゃだめだ。
これはベテランに連れていつてもらわないとダメな釣り場だな。
長い堤防でも波が強くあたりかぶるところが決まっているようです。
ここで、ひざぐらいまでの波をしこたまくらい、長靴の中がゲームオーバーになりました。
ゲームの世界であればここでリセットすれば、オートセーブされたところから再開ですが、現実はそう甘くありません。リアルをなめんな。
ひざ下の波でも柔道の足払いレベルの力があるので、油断すると流されます。
もし行かれる方は、ライフジャケット(村本海事さんでレンタルはできます)はしっかり装備し、足元はスパイクシューズやフェルト底のウェーダー等すべらない装備で細心の注意でいかれてください。
夏は滑らないギョサンもよさそうですが、水温が低いときはフェルト底のウェーダーがベストかと思います。
ふりむいたところ、この通り。
波がざっぱーん。
クロダイの50センチ級をへチ釣りで釣った方がこちらに近づいてきたので、よくみたら波による足払いでスリップしていました。
潮が引くと、この通り釣りやすくはなります。
んーあたりがない。
ボーズ&心身の疲弊
船が12時に迎えにきてくれるのですが、わたしはゼロ。
青木さんはいいペースでアオリイカとコウイカを釣っていました。しゃくりがうまい。
はじめて本格的にエギングをやってみてわかったのは、底をとるのが難しいのと、しゃくりがよくわからないという点。
コウイカもアオリイカも底付近が主なポイントだと思うのですが、なかなかうまくいきません。
「手首がいたくないですか?」と、青木さんのお知り合いのテスターの方にお聞きしたところ、
「いや、いたくないです。力の入れ方ですね。最初しゃくった後は力入れないんで」とのこと。
お、おう。
なーる。よくわからんけど。
とりあえず堤防でもなんでもエギングの場数を踏まないとダメなようですな。
このあと青木さんとお知り合いは干潮からのアゲを期待して午後もやるとのことで、はじめての経験に心身ともに疲弊したわたしは、今回はここで帰還です。
居残るみなさん。
このあとも十数杯つれて大漁だったようです。すごいな。
このあと野島公園駅前の地魚料理やすらぎで、地アナゴの天丼をたべ、人心地ついて、帰路です。
激うま地アナゴ天丼の写真をとることも忘れた疲労具合でした。
アオリイカとコウイカ(スミイカ)料理
写真は、青木さんにもらったコウイカとアオリイカ二杯です。
触手がひょーんと伸びますね。
コウイカは背中の甲をまず出します。
包丁で背中にすーとっと切れ目を入れ、
甲を出す。
甲がでました。
で、部位で取り分ける。
~中略~
イカの刺身は柑橘をしぼると醤油がなくても甘みがひきたってうまいですよ。
コウイカの墨肝バター炒め。このあたりの調理方法は過去記事をご参照ください。
そうそう、アオリイカって色が目まぐるしくかわるんですね。ではでは。