みなさん、はじめまして。
はじめてORETSURIに寄稿させて頂きます。「もぐりやぼーい」こと大谷賢史と申します。
「もぐりや」とは「潜り屋」。
簡単にいうとダイビングのことです。
メインの仕事は別業種ですが、釣り好きが高じてダイビングインストラクターにまでなってしまった釣りバカですw
エサ釣りもルアー釣りもザリガニ釣りもこだわりなく大好きな「永遠の中2」です。(本当は今月で37歳妻子アリ)
日本の旬に合わせた楽しい釣りをご紹介しながら、みなさんと一緒にワクワクしていけたらいいな、と思っています。どうぞよろしくお願いします。
GWに東京から下道1時間半で渓流なんて行けるわけない!?
「よくあるんだよな~。安近短とかいって、本当は1時間半じゃ着かないとか~。」
「アメブロとかにある釣りの個人ブログなんて参考程度だよなー」
なんて思うことはありませんか。
ということで、5月5日子供の日、午前6時にグーグルマップを開いてみました!!!!
あれ、1時間31分っ!?
さっきまで1時間26分だったんですよ。これが。
ま、だいたい1時間30分ということです!
この通り、本当に東京から下道経由1時間半で本格渓流に行けるのです!
午前中に雨が降り、午後からピーカンに晴れた休日など、オススメしたいスポットがココです!!!
特にGW期間中は、幹線道路は混雑しますので県道などを経由するとより渋滞回避できます。
私は、板橋区の下赤塚から出発したのですが254号線(川越街道)を極力使わずに裏道経由で、463号線(浦和・所沢バイパス)に入り、県道179号線を経て瑞穂町にはいりました。
平日は激混みの金山町交差点、開かずの踏切で有名な西武線踏切ですが、GW期間中は通勤ラッシュはありませんので空いていました!ノンストップでした!いえーい!
「渋滞でイライラするくらいなら、うちでゴロ寝してた方がいいわぁ~」
な世のお父さん。大丈夫ですよ。釣り行けます!
GWなんだから飯能河原なんかで家族サービスBBQ&釣りなんかをして、ここで家族サービス貯金を貯めて、来週から本格的な釣りに行ってもいいですよね!
空には大きな入道雲! 仕事してる場合じゃないじゃん!!
5月4日、GW真っ只中ではありますが、貧乏暇なしな私は9時に青梅市で1件だけアポイントがありました。
「さあ、帰って寝んべかぁ」
と、思っていたら、上空には夏を思い起させる真っ白な入道雲!!
キュピーーーン!
と、テンションがワクワクモードになり、グーグルマップを開いてみました。
奥多摩は良い渓流がたくさんあるが、一本道で下りはもう渋滞しているなあ。
川も人だらけで10時過ぎに入渓できるポイントは限られてしまうよなあ。
どうしようか?残念だけど、このまま帰るか?
ん?
青梅市役所の山を越えた北側に1本川が流れているぞ?
成木川?聞いたことないな???でも放流事業もされているぞ。
よし!
行ってみるっきゃない!!!
成木川へ
出典:http://www.okutama-fc.co.jp/
成木川は埼玉県を流れる川なのですが、多摩川に近いこともあり奥多摩漁協に属するとのこと。必ず遊漁券を買って楽しみましょう。
県道53号線経由で山を登っていくと、道路は舗装されたとてもきれいな道。
ライダーも多く気持ちよさそうです。
道中すれ違うライダーは非常にマナーがよく、追い越しもしないし、スピードもあまり出したりしない模様。
釣りもバイクもやっぱりマナーがよいと、お互い気持ち良いですね。
青梅市から15分くらい走ると成木川の渓流がひろがります。
車を降りて10秒で川に降りられるので、とても便利。
渓相は大石がゴロゴロし、適度な落ち込みもあり、中々。
ただ魚は見えない模様。
石をひっくり返すと、小さな川虫がチョロチョロしているので、都心からすぐの川だが、川はちゃんと生きているとは思うんですけどねー。
2、3か所ほど駐車スペースがあったので川を覗いてみたのですが、竿は出さずせっかくなので源流まで行ってみよう!
ということに。
県道202号線の脇道に入ると、のんびりした山間の集落の雰囲気に。
川を覗くと、流れはちょろちょろ。
大丈夫かな~?という気持ちを押し殺して、山を登っていきます。
途中から杉林の山道となり、やがて落石ころころの険しい道となる。
それでも道は舗装されているので、車で楽々行けるので楽チン!
独りぼっちの源流は心細くなるものなのですが、木漏れ日があったりするので、成木川は心細くなりませんよ。
ビビりにはこれくらいがちょうどよいかもw
いるいる~、成木川大滝で魚影発見!
‘いかにも‘なポイントに到着。
道路からの高低差は5メートルくらいあったのですがが、滝上にある先人の踏み後をたどれば、運動音痴の私でも安全に降りられました。
登山靴があればベストですが、持っていませんし個人的には長靴で大丈夫でした。
手前の浅いところに15cmくらいの黒い魚影を発見!!
くねくね~としていたことから、イワナかな?と感じましたが、場所を考えるとヤマメかもしれません。
まあ、どっちでもイイんですけどね。釣れればw
今日は釣り鈎に付けられるようなサイズの川虫が取れなかったので、ルアー釣りをすることに。
見えた魚が小さいし、川も小渓流なので全体的に魚は小さいかなと考え、一投目はブレットンのOLDスピナー。
某中古釣具屋さんで¥108でした。
個人的な渓流魚釣ったことあるランキングは
1位 スピナー 80%
2位 ミノー 15%
3位 スプーン 5%
で、圧倒的にスピナーが釣れています。
渓流ルアー釣りを本格的に始めるまでは、
「は?スピナー?『釣りキチ三平』が使っていた旧時代のク〇ルアーでしょ?」
「ゲルググの時代に旧ザクでガンダムに挑むようなものでしょ?」
と、思っていたのですが、アップでもアップクロスでも、ダウンでも何でもイケちゃう万能ルアーでした。
すんませんでしたっスピナーパイセン!!!
とうことで、スピナーをパシュっと!!
ぐはぁぁ!!
やべー。思ったよりも数倍流れが速ぇぇ!
ブレットンの一番小さいスピナーだと、全く沈まず水面を滑走してしまうという。。。
「ええい!成木川の滝はバケモノか!!」
「見せてもらおうか、アンリパのミノーの性能とやらを」
はい。
ということで、アングラーズリパブリックのアレキサンドラに交換してパシュっと。
アレキサンドラはそこそこ重みもあり、私が持っているミノーの中でも一番激しく動き回ってくれる大好きなルアーです。値段もそこそこでシングルフック2本が標準装備なのも楽なんですよね
ポチャ。
おーし!イイトコ入った!!
ジャクジャク。
ジャクジャク。
おっ!追ってきたぞ!
ジャクジャク。
ジャクジャク。
からのストップ!!
ぐはぁぁ!!
見切られたぞ!!
終わったな。
渓流はリトリーブ距離がみじかいので短時間勝負が鉄則です。あとすれるのもハヤインデスヨネ。
今回の小滝壺ポイントですとおそらくルアーのアピール距離は長くて3メートル。
食わせるのはルアー立上りから1メートルくらいでしょう。
3~4回ジャーク&トゥイッチし、
「よし!追ってきた!」
「てか、もう距離ないわ~」
と、チキっただけなのに、
「おし、ストップで食わすぞ!」
とか誰も周りに釣り人なんかいないのに、チキッた言い訳をしてストップをかけるとこうなります。
チーン♪
渓流に幻の鐘がなったわけです。
※もちろん、上手い人は意図的に「ストップ&ゴー」で食わせの間を作ってやり、HIT!させるテクニックもあります。
その後、カラーを変えたり、流すゾーンを変えたりしましたが、
魚は天岩戸にお隠れあそばれた模様でございました。
さようなら。。。
帰りがけ、フライマン発見したので、勇気を出して話しかけてみましたよ。
「なんどかフライに出たが、魚が小さい。」
とのこと。
ほほう。
やはり居ることは居るのだなー。
GW前半のプレッシャーが予想以上にあったってコトかな?
名栗川(入間川)の源流へいってみた
車にもどり県道53号線をまた北に進み、少し行くと県道70号線にぶつかります。
ここを左に曲がり名栗川(入間川)にそってのぼっていくことに。
この名栗川は、川遊びとBBQの隠れたメッカです。
飯能駅近辺から名栗川最上流域までBBQ場でいっぱい。
まず満員で入れないことはないと思うのでオススメです。
川も膝下くらいの水深のところがメインで、幼児でも安心して遊べます。
食材は事前調達や飯能駅近辺で調達することがベストですが、
川の目の前に「エコス原市場店」という
「BBQ客大歓迎!なんでもあるぜ!」
というイケてるスーパーがあるので手ぶらでもOK!
住所: 〒357-0125 埼玉県飯能市大字上赤工峯ノ北32-1Googleマップで見る
電話番号: 042-977-1161
営業時間: 10:00~22:00
出典:http://www.eco-s.co.jp/store.html
しかし、今日はソロ釣行です。
家族連れのにぎやかな歓声とお肉が焦げるうまそうな匂いを後方に飛ばしてひた走ります。
名栗湖の手前で「さわらびの湯」の交差点を右方向に直進。
家族連れ、カップルなどは釣りやBBQの帰りに、この日帰り温泉に寄るのもよいと思いますよ!
「さわらびの湯」とネットで検索すると100円割引クーポンが出てくるので、大人700円で楽しめるのも魅力!
温泉に入る分かれ道はちょっとわかりにくく、失敗すると名栗湖まで行かないとUターンできないので、事前にストリートビューで調べておくのが、彼女にモテる秘訣です!
名栗川源流はココ!
綺麗で気持ち良い県道53をひた走り、
「大鳩園キャンプ場」の看板が見えたら左の細道にはいります。
「大鳩キャンプ場」とその先にある「白岩渓流園キャンプ場」は大人気で河原はもちろん、道路っぱたにテントを張って眠る猛者までいます
少し行くと川は二股に別れ、右にいくと人気釣り場の「山中入り」。まっすぐいくと「白岩沢」。らしい。
「山中入り」は先行者が居たので「白岩沢」に。
ふわ~~。
なんじゃコリャ。
林道を通り抜けると、急に巨大な人口建造物が眼上に広がる!
ダムや堰堤でもなく。。。
何なんだろうか?
少しの間あっけに取られていましたが、
釣り開始!
※「白岩沢」は禁漁区や立ち入り禁止区域があります。きちんとルールを守って釣りをしましょう。
ちょっと暗いですが、こんな細流です。
流木や倒木がいっぱいありますので、大水がでたのかな?
こういう山岳小渓流は雨後がベストと聞くが今日はどうかな?
渓相はイワナ系の渓相だが、標高的にはヤマメかな?
ルアーは立上りの早い「スミス ARスピナー」かな?
アピールの強い「アンリパ アレキサンドラ」か・・・・・・?
プレッシャーが高いから敢えてのジョイントミノーか・・・・・?
試行錯誤しながら釣り上がること30分・・・・
いやー、目には青葉。青空に天然の藤の花がなんとも綺麗だ。
ああ、空気もおいしい。最高のリフレッシュだね!
まとめ
なんと、はじめての寄稿からボウズでしたーーー。
長々知ったかぶりましたが、結局釣れませんでした。
すいませんしたっ!!
大変お恥ずかしいっ!!
今回は初めて行った「成木川」「名栗川源流『白岩沢』」をご紹介しましたが、渓相はまずますでした。
道路から徒歩30秒で入渓できるのは超楽チンですが、その反面、趣に欠ける点でもあるかもしれません。
ただ、雨後の増水後に爆発するという情報がありますので、
ああー、これじゃ川は濁流だなーというようなときに、もう一度リベンジしたいと思います。
渓流釣りを手軽に初めて見たい方、腕に自信のある方、BBQや温泉ドライブのついでに本格的な渓流釣りがしたい方、
急に思いついたときに東京から約1時間半で行けるお手軽なスポットです。
新緑の気持ちよい季節。
ぜひぜひ、次の釣行の参考にして頂けましたらうれしいです。
※ウグイでも釣って「貴殿でしたか」って言ってみたかったわwwwリベンジ決定です!ワクワク。
大谷賢史
■当日のタックル
ロッド:ラミグラス(米国製)5.6F/ライトクラス
リール:シマノ ソアレ1000
ライン:フロロ0.8号
ルアー:スピナー、ミノー類
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