どうも。先程、冷凍ご飯を温めようとオーブンレンジにセットしようとしたら、手から滑り落ちてしまい、レンジプレートを割ってしまった上月です。
まあ、そんな大した値段じゃないだろうと調べてみると、5,500円前後するんですね。午前タチウオ乗船できちゃうじゃん・・・!
そんなわけで、しばらくチンできない生活となりそうです。
さてさて、今回は松輪 間口港 伊仁丸での、カカリ釣りイシダイ釣行のお話です。
個人的に、過去最も準備に時間をかけた釣りとなったので、そのあたりから書き始めてみますかね。
話は元旦から始まった
2021年の元旦、ORETSURI編集長 平田さんが今年やりたい釣りについての記事をアップしたんですね。
記事中の「2キロ以上の石鯛を船で釣る」について、実は僕も冬場に釣れるイシダイの味に魅了されており、かつ三浦半島の胴付き仕掛け釣法(カカリ釣り)に興味を持っていますよーと連絡したんです。
で、船宿を調べたり、タックルはどういうものがいいんだろうと等のやりとりをした結果、2月某日に仕立てましょうという話になりまして。
仕立てましょうというか、ネットで調べる限りは、基本仕立てしか見つからなかったというのが正確なところですが。
伊仁丸はみた感じ6-8人程度の乗船が限界で、仕立ては5人から。
そこで、平田さんから声がけをしてもらった結果、あっという間に人が集まりました。あとは、道具を準備して当日を待つだけ・・・だったんですが、事件が起きたんですね。
石鯛餌が手に入らない
釣行日まで1週間を切った某日、平田さんより連絡をもらいました。
「石鯛は出船中止に。さきほど、お父さんから連絡があり、餌を取る人がコロナになって仕入れが出来ずと」
許すまじ、コロナ・・・
ここから、参加メンバーで、コマセ系を含む別のイシダイ狙いにするか、そもそも釣りものを変えるか等の議論が行われたんですが、「餌は自分たちで調達して、伊仁丸でイシダイを狙う」という結論に至りました。
どんだけ、カカリ釣りで狙いたいんだよ、と。
まあ、そんだけ狙いたいんですね。
なんなら、やりとりする中で「コマセ含めて検討」等とコメントしていた僕ですが、内心は「絶対餌調達、それ以外はない」と心を燃やしていました。
さて、じゃあここでイシダイの餌をどう調達しようかという話になるわけで。
元々は、イシダイの特餌として有名なオニヤドカリを船に準備にしてもらう予定だったので、まずはそこから調べてみると、全然売ってない。びっくりするくらい売ってない。
仕方ないので、次によく使われているらしいムール貝を購入することに。スーパーで、冷凍はすぐ手に入りますしね。
ただ、ここは平田さんが釣り仲間パワーを発揮し、知り合いの水産会社さんから生の食用ムール貝を仕入れることになりました。
あとは、せっかくなので、自分たちで採集にいってみようかと・・・!
イシダイ餌を求めて三浦半島へ
ここはどこだと。
三浦半島です。
船宿もさることながら、いくつか手漕ぎボート屋が点在し、僕も数年前はよく通っていました。
で、今回はこの三浦半島の小磯で餌になりそうなものを採集しましょうという運びに。
参加者は平田さん、僕、僕の息子、そして仕事仲間のエンジニア1名。
なんでエンジニアがって話なんですが、磯採集するよって伝えたら、おもしろそうといってやってきたんですね。
当日は夜明け前干潮、昼過ぎ満潮だったので、昼過ぎで潮が引いてくるのを待ちながら狙おうと。
平田さんとは、昼にバス停で待ち合わせ。バスからは女性陣がたくさん降りてきたんですが、その中から一人、タモ網を携えた武将が降りてくるというわけですよ。
「武士の心がけとしては、その場に臨んで始めるようでは駄目だ。」
武田軍、赤備えで有名な山県昌景の言葉ですが、それを体現しているわけですね。たも網をもってバスから降りてくるんだから。
よくわかんないけど。
とまぁ、そもそもイシダイ釣りの話なので、ここからは手短にいきます。
カメノテの採り方・注意点を教えてもらったり
ショウジンガニを釣ろうと必死になったり
波間にかろうじて見える赤備えのカニ1匹を仕留めようと、30をとうに過ぎたおっさん3人と小3(息子)がやんややんや騒いでるわけです。
こんな調子で夕方までひらすら採集を続けました。
なお、磯採集する場合は、そこにいる生き物を根こそぎとることはやめましょうね。
節度をもって採集、それが大事です。
こんな具合に取れました。
カメノテ 、マツバガイ、ショウジンガニ(1匹)、とにかく小さいカニ等。
まあ、別ルートのムール貝もあるので十分でしょう。
釣行は2日後なので、こいつらをジップロックに詰め冷蔵。
なお、当然のことながら、「味もみておこう・・・」と。
イシダイの気持ちになるためには、その味も知っておく必要があるわけです。
おっと。
あろうことか、平田さんが割り箸釣竿とタモ網を駆使してなんとかゲットしたショウジンガニもつっこまれてますね。
これに火を入れ・・・
暴れるショウジンガニ
諦めるショウジンガニ。
しっかり食べてやるからな!
さて、これらを出汁に味噌汁にしようと思っていたんですが、時刻はすでに19時を過ぎていまして。
おかずを作るのが難儀だったので、上月得意の「出汁をとって、それをお湯がわりにレトルトラーメンを作る」方式に変更しました。
このやり方だと、塩の量とかそういうの諸々気にせず、さくっと美味しく食べられちゃうんですね。
どーん。
ショウジンガニとカメノテのラーメン。
結局、ショウジンガニは息子の胃に収まっていきましたけどね・・・!
感想を聞くと、「うまい!」の一言。
もうちょっと、こう、どんな風にうまいかとかね、教えてほしいよね。
なお、カメノテは初めて食したんですが、これはちょっと驚きの味ですね。
カニ・エビ・アサリあたりがミックスされた、旨味の塊というか。
想像の5倍くらいうまく、磯近くにいったときはまた採らなければと、使命感を帯びる味。
出汁も、磯の香りが漂いうまみがいい具合に溶け出しており。これはスープ完飲ですよ。
欠点は、歩留まりが異常に悪いことかな。
カメノテだけでお腹膨らまそうとすると、50個は必要になりそう・・・
おっと、そういえば、ムール貝の受け取りも必要ですね。
都内での受け取りということで、僕が車で取りにいきました。
ムール貝25キロ
なんだこの量は・・・?
その重量、25Kgなり。
そんなわけで、準備万端で釣行当日を迎えます。
いざ、剣崎沖へ出陣
当日朝、平田さんを逗子まで迎えにいき、そこから三浦半島をひたすら南下して間口港へ。
車中、平田さんはひたすらAmazonプライムの「トラック野郎」について熱く語っていました。
今度観てみます。
6時ちょうどに間口港へ到着し、全員集合。
今回のメンバーは、平田さん、ORETSURIフィールドレポーターのマツトモ氏、大井氏、Twitterの募集をみて連絡をくれたMさん、僕の5人です。
車3台で集合ですが、誰も遅刻なくちゃんと集まりました。素晴らしい。
なお、間口港の駐車場が、伊仁丸さんのサイトだとどこにあるのかよくわからないのですが、以下の通り。
赤丸の2箇所に無料で駐められます。
左赤丸の駐車場が満車だったら、右赤丸の駐車場にいく感じですね。
なお、伊仁丸はピンク丸の部分に係留されています。
伊仁丸。渋い
恐らく、普段は漁をしていて、予約があれば遊漁船として動く、そんな感じですね。
100%想像ですが。
ムール貝の箱を船まで運び、船長に挨拶しつつ、準備開始。
今回、全員レンタルタックルも借りることにしたんですが、それはお父さんが車でもってきてくれました。仕掛けなども。
レンタルタックルは振り出しの専用ロッドに、バイキングリール、道糸はフロロ10号です。
バイキングリールは、クロダイの落とし込み釣りで使われるタイコリールと同じようなものですね。ドラグやストッパー等の機構がないシンプルなリールで、ギア比は(多分)1:1。スーパーシンプル。
松輪界隈で伝統的に行なわれている、カカリ釣り(アンカーを下ろし、船を固定して同じ場所で釣りをする)では、昔からずっとバイキングリールが使われているようです。
ドラグがないので、強い引きには逆回転で人間ドラグを駆使して対応すると。道糸の張り具合も調整しやすいんだと思います。
ロッドは、鯉用のノベ竿チックなんですが、穂先だけ柔らかく、それ以外はかなりガッチリ目。
ネットでは9.5:0.5調子等と書かれたりしますが、まさにそんな感じ。
僕はといえば、色々考えた結果、持ち込みでアナリスタースミイカ+オシアコンクエスト200HGにPE2号+リーダーフロロ10号を準備し、レンタルと併用することにしました。
3密ムール貝
ムール貝の剥き方は、出船前に船長がレクチャーしてくれます。道具も貸してくれるので、色々楽ちんですね。
針への付け方も教えてもらえます。
水管に針を通し、捻りつつ、丸くつける、と。まあ、カワハギ用のアサリと同じようなもんです。
石鯛胴突き用船宿仕掛け。サルカンが特殊
こちらは、船支給の仕掛けです。
親針:グレ金14号、孫針:グレ金12号、ハリス:フロロ10号30cm前後、ステイト:フロロ5号10センチ前後、そんな感じ。船宿によっては「がま磯13号」をつかったりするようで。
なお、事前にある程度の仕様は聞いていたので、僕は自作仕掛けも持ち込みました。
というわけで、色々準備したら7時に出港です!
出船前、船長に最近の調子を伺ってみると「いやー、あんま釣れてないねー」の一言。
えっ。
まあ、そこを釣るのが我々ORETSURI勢ですね。きっと、多分。
初めてのバイキングリールに悪戦苦闘
HI・NO・DE
出船時から、全員黙々とムール貝を剥いていきます。貝汁がたくさんで出てくるんですが、気にせずムキムキ。
で、出港から15分しない程度でポイントに到着。
船長がアンカーを下ろして固定したら、スタート!
まずは、レンタルタックル+オモリ25号で挑戦してみることに。
オモリ号数は船長が指示してくれますが、まあ仕立てなんで、よっぽどの差がなければやりやすい重さでいいんじゃないでしょうか。
さて、初体験のバイキングリールでは糸を出すのに手間取ったり。
糸がふけると、すぐにハンドルにひっかかりと、慣れるまでは結構大変です。
これは平田さんの手元
アンカーで船を固定し、スパンカー(帆)で調整するため船首が風上に向き、糸は船尾方向に流れる具合。
このあたりは風の強さやスパンカーの加減で変わってくる気がするので、必ずしもそうなるとは限らないかもですが、この日、糸は終日船尾方向に出ていきました。
水深は終日20m前後。
着底後は、糸をたるませず張りすぎずの、いわゆる「ゼロテンション」でアタリを待ちます。
が、数秒で仕掛けが浮くので、ロッドを煽ったり糸を出してコントロールし、ゼロテンション時間をできるだけキープさせ、ある程度糸がでたら回収して再投入。
それの繰り返しですね。
で、あたりが出たら、タイミングをみて大きく合わせると。
エサの種類にもよるんでしょうが、ムール貝の場合は基本すぐに取られてしまうので、即アワセがよさげです。船長も「ムール貝なら即アワセ」といっていました。
さてさて、アタリはそこそこあるんですが、どうも貴殿達の戯れのようで、中々針掛かりせず。
したとしても、小さなカサゴやベラだったりと、なんともいえない状況。
そこから、開始1時間もせずに、「巻き取りにくいし、糸もスローにでていくなー・・・」と感じ、持参のタックルに変更。
めっちゃやりやすい。
結局、ここから最後まで自分のタックルで続けることと相成りました。
「クチグロ」のイシダイは突然に
1時間以上、誰にもイシダイが釣れない時間が続き、船長も竿を出したりと。
この日は、右舷ミヨシ:僕、右舷トモ:平田さんだったので、船長はその間に布陣。
まあ、当然ガン見しますよね。
基本的な動きは、自分でやっていた通りですが、やっぱり船長だけあって竿さばきが玄人感溢れてる。
そこから、自分の釣りにも集中しつつ、船長を眺めていると・・・
船長「きた!!」
見るからにに固いあの竿が、コマセロッドのように曲がっているじゃないか。
根から一気に引き剥がし、リールを巻きまくる船長。
ブチ
あ・・・抜けた?
巻き上げてみると、ハリス切れ。
残念。
船長はすごく悔しそうな表情を浮かべつつ、そのまま操舵室へ消えていったんですが、ここにイシダイが間違いなくいると証明してくれたので、俄然テンションがあがるわけですね。
そして、時刻は9時に。
ムール貝をベースに、採集したカメノテを混ぜたりしつつ挑戦しながらも、カメノテはほとんど効果がない気がしてきたので、ムール貝単体に戻してちょっとしてからですかね。
モゾモゾ。
としたアタリがあり、一呼吸置いて大きく合わせを入れる。
と、ズドン!
おぉぉぉぉおおおお!?
これはきたぞ!!??
脳汁ぶしゃあああああああああ
根に潜られるとまずいと思い、リールを巻いて竿先をさげ、ドラグフルロック+親指をスプールにあて、一気に剥がしにかかります。
よし、浮いた!
そこから、ほんの少しだけドラグを緩めたら、ずるずると糸が出ていき、まったく巻けなくなったので、再度フルロックにし、ゴリ巻きにかかる。
PE2号を信じるしかない。
最初は少し糸が出ていき、巻き上げられなかったものの、途中で諦めたようで、ちょっとずつ上がってくるように。
そして・・・
ドーン。
KU・CHI・GU・RO!
あっさり釣れてしまったよ・・・
「おし!!」と空気読まずに叫んでしまうくらいに嬉しかったです。
前述している釣りまでの経緯、スリリングなファイトの結果とあって、ちょっと興奮しちゃいました。
さあ、次いこう次!
と調子良くいけばいいんですが、そうならないのが釣りですね。
さて、この後ORETSURI軍団はどうなったのでしょうか。
全体をみると「良貴殿」を中心にポツポツ釣れる状況
この後、船は2回ほど微妙な移動をしたものの、ほぼ同じポイントで釣りを続けました。
うつぼタン
こちらはMさんが釣ったウツボ氏。
リリースしていたんですが、「持って帰って食べようかと思いましたが、船長のウツボへの憎悪が凄くて、生簀入れたら怒られそうだなと思ってリリース致しました。」(原文ママ)とな。
漁などをしている場合は色々と思うこともあるのでしょう。とはいえ、ウツボは身がプルプルしてて、実は美味しいんですよね。特に冬は。
イシガキダイ
マツトモ氏と大井氏は、イシガキダイや小型イシダイ、いいサイズの口太メジナをあげてました。
この時期は、メジナもおいしいんだよねー。
寒メジナに寒イシダイ、個人的には真冬の二大巨塔です。
僕はというと、クチグロを釣り上げ、精神的余裕ができたことで採集エサ単体で試したり。
カメノテは前述の通り沈黙を貫き通したものの、マツバガイは優秀で、投入ごとにアタリがある状況。
が、針掛かりせず一口かじられる状態が続きました。
船長も、マツバガイを使って同じような状況だったようで、噛み跡と石垣鯛の口を見比べて「多分、こいつが食ってるとおもうんだよな〜」と分析してました。ふむふむ。
小さいカニも、ちょこちょこアタリがあり、ベラが釣れたり。
とかしてる間に、マツトモ氏がどーん、とな。
帰港後に測定したときの写真。身のハリがいい
こちらも、お見事なイシダイ。そんで大井氏にも、ドーンときたと思ったら・・・
こちらも帰港後に測定したときの写真
良型貴殿(タカノハダイ)ですね。
というわけで、昼過ぎまでに、イシダイではなくともみんな何かしらの引きを楽しんだわけです。
ただ一人を除いて。
「どうした、平田」
そう思いますよね、わかります。
僕も思ってました。
出船前に「俺が全員分のイシダイちゃんと釣るからさ〜」とニヤニヤ話していた平田さんですが、沖上がりの13時を目前にして、まだ小さめの貴殿類しか釣れていないと。
そこに、笑顔はない。
船長が、平田さんに気を使ってなのか、明らかに13時すぎても何もいわずに、釣りが続けられる。
前日の朝7時以降、ずっと寝ていなかった僕はこのあたりで強烈な眠気に襲われ、竿を落としそうになったり。
そして13時半、「あと10分で上がりましょう」と船長が口を開き、何も起こらないまま13時40分納竿。
おい、帰りの車中どうすればいいんだ。
とまぁ、色々あったものの、終日釣りやすい天候で、とても楽しかったです。
まとめ
全員分の釣果
上の写真、マツトモ氏、大井氏、僕で並べたんですね。
なんとなく平田さんのカサゴを並べないでおいたら、写真を撮ろうとした平田さんが「おい、俺のカサゴを仲間外れにするな」と並べ直したのはここだけの秘密です。
▼平田さんのカサゴは味噌汁の素材となったそうで
なお、文中に書いてないですが、左上のウマヅラは僕が地味に釣り上げ、お持ち帰りしました。
僕のクチグロを測ってみると・・・。
こんな感じ。夢の2kgオーバーには遠く及ばず。
マツトモ氏のイシダイは・・・。
こんな感じ。
サイズは僕が釣ったものより少し小さいものの、身はこっちの方が分厚いような。
大井氏の良型タカノハダイは・・・。
こんな感じ。
そもそも、そんなに釣ったことない魚ですが、このサイズは初見。お見事。
帰りの車中、平田さんと僕は当然反省会になったわけですが、その結果や個人的な考えをまとめると以下の通り。
- 針のサイズは状況やエサによってサイズダウンし、色も金じゃなくて黒なんかありかも(特に、マツバガイを使っているときは針を避けているのが顕著だった)
- タックル持参する場合、リールの道糸はPE2号がベスト(平田さんは4号で、めっちゃ潮受けしたとのこと)
- ロッドはテンヤスミイカ用で強度的には代用可能(しかしながら、穂先の繊細さは要チェック。僕のアナリスタースミイカは明確にアタリがとれたが、平田さんの海人スミイカでは穂先が太くアタリが取りづらかった様子)
- 当たり前だけど、エサはやっぱ特エサの地位を保持し続けるオニヤドカリがいいはず(近くで別の船がオニヤドカリ使っていたんですが、ちょっと比較にならないくらいイシダイを釣っていた。ポイントもあるだろうけど、餌の差も大きんだろうなーと)
- オモリは多少流されようが、底が数秒取れる範囲で軽くする(海底は岩礁系の根回りで、25号〜40号で試した結果、25号は終日根がかりなしで、流されつつも釣りができた)
ざっくり、こんなところですかね。
また、シンプルに大きなイシダイを釣りたいのであれば、数が釣れるコマセ五目等の方が確率高い気がしますが、個人的には釣りの趣向として、このカカリ釣りは激推しです。
集中してアタリを取りにいき、タイミングを図って一気にあわせ、タックルを信じて根から引き剥がす、この一連の流れがとても楽しいんですね。
まあ、1匹しか釣れてないんだけど。
間口港・伊仁丸の情報について
最後に、興味を持った方向けに伊仁丸さんの情報をまとめておきます。カカリ釣り関連は、なにかと情報少ないので。
- 平日/土日ともに仕立ては5人が基本なものの、乗合も受け付けており、一人でも出船可能(それぞれ値段が違い、一人出船だと20,000円、餌代はいずれも別途)
- レンタルタックルは1,000円で、借りると仕掛け類は使い放題
- トイレは床に穴があいているダイレクト方式なので、気になる人は事前に色々すませるのが吉
- 最大乗船人数ははっきりしないものの、恐らく8人ぐらいまでは大丈夫とのこと
- 船長は、ぱっと見無愛想に見えるけど、とてもいい人で、聞けばなんでも答えてくれる
- 小型船なので、普段大型船に乗ってる人はその感覚で臨むと多分酔う
- 海水循環パイプはないが、大きな生簀があるので魚はそこに入れておく
- 血抜き処理は、帰港後に船長がやってくれる
- その他、駐車場や船の場所、仕掛けは先述の通り
※コロナ禍だと乗合は休止中とのこと
皆さんも是非、カカリ釣りイシダイに挑戦してみてください。
では!
当日のタックル
- ロッド:アナリスタースミイカ
- リール:オシアコンクエスト201HG
- ライン・リーダー:PE2.0号・フロロカーボン10号
- 仕掛け:船宿仕掛け、グレ14号+グレ12号、フロロカーボン10号