「ふはははは。あの海を漕げばわかるさ」で、おなじみの平田水軍ですが、
先日、オフ会を金沢漁港の相川ボートさんで開催しようとしたところ、奇特にもドタ参ふくめて8名ぐらいの方が参加されるということで、ドキドキしていたわけです。中には、手漕ぎ最強『平田水軍Tシャツ』を装備して参加すると意気込んでいた方も。
が、
手漕ぎボートは、風によわいんですよね。
いくら風に地形である金沢八景界隈とはいえ、かなり吹いていたので当日は出船できず。。。
ということで、各自、それぞれ修練に努めることにしました。
逗子・葉山某所でチョイ投げ釣り
ということで、逗子・葉山の某所へ。
友人のきのっしーと一緒です。
ド干潮。
ふむふむ、ほー、あんまり水の色がよくないなー。
みていると、モビルアーマーのようなアカエイが目の前を3往復しています。堤防警備システムのようですね。
ジャリメ餌で狙うもあたりなし。
ふと、岸側にむけてなげてみると、
グググん。
おうおう、これな。
これこれ。
・・・
・・・
・・・
天ぷらサイズのシロギスです。
いつみてもきれい。
そんじゃ、もう一発いってみようぜ。
・・・
グググん。
おうおう、これな。
これこれ。
・・・
・・・
・・・
ぐー。ぐー。
あひゃー。
き、貴殿でしたか(クサフグ氏)
お、お引き取りください。さようならー。
どうも水温があがったとはいえ、群れが濃いわけではないので、このあたりの堤防からシロギスを狙う際は、広く投げて探ったほうがよさそうですね。
場所移動、からのシロギス!
すぐ近くに歩いて移動。
いやはや、風は強いですが、いい天気ですな。
日焼け止めとラッシュガード&ハットが欠かせない季節ですねー。
トンビがぴーひょろしていますな。
・・・
ここでも40mぐらいちょい投げをしつつ、
つつん。
ほ、
いいね。
いいね。
・・・
・・・
・・・
シロギス。
このあたりはサイズ感が小さいというのはありますね。
三浦半島でも東京湾側のほうがシロギスも大きいような。
といっても、梅雨も明けて水温がさらに高くなると、小型のシロギスの活性があがって、大きいのよりさきに中小型が釣れるようになるんですよねー。
これは、ジャリメよりもアオイソメをつけて、という作戦のほうがよさそうだなー。
ここで、きのっしーがまだ釣れていないという状態だったので、ガイド役のわたしとしては、ロッドを交換してみようということに。
きのっしが、そのむかし(2年前くらい)に上州屋で買ったロッドはシマノのホリデーパック(旧型)だったのですが、あの竿は重い&感度が低いんですよね。カーボン含有率(%)が低いので、粘りがあって丈夫ながら、手持ちでちょい投げをすると持ち重りしがちで、微妙なアタリだけでなく、オモリの着底もわからないという。
そこで、わたしのメバリング装備(ピンウィール旧モデルメバル用7.6チューブラー+レブロス2004H+PE0.4号)と交換して、わたしはホリデーパックでイソメを大きめにつけてブッコミ釣りをしておくことに。
ある程度、重めの竿の場合は、手持ちよりこのようにつかったほうがいいわけです。
てなれてきた感のあるきのっしー。
そうだ、
着底後、オモリをあおりつつ、エサをおどらせてアピールしつつ。ステイ。
そこで穂先のうごきに集中。
もはや釣り師の視線ですな。
「竿でこんなにちがうんだなー」とのこと。
超高級ロッドでなくても、軽めで感度がよいロッドとラインであれば釣りの上達も早くなるのかもしれませんね。
・・・
「あ、きたかも」
「お、それきてるよ。ちょいまちつつ、あわせる」
ぶるぶる。
お、のったねー。
・・・
・・・
・・・
メゴチ氏。
これもいいサイズなので、持ち帰って食べることにしよう。
近くのしなそば小浜さんへ。
日本蕎麦をベースとしたあっさりしたおちつく味です。
おそらく化学調味料無添加(ごく少量か)なんじゃないかなと。常日頃、強めの旨みになれてると、ものたりなくなりますが、しばらくすると、おだやかな旨みが感じられるようになるはず。
近くにある日陰茶屋(の菓子店)。
夏季は、れんこん餅という冷菓が販売されているんですが、これがうまかったです。
イートインできるかとおもったら販売のみで、夜はバーになるとのこと。
スタッフの女性に、
「どんな方がくるんですか?」と聞いてみたら、
「そうですねー。みなさんお金持ちの方ですよね」
とのことでした。まーそうだろうなー。
このあと、東逗子にある、あづま湯で汗をながしつつ、瓶のコーラを飲んで夕涼みの風を浴びながら帰宅。
シロギスとメゴチをさばいて刺身に
釣りをしたことがない人でも、シロギスの天ぷらは食べたことがあるとは思うのですが、刺身っていうと、これは釣り人の特権なんじゃないかなと。
まず、生食用のシロギスが販売されていないですしね。
頭と鱗を内臓を落としたシロギスを大名おろしに、
ずば。
裏返して、
ずば。
ずば。
中骨をはずして、皮を柳刃包丁ですく。
続いて、メゴチ。
背びれに刃をいれて、
このように刃をすすめつつ、頭に刃をいれて、皮一枚のこしつつ、
ブレーンバスター(ひっくりかえして)で、中骨を刃先で角度をつけておさえつつ、頭部を腹側にゆっくりひっぱる。
このとき内臓がまな板につかないようにしておきましょう。めちゃくさいので。
つるりん。
皮がむけます。
内蔵や血合いあたりは流水で流して、キッチンペーパーでよく水をきっておきましょう。
キスもそうですが、冷えている状態のほうがうまく下処理できるので、冷蔵庫や氷水で冷やしながら調理するのがオススメです。
そんでもって大名おろし。
これでサクがとれるので、冷やした皿に盛り付けるだけ。
このとおり、釣りたてのキスやメゴチは身が透き通っているんですね。
白地の皿より、色付き、柄付きの皿がより映えると思います。
写真では、ワサビを薬味にしてありますが、オススメは、もみじおろしか、すりおろし生姜にポン酢かなと。
こちらシロギス。
こちらメゴチ。
こちらはシロギス。
どちらも甲乙つけがたいなと。
とくに、生姜ポン酢は夏場爽やかにキスやメゴチを食べられるのでオススメかなと。
藻塩や抹茶塩あたりでたべても旨いですね。
旨みはほんのりしていて、甘みがあってという味。
ではでは。
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