近頃、冷凍庫が封印エリアになりがちなのと同様、チルドルーム自体が放置プレーになりがちという事態に陥りがちだ。
引っ越しをし、富と家庭の平和の象徴である冷蔵庫を奮発し、思い切ってホワイトベース並に巨大化させてみたところ、それはもういろんなものが入るのでスーパーなどでもいろいろと買い込みぶち込みがちになっている。
魚も同様で、釣りをしても頭の中で、ふふふふ、○○の刺身はチルドルームにいれて熟成させるだ、で、○○は干物にして、○○は冷凍だな、ほくほく、などというノー天気具合なのだが、釣行回数=魚の供給と需要が釣り合わなくなってきてはいる。
食材があるのは有難いのだ。
が、私の守護霊の一人がうっかり八兵衛なのかもしれないぐらい、うっかり食材を冷蔵庫に放置しがちになる。
先日も、イナダをサクにして冷蔵庫のチルドルームにいれておいたところ、うっかりずっと食べないで放置という事態に直面して、さあどうしようとおもってポトフに投げ込んだことがある。今回はそんな話だ。
よし、イナダをポトフに投げ込もう
これが、チルドルームで熟成させたイナダ。やや変色している。何日たったのだろうか。
匂いを嗅いでみると、ややアジの干物系のにおいがする。
刺身はやめておこう。
これを一口サイズにカット。
鍋に以下の材料をいれてポトフを作っておく
- コンソメの素
- 白ワイン
- みりん(イナダをいれるのでやや和風要素もふくめてみる)
- にんじん
- とまと
- たまねぎ
- シャウエッセン
- キャベツ
- セロリ
- マッシュルーム
- エノキ茸(使い切りたかったから入れたのだが、いれなくてもいいと思う)
- じゃがいも(レンチンしてから入れると調理が早い)
- 月桂樹の葉(近所の山でとってきた)
- タイム
玉ねぎとジャガイモとキャベツあたりは、大きい切り方のほうが旨い。
ジャガイモは丸のまま入れるのがおすすめだ。
ここにイナダを入れる。
和洋折衷ということで、塩っ気をすこし醤油で調整してみる。
仕上げに、ちょっとだけいいオリーブオイルをまわしかけて出来上がり。
フライドオニオンやフライドガーリックをちらしてもいい。さいきんは、速水もこみち氏の気持ちがすこしだけわかるようになってきた。
ポトフの中でイナダが浄化され、鶏のササミのような歯ごたえでなじんでいる。
魚の処理にこまったらポトフに投げ込む。
これはこれで旨いのでありだな。