タチウオは鮮度が落ちやすいといわれていて、特に刺身は釣り人の特権ともいわれていますね。
これまでタチウオ料理をいろいろと作ってきて、今回なにつくろかなとおもったところ、カルチチョリム云々という話がFacebookにコメントされたので、さっそく作ってみました。
カルチチョリムは、どうやら韓国のタチウオ煮込み料理のようではじめて知りました。
魚は新鮮に持ち帰りたいなと思いつつ買ったコールマンのホイールクーラー28Lの保冷力が意外と高く、朝入れた氷がまだ残っている状態です。写真を撮ったのがPM21時なのでかなりもつものですねー。
タチウオの下ごしらえ
すこし氷の淡水がまざったので目が濁ってしまいましたが新鮮そのもの。
この腹ぼての個体はメスです。
新鮮そのもの。
どうやら煮物にすると、タチウオの臭みがやや出るようで、この通り銀のぬめりあたりをこそぎ落とします。皮自体には旨味があるので、表面のぬめりだけ落としましょう。
その後ぶつ切りにして、水でゆすいでおきます。
カルチチョリムのタレを作る
どうやらこのタレづくりには旨みを増すという観点から魚醤が必要なようなのですが、ナンプラーが切れていたので冷蔵庫の奥、禁断の地エウレカに封印しておいた魚の塩漬けを利用します。
これは数々の釣行でしとめたアジ、イワシ、メジナなどの身を塩で締めたあと、冷蔵庫に放置し数か月たつといつの間にか水分が蒸発しているという代物。何代か追加しつつ、1年前ぐらいからずっと寝かせておいたものです。
2重にしたジップロックを開封すると・・・
自分が大きいと書いて、
臭。
カラスミのような熟成臭がぷわーんと漂ってくるのです。
うむうむ。だが、この身はたんぱく質がすっかりアミノ酸にかわっているはず。
これを少量取り出す。
そんでもって、ナイフで細かく切る。これはたしか、アジ、だったような・・・
器に以下の材料をいれてよく混ぜておきます
- コチュジャン
- 生ニンニクペーストスプーン1杯
- ニンニクスライス
- ショウガスライス
- 韓国料理用粉唐辛子
- ごま油
- みりん
- 日本酒
- 砂糖
- 黒コショウ
- 秘蔵の塩漬け魚を刻んだもの
これらをよく混ぜておきましょう。つくる量にもよりますが、タチウオ1尾を利用する場合は、以下の写真よりちょっと多めにつくると塩加減もよいと思います。
タチウオを煮込むぞ
次にフライパンに、以下の野菜と昆布だしを入れて煮込みますよ。
- パプリカ
- ジャガイモ
- 長ネギ
- 韓国唐辛子(生の青いもの)
- 人参(本場は大根を利用する模様)
ジャガイモに火が通る程度に煮たあとに、先ほど用意したタレを入れる。
そこに、下ごしらえしたタチウオを投入。
はじめに蓋をせず火を通し、アルコールと一緒にタチウオの生臭みを飛ばします。
その後、蓋をして弱火で煮込みましょう。ぐつぐつ。
部屋に韓国料理のいい匂いというか、塩漬け魚の発酵臭というか、そういうものが充満していきます。
ほうほう、できました。ええやんけ。
カルチチョリムの味
みるからに旨そうなのですが、まー実際うまいです。
タチウオは味に癖がないので、どんな料理にも合いますね。
こうした煮込み系の料理もおもしろいなと思いました。
が、この料理で一番うまいのは、タチウオと旨辛タレを吸い込んだジャガイモかなと。
タチウオがメインでありながらも、ジャガイモという縁の下の力持ちがすべての旨みを吸収しているという次第。
韓国ではかなり有名らしいこのカルチチョリム。
釣ったばかりの鮮度がいいもので作ればさらにうまいはずなので、みなさんも興味があれば作ってみてください。
ではでは。
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