逗子に、スパイスツリーという本格的なカレー屋さんがあって先日お昼にいってみたのですが、これが創意工夫がなされていてうまいのですよ。
ということで触発され、わたしもカレーを作ってみることに。材料は、西伊豆で釣ったカサゴです。
カサゴの南インドカレーをつくる(下ごしらえ&米炊き編)
まず、このカサゴの新鮮さといったらヤバいレベルです。
眼が透き通っておりますなー。
カサゴは、尖ったヒレを調理ばさみで落とした後に、鱗をとり、内臓とエラを取り除き塩を振って臭みをとって下処理終了です。
また、米を炊いておきましょう。ノーマルインディカ米がないかとおもったら、タイ産もち米があったので、こちらを利用することに。インドではないですが、まー南のものなのでよいでしょう。
米を炊く際に、パンダンリーフを乾燥させたもの(もともと生の葉を上野のアメ横で仕入れていた)を入れます。水の代わりにココナッツミルクをまぜても相性はよいでしょう。このパンダンリーフというのは、東南アジアのバニラというような位置づけで、まーなんともいい匂いがします。個人的にはこの臭いはゴールデンレトリバーの足の裏の匂い(とんがりこーんの匂い)に似ているなーと感じています。
1時間炊くと、こんな感じ。
もう炊いている途中から部屋がアジアっぽい香りに包まれます。
カサゴの南インド風カレーをつくる(本編)
- 玉ねぎ
- ナス
- オクラ
- カサゴ
- コブミカンの葉(バイマックルー)
- ニンニク
- 島唐辛子
- 生姜(ソースとトッピングで2度利用)
- 乾燥コリアンダーの葉と茎
- トマト
- ターメリック&粉唐辛子
- カルダモン
- クミン
- ココナッツミルク(今回はパウダーを水に溶いたもの)
- 液体タマリンド(酸っぱい練り梅みたいなものです。ほんとは豆の果肉)
- バジルの葉と糸唐辛子(飾り付け)
- ナンプラー(塩でも可だが、コクは劣る)
※スパイス類は市販のカレー粉を入れれば実はOKです。
フライパンに油をひいて、玉ねぎとスパイス類を投入。
じっくりスパイスの風味をうつしましょう。あぶらは、ギーという牛の精製油が本格的なのですが、ふつーの植物油でも全く問題ありません。
油が苦手な方以外は、ここで油を多めにいれたほうが仕上がりが本格的になりますよ。
続いて、野菜と、カサゴのアラ(冷凍保存しておいたもの)を投入。
まるごとのカサゴは身が崩れるので、あとから入れてスープストックと一緒に火を通したほうが無難です。ただし、両面をかるく加熱しておいたほうが風味はよくなります。
コンソメスープをいれて、さらに煮込む。
ここで、タマリンドをスプーン1杯投入。
これがタマリンド。かなり酸っぱいですが、東南アジア料理や南インド料理につかわれます。
ここで、仕上げにシェアウッドのカレー粉(HOT)とココナッツミルクを少し投入。
ココナッツパウダーを入れると、ダマになるので、事前に水で溶いておいたほうが無難です。
さらに火を入れる。塩っ気は、塩かナンプラーで調整しましょう。
完成です。盛り付けて、針生姜とバジルの葉と糸唐辛子を飾ります。いつも思うのですが、こういった飾りが料理の見栄えを引き立てますね。
カレーソースがこのように、汁っぽいながらコク旨にできあがっていればだいたい旨いです。
盛り付ける。もち米もなんだかんだで、よく似合い、我ながらかなり旨いなと。
まとめ
以前、カサゴの唐揚げは絶品と書きましたが、このカサゴカレーも魅惑的な味だなーと思いました。
スパイスをいろいろ揃えるのはめんどくさいので、カレー粉とココナッツミルクでシンプルにつくってみてもよいと思いますよ。
タマリンドも、買ったものの使わないということになりがちなので、代替品として練り梅を使うのも一つの手です。
ではでは。
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