一年に数度、カレイの唐揚げが無性に食べたくなることがあるのはわたしだけでしょうか。
外はサクサク、中はふわふわでくさみがまったくなく、万能ねぎをちらしたポン酢につけて食べる。
酒の肴としても最高です。一番合うのはビールかもしれません。
ということで、スーパーで唐揚げサイズのマガレイが1尾250円で売られていましたので購入してきました。
鮮度はよさそうです。カレイを釣ったことはわかるかと思うのですが、独特のニオイがあるのですよね。
他の魚とは違ったソリッドな臭みというか。
ぬるぬるもありますし。
カレイの種類や季節によって刺身、煮付けなども選択肢としてありますが、唐揚げはどの季節でもかんたんにカレイをごく旨なおかずに仕上げてしまう手間いらずな料理です。
マガレイを料理する（下ごしらえ）
カレイはいろんな種類があるものの、これはマガレイのようです。
真ガレイということで、カレイ業界のなかでのスタンダードなのでしょう。きっと。今のところムシガレイとイシガレイぐらいしか見分けがつきません。
東京湾で一般的に釣られているのはマコガレイのようですね。
カレイやヒラメはこのように白い腹をみせられて売られています。
白い腹ほど鮮度がいいということのようですね。
まず鱗を包丁の背でそぎ落としておきましょう。
その後塩で揉むとぬめりがきれいになります。
カレイやヒラメの内臓は、だいたいこのあたり。
おしてみるとぶよぶよしているのですぐわかると思います。
これを内臓を傷つけず切り込みをいれ、内臓全般とエラを取り出します。
このカレイは甲殻類をたべていたようで、腸から蟹の殻がでてきました。
魚の料理をすると食性がわかり、実釣時の参考にもなりますので、ぜひ調理もしてみるとおもしろいですよ。
以前城ケ島で釣ったムシガレイは、さばいてみたら、タコの幼生かヒイカのようなものが数尾胃からでてきて、カレイって、イカ食べるんだと感心したことがあります。
このマガレイは卵をもっていたので、これは取り除かずそのままにしておき、血合いを水道水で流します。
血合いなのですが、100均で掃除用の硬めのブラシを魚調理専用にするとよいですよ。毎回きちんと掃除をしてハイターにつけておけばニオイもでません。
この通り、したごしらえが終わりました。
今回は、オーマイのフライドチキンパウダーをまぶします。スーパーでこのパッケージのアメリカンさに惚れたので選んだ次第です。
この揚げ粉はペーストにして漬け込む模様。ということで10分程度漬け込んでおきます。とはいっても鶏肉とちがってそれほどしみこまないとは思うのですがね。
マガレイを料理する（からっと揚げる）
フライパンに油をはり、低温でカレイをじっくり揚げていきます。
フライパンであまり油をいれないで作る場合は、お玉で上になった身に油をかけながら揚げるとよいですよ。
その後いったん取り出し、油を高温にしたあとで、再投入。いい色艶になってきましたね。
完成です。
白コショウを少量かけ、レモンを添えるとよいでしょう。
つけダレなのですが、異論は認めず、ポン酢一択です。
万能ねぎをちらしてつけてたべると絶品です。
じっくり揚げたので頭もカリカリと食べることができました。余裕がある方はもみじおろしを作ってそえるとさらに風味が増します。
実に美味。
最後に
カレイの唐揚げで一番うまいのは身ではなくヒレと頭と皮かなと個人的には思っています。
それにしても、居酒屋のカレイの唐揚げはほぼ全部冷凍品でも安定して旨いものなのですが、やはり生のカレイからつくると唐揚げというのは絶品ですね。
釣ったカレイはさらに絶品なので、みなさんもぜひ試してみてください。
卵もクセがなくほくほくして旨かったです。
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