マルアジ(アオアジ)という魚がいますね。
釣り上げると海面を走る魚体がギラリと銀色に光って、一瞬、おー、マアジかと思うのですが、釣り上げてみるとマアジと比べてほっそりしていて、尾びれの手前に離鰭がある。
そう、これがマアジではなくマルアジ。
マアジと間違って認識している釣り人もちらほらいるのですが、マルアジはやや血合いが多く脂のりが今一つのため、個人的に泳がせ釣りのエサ以外には、なんだかんだで軽視してしまっているなと思います。
一方で、マルアジは冬場にもアジの劣化がすくないといわれていて、脂という点を意識しなければうまい魚なので、ぜひ持ち帰って食べてみるとよいと思います。
今回は、そんなマルアジの干物をつくってみます。
マルアジとマアジのちがい
こちらがマルアジ。
こちらがマアジ。個体によってもっと幅広ボディです。
どうでしょう。よく似てますね。
マルアジの干物をつくる
こちらが相模湾のLT五目で釣ったマルアジ。身体が細いですね。
まな板にのっけてみる。
やはり細い。みるからに脂がのっていない風貌ですね。よく言えば筋肉質というやつで。
この通り、尾びれとすこし離れたところに、ヒレがあります。
マアジはこのヒレがないですからね。
あ、ウオノエちゃん、こんにちは。
ネットで調べたら、ウオノエちゃんというゲームがありました。依存型恋愛育成ゲームだそうです。。。
いつも通りの背開きにして、血合いと内臓とエラをしっかりとってから干物液に漬け込みます。マルアジは身が細いので30分にしてみることに。
<干物液>
- 水
- 塩
- みりん少量
- 安日本酒ドバドバ
水が海水程度の塩分濃度になればいいと思います。細かいことは気にしない。
漬け込んだあとは、水道水で洗い流してから水分をぬぐって干物網で一夜干しにしましょう。
マルアジの干物の味
できあがり。
マアジと比較して、脂肪分がほぼなく、たんぱく質の旨みがぎゅっとしまっています。
そのまま炙って食べてもよいと思いますが、ほぐしてオリーブオイルで油分を補いつつパスタなどにしてもよいと思います。