釣った魚を塩漬けにしておくと料理に役立つのをご存知だろうか。
比較的まとまった量釣れるアジ等の魚の切り身や内臓を塩で漬け込む。
これを料理の際に少量刻んで使うと味に深みがでる。
今回はこの魚の塩漬けの作り方をお送りする。
目次
魚の塩漬けに適した魚
淡水魚でも海水魚でもよいが、風味を考えたとき海水魚のほうが使いやすい。
また仕込みの工程を考えるとある程度量があったほうがよいので、群れている魚がよいだろう。
魚の塩漬けに適した魚は以下の通り。
- アジ
- イワシ
- タチウオ
- メジナ(冬場の個体がおすすめ)
- サバ
魚の塩漬けの作り方
- まず魚を三枚におろす。内臓を使ってもよいが胃袋等癖がないものが使いやすい(胃袋はよく洗っておく)
- 次にタッパーに塩を敷き詰め、魚の切り身を敷き詰めてさらに塩で蓋をする。
- 量が多い場合は、これを数段繰り返す。
- タッパーは冷蔵庫で密封保存しておき、水分は別の容器にとっておく。この水分を熟成させたものは魚醤として様々な料理につかえる。
- できあがった塩漬けは水分を取り除きつつ、冷蔵庫で数か月~1年程度熟成させる。
塩分量がすくない場合は腐敗菌が優り腐る可能性があるので、塩はこれでもかというぐらい使うとよい。
できあがった魚の塩漬けの様子
これが魚の塩漬けである。
水分はすっかりぬけている。
熟成が進むと、塩漬け自体がカラスミのような強烈な匂いを持つようになることもあり、密封して保存したい。
魚の塩漬けの使い方
魚介系の旨みをつけたいときに使う。
- ペペンチーノやトマト系のパスタ
- アヒージョ
- アジア風の炒め物やチャーハン
- スープや鍋物
こうした料理をつくるときに、少量使うとよい。
このように、塩漬けを少量取り出す。
魚の塩漬けは調味料として利用するので、料理に原型が残る必要はない。
味がなじむように細かく切り刻んで利用するとよいだろう。
まとめ
古今東西、食品を保存する際は塩漬け・乾燥・燻製などの手段がとられてきた。
魚の塩漬けは、魚介のコクが欲しいときに気軽に使える。
ぜひためしてほしい。
関連アイテム
▼魚の塩漬けはカラスミのような強いニオイがあるため、密閉できる容器で保存しましょう。
関連記事
手作りアジガラス(豆アジの塩漬け)を冷奴にしてみた 試作アジガラスの味見をしてみる かれこれ1か月前の2017年5月末あたりに、スーパーで買ってきた豆アジを塩漬けにしていたのですが、熟成具合が気になりちょっくら味見を...