どうも平田(@tsuyoshi_hirata)です。
潮干狩りにハマっています。一回しかいってないけど。
さて、前回横浜市の海の公園でアサリなどを掘ったところ、そこそことれ、ほくほくしながら帰ってきました。
こちらが戦利品。
アサリ・シオフキ・アカニシガイ・アオヤギ(バカガイ)・ツメタガイ・アナアオサ(海藻)です。
今年のアサリは厳しいということですが、1食食べるにはこれで十分だなと。
さっそくぬるめの塩水(海水程度の塩分)につけて砂抜き開始です。
潮干狩り素人として、あとから気づいたのですが、アカニシ貝とかツメタガイやシオフキやアオヤギは、持ち帰ったら砂抜きしないで茹でてから洗ったほうがよいなと。
翌日の貝たちの様子
この通り、次の日に、アオヤギ氏やアサリは、水管を出していました。
アオヤギは、脚部分をべローンと出しているのがバカッぽいので馬鹿貝といわれているようですね。
魚介類市場もっとも不名誉な名前な気がしないでもないです。
めっちゃ、砂出してますね。
アサリ。このサイズがたくさん取れればよかったのですが・・・
アオヤギ、3匹。
単体でのアオヤギ。べろーんとしてますね。
この貝は、殻がもろいので、熊手を強ボタンで動かしていると、すぐに殻ごと破壊してしまいがちです。アオヤギをとりたい人はジェントルに熊手を扱いましょう。
アカニシガイ。殻になぞの貝類のようなものがついている・・・
ツメタガイ。アサリの食害で有名。でも、アサリ旨いし、しかたないよね。
右下がシオフキ。
白っぽくてアサリよりやや大きく、ぷっくらふくれていて、模様がないのが彼らです。砂噛みがすごいやつらです。
砂抜き不能な貝の下処理
アサリ以外は、がんばって砂抜きしても、死んでしまったりなかなか砂をはらんだままです。
そのため、塩水で下茹でし、
ぐつぐつ。
取り出す。けっこう砂がでたなー。
一つずつからをむいてあらっていく。
アカニシガイとツメタガイは巻貝なので、つまようじをつかって掘り出しましょう。
だいたい内臓部分が切れますが、内臓はあえて食べないことにしていたので、まーよいかなと。
全部むき身にしたあとは、ザルにいれボールのなかで流水でぐるぐる右回転・左回転とあらっていくと、砂が落ちます。
(でも、ちょっとは残ります)
こちらが砂を落としたむき身たち。立派な食材です。
ツメタガイやアカニシガイは歯ごたえもあるので、なんらか料理にする場合は一口サイズにカットしておいたほうが好都合です。
ぐるぐる洗浄工程でも、かなり砂がでましたねー。
アナアオサの下処理
つづいて、岩場に生えていたアナアオサの下処理をします。
現地で、ザルにいれて、洗ってきたものの・・・
どんどん貝殻のかけらや砂やヨコエビ類が登場します。
こちらがヨコエビ類。
諸星大二郎氏のマンガに登場する得体の知れない黄泉の蟲のようなビジュアルですが、これらは海の魚たちにとって、好まれているたんぱく源なんですよね。
流しに流すのも、なんとももったいないので、水槽で飼っている多摩川産のチチブと川崎産のドジョウにあげたところ、喜んでパクパク食べていました。
なんとなくいいことをしたような不思議な気持ちです。
こちらが下処理後のアナアオサ。
歯ごたえがあるので、本来は、青海苔の代用として乾燥させてお好み焼きや焼きそばなどに使うのがスタンダードなようです。
いろいろ調べてみると、
香りと味=青海苔>アオサ類
熱への強さ=青海苔<アオサ類
とのこと。
また、あおさは青のりに比べ、やや香りが劣っています。そのため価格も青のりより安くなる傾向があります。形状は葉っぱ状であり、加工するとフレーク状になります(右写真)。
青のり、及びあおさは磯の香り(風味)が特徴です。そのため、香りのよい青のりが高級品となっております。
出典:http://kondojin.com/category/1529466.html
ふむふむ。
青海苔は四万十川河口などでとれるようですね。
スーパーで安くて大量に買えるのはだいたいアオサだという。ほー。
磯の香り漂う潮干狩りパスタを作る
ここまで下処理した貝と海藻をパスタにしてみようかなと。
世間でいうボンゴレに、他の貝とアオサもまぜてやろうという魂胆です。
フライパンにオリーブオイルを多目にいれて弱火で玉ねぎとニンニクを炒める。
しめじ+貝類を投入。
白ワインをいれて、クレイジーソルト+白コショウ+コンソメ1キューブで味付け。
隠し味で、ややナンプラーをいれてコクのベースを積み上げておきます。
ゆで上げパスタを投入するので、味付けはやや濃いめぐらいがよいです。
スープパスタ系にしたい場合は、茹で汁を多めに入れましょう。
仕上げ前に、アナアオサを刻んで投入。
アルデンテ2歩手前のパスタをいれて、からめる。
パスタトングをつかって、盛り付け。
粉チーズ&黒コショウあたりをすりつつ、イタリアンパセリをかましてこじゃれ感をだしておけば、助さん格さんもういいでしょう。
という具合で、できあがりです。
味は、
「旨いに決まってんだろ!」(なんでんかんでん社長)
貝類はかなりのコクがでますし、ベースでナンプラー&コンソメも使っているのでハイブリッドな味わいです。
ツメタガイがかなりワイルドなエスカルゴ系の固さでした。
とはいっても味はうまいので、刻んでからつかったほうがよいかもしれませんね。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
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とりあえずクレイジーソルトをつかっておけば普段の魚介料理も本格的になりますよ。