タチウオといえば、生でも炙っても煮ても焼いても揚げても旨い魚。
しかも、群れで活動しているので数釣りできる魚なのでありがたいなと。
群れが行方不明になるとさっぱり釣れないというのもありますがねー。
こちら。14尾。
MAXで指4本サイズでした。次回はメーター級釣りたい。
マゴチ料理は別記事で紹介します。
タチウオの炙り
新鮮なタチウオは刺身でも旨いのですが、皮目を炙ると脂がとけてこれがまた旨い。
バーニングは正義です。間違いない。
頭と内臓を落とす。あと、尾の先もぶっつり落とす。
刺身で食べる場合は腸炎ビブリオをさけるために真水で体表を洗い流しておいたほうがよいでしょう。
タチウオの歯はかすっただけで指が切れるので、下処理工程でも怪我をしがちです。
まず、頭部の歯部分を調理ばさみでカットしてしまうと安心。
過去の下処理風景。このようにカットしておくと安心。
三枚おろし。という名の大名おろし。
量が多いのと、中骨は骨せんべいにするので、さっくり大名おろしにしてしまいます。
刺身で食べる場合はやや皮が口にのこるので、飾り包丁を入れておくとよいです。
手前一列を残してバーナーで炙りました。
醤油より、紅葉おろし+ポン酢がよく似合います。
おい、冷酒もってこい。
炙りタチウオ丼
炊き立て白飯にタチウオを切り身をこれでもかと敷き詰めて、
炙って薬味をもって、ポン酢をかけてかきこむ。
飯が吸い込まれる。
飯オートメーション。
かきこむ度に感じる圧倒的なうまさ。
ドカ食い万歳。夏の釣魚どんぶりランキング断トツの第一位受賞です。
タチカツがすごい(タチウオのカツレツ)
諸君はご存知であろうか。
ジオンのタチカツを。
そう。タチウオを素材にしたカツレツのことである。
ジオンのことは忘れてください。
某デパートをあるいていたら、『天然はもかつ』というのを発見したのです。
はもかつ。
なんじゃいな。
うまそす。
そういえば、うちにタチウオあったな。
よし、ハモもタチウオも似たようなもんだ。タチカツつくってやるぜ!
- タチウオ
- 塩胡椒
- チーズ
- 大葉
- 卵
- 小麦粉
- パン粉
こちらが今回の材料です。
三枚におろしたタチウオとチーズと大葉をミルフィーユ状にします。
タチウオ、
チーズ、
タチウオ、
タチウオ、
チーズ、
大葉、
タチウオ、
具体的にはこのような構成。
軽く塩コショウしておきましょう。
そんでもって、衣をつける。
- 小麦粉をまぶす
- 溶き卵につける
- パン粉をまぶす
このとおり。
次に、油であげる。
じゅん、じゅわわあ。
ジュージュー。
きつね色になったらば取り出す。
どん。
バビロニアン。
タチカツのおでましです。
タチウオなのに肉厚。
なんだこの豪快さは。
こらえきれなかったチーズが、たらりと飛び出ている。
断面はこの通り。
さくっとした衣にタチウオのジューシーな身。そこにチーズが絡みつき大葉のさわやかな風味。
10点、10点、10点、10点、10点。
ひと手間でここまでうまいとは。
この料理を作った料理人をここに呼べ。
タチウオはシンプルに天ぷらやフライにしてもよいですが、このように、ミルフィーユ的なカツにして、いろいろ挟んでみると面白いですね。
今回使いませんでしたが、梅肉を挟めばさっぱりに。
トマトとバジル・オレガノなどもよさそうです。
タチウオの骨せんべい
古今東西、タチウオの中骨は骨せんべいにするのが基本です。
じゅわり。
ちなみに、カツと骨せんべいでいうと、油がよごれない骨せんべいから揚げるのが正解です。
油に泡がでなくなるまで揚げればこの通り。
ばっちり。
番外編。コーンの天ぷらがうまい
先日、東京は中野区の方の中華料理屋にいったところ、でてきたのがコーンの天ぷらだったんですね。
でもって、これがうまい。
シンプルで甘みとコーンの香りが実においしい一品です。
缶詰ではなく、旬のとうもろこしを包丁でカット。
天ぷら粉+片栗粉で塊にする。
天ぷら粉はやや濃いめにといて、それにコーンをまぶして、片栗粉をパラパラかけて、ばらけなければそれで大丈夫。
中温で揚げる。
この通り。
バラバラせず、まとまってあげられます。
コーンのかきあげといってもよいのかもしれないですね。
細かく切ったタチウオや大葉ともあいそうです。
さくっと、甘くてうまい。
たぶん、子供ちゃんも好きな味です。たぶん。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)