いやはや、なんでしょうか。この暑さは。
1日通しで釣りをするのも気が引けますね(実際はやるんだけど)
そんなときに、釣り船の半日船が便利です。
金沢八景だと、米元丸、弁天屋、一之瀬丸とそれぞれタチウオ船が出ているのですが、弁天屋さんのみ午前船があったのでサクッと釣ってやろうと思いいってきました。
弁天屋到着。アネロン飲むの忘れた件
もともと船酔いはするたちなんですよ。
なのでアネロンは欠かせません。が、この日はアネロンを飲まず朝一の弁天屋さんに到着してしまったという体たらく。
こうなると、不安が襲ってきます。
午前船だから短いから大丈夫だよ。
今日は波風もそれほどだから大丈夫さ。
でも、酔ったらいやだな。
(以降繰り返し)
とりあえず釣り座を確保。右舷ミヨシ2番でした。
まーまーよいかなと。
弁天屋さんは、予約不要の船宿なのですが、週末のタチウオは要予約なので注意しましょう。
それと、7月20日からはタチウオの1日船も始まります。
受付で、セイブ内服液を買って飲みました。
結果的には、これが効いたのか酔わなかったという。よかったなと。350円。
もうなんというかアネロンは常に財布のポケットに忍ばせておくことにしました。
タックルは、シマノ・ライトゲームSS type73 MH200+バルケッタ300HG+PE1.5号+自作仕掛けフロロ5号、保護パイプなしという布陣。
浅場の勝負の場合、アタリに敏感に気づき、一気に引き上げてしまえばハリスを切られることも少ないかなと思い、おもいきって保護パイプはつけないで、まずはかけるというところに注力してみました。ハリスも5号と、タチウオの釣りでは細めの選択。いつも通り、フロロマイスター5号で安価に仕上げています。
足気がモジャっていて恐縮なんですが、これちょっとオススメでして、アウトドア用のボディスプレーですね。本来は蚊よけなんですが、メンソール成分が入っていて、暑い日の釣行時シュッシュしておくと涼しいです。中身は入れ替えていて、自家製ハッカスプレーに。これがメッチャスース―しますし、釣行後のお手手のニオイもばっちりですよ。
でもって、出船。
奥にキーパーをつけている方もいましたが、タチウオの釣りの場合、電動でないかぎりは常に手持ち&誘い続ける釣りなので、キーパーはなしのほうがロッドのバランスもよいですし邪魔になりません。
キーパーの代わりに、簡易的な竿置きをつかうと、タチウオを釣り上げるときに手返しがよくなるのでオススメです。
ダイワのチョイオキホルダーを使っていますが、似たようなものであればなんでもよいと思います。
左:カット前。右:カット後
ポイントは富津沖付近。金沢八景からは30分程度かかるので、移動中にエサの整形をしておきます。
といってもサバの背側をカットしてまっすぐにするだけです。
こういうアイドリングタイムに何をするかで、時合にはいったときの手返しをよくできますしね。
エサは縫い刺し。
写真はケンが小さめでチモトよりについているタイプですが、ガマカツのST-Rという針がケンが大き目&軸中心部分についているのでオススメです。ダイワのサクサスフックもいいですよ。フックのサイズは1/0。
ポイント到着。タチウオ釣り船団がいるいる
ということで、準備をして仮眠していると富津沖へ到着。
そこら中に釣り船やレジャーボートが漂っています。数メートルそばを移動していくわけでよく事故らないなと。たまに接触とかはあるんでしょうね。。。
1投目の仕掛けの様子。オモリ部分にハリスが絡むトラブルがつづいたので、あとで長くない錘に変えました。
天秤は、サニー商事さんのアマダイ釣り大会でもらったハイブリッド天秤。
ステンレス製の天秤元部分と、形状記憶合金が繋げてあり、強度としなやかさが両立できているというまさにハイブリッドな天秤。
ダイワさんにも形状記憶合金の天秤(リーディングアームⅡ)がありますが、身エサをしっかり動かしつつ、食い込み時にしなやかな形状記憶合金がタチウオのバイトに追従して、違和感をもたれないんだろうなと思っています。
どうやら弁天屋さんの船内マイクが壊れているようで、船長のアナウンスが拡声器経由で聞こえるんですが、これがとても小さいのでネタ化して微笑まし光景。
どうやらタナは水深12m~海面まで。
おー浅いなー。
船釣りではPEラインの色で水深を読むのが基本ですが、浅いしそれほど誤差はでないだろうと、バルケッタの液晶表示を信用して落とし込んでいきます。
・・・
・・・
・・・
というわけで水深12メートル。
ここですぐにシャクルと天秤にハリスが絡むこともあるので、5秒ほど潮に流し、そこからやや長めでゆったり目のシャクリを繰り返します。
ふわ。
巻き巻き
ふわ。
巻き巻き
ググ。
ふわ。
巻き。
ググググ。
という流れで、アタリがあってもしゃくり続けると、エサが残って丸まったり小さくなって違和感がない限りタチウオが追い食いしてくるという釣り。
小型ながらも、
タチウオの最初のバックして引っ張る引きっていうのは楽しいなと。
グググ。
綱引きみたいなんですよねアレは。
ということで1尾目げっと。
指3本ぐらいかなと。
何度かポイント移動を繰り返し、同じようなシャクリや細かいシャクリで数尾ゲット。
これはツ抜けの期待が募ります。
船団の真ん中にいたり、船団から離れたり。
船長は少しでも反応がいいポイントを探してくれます。
後半戦。ぶるぶる誘いがこの日のタチウオに効果的だった??
サバ餌のあとのエサおかわりは、コノシロ。
個人的にはサバのほうが好きなんですが、皮目の強さあたりはコノシロも信頼性が高い餌のようですね。
やや切り身が長いので、針下部分の垂らしを2㎝ぐらいに短くして、エサだけ取られる確率を下げてみました。
それにしても熱い。
夏のタチウオ釣りは浅場でおもしろものの、竿をしゃくり続けますし、熱中症待ったなしの釣りなので、帽子、日焼け止め、スポーツドリンクは必須かなと。
その後、周囲のあたりが遠のいていたので、ここでタチウオはいるもののタナからの移動距離が短いと仮説を立ててみました。
水深10mのタナ到着後5㎝ぐらいずつリールを小刻みにまき竿をブルブルさせながら巻いてくるタチウオブルブル。
ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、
はー、
ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、
頭の中ではこんなリズムで巻いています。
「、」の部分で瞬間的にリールを巻くのをやめているという技。
ぶるぶるをしながら、そこにタチウオがきっといるというイメージをもってガチンコでブルブルしています。ぶる。
そーれ、
ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、
はー、
ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、ぶる、
ググググ。
きたぜ、どっこいしょ抜き上げ―。
針外し→エラ切ってクーラーにぶち込み→ハリスチェック→餌付け→落下→ぶるぶる
(エンドレス)
という具合にタチウオが連発してきました。
みんな釣れてないときでもこれで釣れてたので、ちょうどドンピシャだったのでしょう。ふははははは。俺氏すごい。
それと海面下2メートルぐらいで食い上げ来ているのがわかっているときは、巻かず、竿を両手で持ってスーパーブルブルです。これで3尾ほど食わせましたブル。あ、文体もブルブルしてきたw
なんと竿頭であーる(うれしかばい)
ということで、午前舟ながら14尾。
船長がまわってきて、
「何匹釣りましたー?」
「14ですね」
「14ですね(メモメモ)竿頭だなぁ」
俺氏スカシながらも内心、よろこびー
ってな具合です。
出典:http://www.bentenya.com/tyouka.htm
ふははははは。渋いながらも14尾。俺氏やるじゃん。かーっかっかっか。ナイス俺。
みたいに思いながら帰路につきました・・・
と、
おもいきや、勢いに乗って、午後はリレーでマゴチに出船したのでそれはそれでまた別の記事で。
今回のタックルは、
- シマノ・ライトゲームSS type73 MH200
- バルケッタ300HG+PE1.5号
- 自作仕掛けフロロ5号、保護パイプなし
だったのですが、
結果的にはこの穂先がアタリを弾かず、ややバットに固さもあるのでしっかり合わせられたのがよかったのかなと。抜き上げから投下と、手返しよく釣ることができました。
カウンター付きのリールって、PEラインの色を考える必要がないので、浅場だとありだなと改めて思いました。初心者ほどカウンター付きがオススメ。バルケッタとライトゲームSSはやや高いので、バルケッタBB300HGを激推ししておきます。ロッドはライトゲームBBのタイプ73 MH200が良いと思いますよ。
それとやっぱり、渋いときでもタチウオはきっといると思うんですよね。
そのときに、夜光パイプ+透明パイプとか、ハリス8号とかの仕掛けはまー滅茶苦茶違和感ありありなんじゃないかなと。そこはフロロ5号でガードなしで仕掛けを組んで繊細に釣るのがオススメです。
ちなみに、タチウオのバイトや釣り上げた都度ハリスチェックをして傷んでいた部分をカットして釣っていたので、ハリス切れは0でした。都度ハリスを切り詰めていったので、1.5メートルとっていたハリスが最終的には1.2メートルぐらいになっていたかなと。
それもあって、片舷10名以上いたもののオマツリはゼロでした。これで手返しよく釣れたのも釣果があがった要因だったかもなーと思います。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
<お世話になった船宿>
TEL:045-701-9061
※20時30分以降の電話でのお問い合わせはお控えください。
会員割引&座布団と雑巾サービスが地味にうれしい船宿。女将さんが元気&船長いい人。