こんにちは、タクミ@TSURiTAKU62です。
もはやすっかり梅雨明けムードですね!
関東は、さかのぼること6月10日に梅雨入りが発表されました。
いつもシーバス狙いで多摩川にいっているんですが、最近はクロダイがよく釣れているとのこと。
今回は梅雨のチニング・ナイトゲーム3日間の釣行記録です!
クロダイをルアーで釣るチニング
もう説明不要なぐらい流行っているのが「チニング」ですね。
クロダイは、スズキ科タイ目の海水魚。
カニ、エビ、ゴカイ類、小魚はもちろんスイカやトウモロコシで狙う釣り方もあるぐらいで、なんでも食べる魚です。
ルアーにも反応が良く、シーバスを狙っているとよく釣れたり。
シーバスと違い、「ゴン、ゴン、ゴン!」と竿を叩きながら底に潜っていくファイトは非常に楽しく、テクニカル。
そんなクロダイをルアーで狙って釣るのがチニングです。クロダイのことをチヌと呼ぶためチニングと呼ばれているわけですね!
クロダイは海水魚ですが、餌を追って河川の淡水域まで遡上します。
河川・港湾など、どこにでもいて狙いやすく、護岸などであればスニーカーでの釣行もできるため、お手軽で人気があります。
色々な釣り方があるチニングですが、今回はいつものウェーディングで狙ってきました。
タックルはいつもシーバス狙いで使用しているものです。
メインに使うのは前回紹介したバイブレーションです。

バイブレーションはクロダイの居場所をいち早く探れるサーチベイトとしても役立ち、アクションも安定しているため、初心者にもおすすめです。
さて、そろそろ釣行の振り返りに入ります。
多摩川ナイトチニング第1夜、バイブレーションでフッキングミス多発
前日まで雨が降っていたんですが、気温は上昇傾向。
きっと水温も下がらないだろうから、釣れそうな気がします。
夕方ぐらいに、妻に「今日釣りいくね!」とメッセージを送信。
家に帰って子供を風呂に入れ、洗い物をし、子供を寝かしつけ出発。
30分ほどでポイントに到着です。
まずはメジャー橋脚明暗ポイントに行きますが、先行者の方がいたため見送ることに。

思い切って下流側に移動。
人がまったくいないオープンエリアに入水!
前日の雨で濁り気味、潮位は干潮だけど雨のせいか少し水量が増えています。
ポイントまでの浅瀬を歩くと、アシ際に大量のハク!
ハクはボラの幼魚。大体5㎝ぐらい。シーバス狙いでは重要なベイト(餌)
これはチャンスな気がします。
最初からハクのサイズに合わせたルアーをなげてもいいサイズの魚は出せなそうなので、割と大き目のミノー、シンペンとローテーションしてみることに。
(尚、このときはシーバスを狙っている)
反応無・・・
すぐに心が折れたので、マッチザベイトでONIMARU12g(アカキン)にチェンジ。

着水後、表層を5巻きぐらいするとヒット!
ピョン、ピョン跳ねるシーバス。
やっぱりマッチザベイトですね~。
なんてつぶやきながらキャッチ!
45㎝ぐらいのかわいらしいシーバス。

幸先の良いスタートを切れたけど、そもそも今日は8割クロダイの気持ちだったのを忘れていた・・・
急に当初の目的を思い出したので、極寒の2月にクロダイを釣り上げた浅瀬のポイントに移動。
・・・
・・・
・・・
ポイントは、流心に向かってなだらかな傾斜になっている砂底。
上げ5分ぐらいになっているので、あまり前には出られませんが、水深は60㎝から100㎝程度。
こちらにもハクが大量!
雰囲気あるじゃないの!
釣りのときに急にオネエ口調になるのはなぜなんでしょうね。
ルアーは先ほどからつけているONIMARU12gアカキン。
とりあえず下流側に向けてキャスト!
ボトムまで沈めたら気持ち早いスピードで少し強めにブルブルさせます。
すると、1投目で反応が!
クロダイ特有の竿先を叩くようなアタリ!
が、1投目だったのでビックリアワセになってしまい、バラシ。
ルアーが、スポーン!と抜ける感覚がありました。
2投目!
同じ筋を同じようなスピードで巻いてくると・・・・
ゴン、ゴン!
同じ反応!
今回は心の準備ができていたので電撃フッキング!
スポーン!
またか…
今回はフッキングが強すぎたのかな。
でも魚はいるのできっと釣れるんだろうなー。
キャストを続けると、活性は高く、4投に1度は何らかの反応があります。
うまいこと針掛かりすることがあり、この日は30~40㎝のクロダイを4キャッチ。(写真は抜粋して3匹)



ちなみに、バイトは15回以上あり、もっと釣れていたかも・・・
きっと、なにかズレてるんだよなぁ・・・
多摩川チニング第2夜、チヌの捕食を参考にアワセを調整
昨日のモヤモヤが抜けず通勤電車で「チニング」動画をチェックしてみました。
ある動画でバイブレーションのアワセを意識してみていると、竿のしなりを使ってジワーっと乗せていたんですね。
どうやら、昨夜はブラックバスやシーバスを釣るような反射的なフッキングをしていたので、すっぽ抜けていたのかも・・・
幼少期、父親にコマセ真鯛に連れていかれた時のことがよみがえります。
中乗りのマサちゃん(漁師で少し怖い)が、「鯛は餌を食べたら反転して持っていくから、コンコンで合わせずグイーンってなったらグイーンってやりなさい」と、擬音多めにいってたなー。
他の動画もチェックすると、やはり「反転する」というワードが多く出ていました。
(20年前の情報が少ない時代に、アワセの勘所を知っている漁師はやはりすごい)
そういえば、昨日釣ったクロダイはルアーが口の外にありフックだけカンヌキの部分に刺さっていたな・・・
魚の口の両端の合わせ目部分。ここに刺さるとフックアウトしづらい。
クロダイはシーバスと違い、吸い込むようなバイトではなく、噛みついているんだろうな。
よく堤防で、突っついて剥がすようにカニや貝を食べているクロダイを見たことがあるよなー。
そうか、クロダイがルアーをくわえて反転した瞬間に、ルアーを口からスライドさせてフックをカンヌキに掛けるイメージなのかもしれないな・・・
電車の中で、昨日のアタリを思い出し、何度も脳内フッキングを繰り返してみます。
おし、イメージは、ばっちり出来たゾ。
ということで、すぐに「今日も行っていい?」と、妻にメッセージ・・・
すると、「いいよ!」と、すぐ返信が!
今日はきっと何かいいことありそう。
帰宅後、家事をすましポイントへ。
この日は下げ5分から入り。干潮手前までの予定です。
状況は前日と一緒でハクが大量に岸際にいるパターン。
このあと下げ潮でハクの居場所がなくなり、流心へと流れる瞬間がチャンスなのでは?と予想してみます。
投げはじめてすぐに、下流側でシーバスのボイル音!
絶対シーバスと思いキャストすると一発でヒット!
水深50㎝もないところでかけたので跳ねる、跳ねる。
月夜に映る、体を折り曲げたシーバスの跳ねる姿に心が躍る!
キャッチすると60㎝ぐらいの綺麗なシーバス!

えへへ、クロダイ狙っていても、シーバスいたら狙っちゃうよねー。
・・・
・・・
・・・
またしばらくして、コンコンとしたアタリが!
電車の中でしていたイメトレ通りにクロダイが反転してグーンが来るまで待つ!
グーンが来たらロッドが綺麗にしならせルアーをスライドさせるようにジワーっとフッキング!
のった!
と、思ったら下流側に走られスポーン!
9.6ftMLのシーバスロッドだとティップ部分は柔らかく綺麗にしなるがバットの部分は
パワーがあり、衝撃を吸収しないため思っているより強い力が加わっているのかもしれないな・・・
そのせいで、ルアーが早くスライドしてしまい、抜けてるのかも・・・
うーん、難しい。
これを何回も繰り返した結果クロダイは結局2キャッチ。
1匹はかなりイカツイ顔をしている魚でした。


ヒットルアー:ONIMARU12g トワイライトギーゴ
帰りの車で、「たぶん、まだなにかズレてるんだよなぁ。」と考えたり・・・
今日キャッチした2匹は掛かった瞬間に走り出し、ドラグをギュンギュン出したからその瞬間にフックが深く刺さったのかも!
竿が硬いから、ドラグでうまく調整し、ロッドが綺麗に弧をえがく状態をキープ出来るようにすれば、きっと毎回反転するタイミングでフック刺さるのではないかな・・・
多摩川ナイトチニング第3夜、答え合わせ!
3日連続ナイトゲームなんていつぶりだろうか。
妻の許可を得て、下げ5分のタイミングでポイントに到着です。
昼に家庭事情は全て済ませていたので、懸念事項は少し寝不足ぐらい。
この日は朝から雨が降っていて、夜にはやむ予報だったんですが、まだ雨が残っている状態・・・

前日に比べると、濁りは薄く、ハクも目視できず。
はじめる前に木にルアーを引っ掛け、ロッドが曲がった状態でドラグから糸が出るようにし、そこから少しだけ弱めに調整しておきます。
水位が少し増水傾向だったため、あまり流心には近づかず岸際からキャスト開始。
雨で状況変わったかな?と不安になりますが、開始10分ほどで最初の反応が!
コンコン、グーンと来たのでジワーっとロッドを曲げテンションが抜けないようにリールを巻きます。
イメトレ通りに出来ている。
チキ、チキ、チキっと乾いたドラグ音が気持ちいい。
よっし、のった!
なんとなくですが、フックが刺さるような感触を手に感じ、クロダイの叩くようなファイトを楽しみながらランディング。
がっちり口に掛かっていました!

試行錯誤と結果がつながった忘れられない1匹となりました!
釣りの楽しみってまさにこれですよね!
感覚が残っているうちにもう1度試したいのでリリースして再開。
すぐに反応があり、
グン、グン、
グーーーーーン!
チキチキチキ!
おし、食ったぜ!(心の中の声)
やっぱりこの感じが正解だった!
専用ロッドでなくても、感覚とドラグ調整を合わせれば何とかなる!
この日は、バラシは2回ぐらいに減り、15匹キャッチ!
サイズもなかなか良型!(写真は良型のみ抜粋)
久々に上達した手応えを感じることができました





ヒットルアー①:ONIMARU12g アカキン ヒットルアー②:Narage65 アカキンタイガー
3日連続の多摩川チニングで学んだこと!
そろそろまとめます。
今回は、バイブレーションでのフッキングについて試行錯誤しながら釣行しました。
慣れている人にはあたりまえなんでしょうけど、バイブレーションでクロダイをヒットさせた場合、フックがほとんど口の外に刺さっているんですよね。
シーバスの吸い込むような食べ方ではルアーが口の中に入り、内側からフックが刺さるので、多少強めのフッキングでもスッポ抜けない気がします。
クロダイは60㎜のバイブレーションを吸い込めるような大きな口ではなく、歯がびっしりとある硬い口。
そのため、バイブレーションを食べようとするとき、吸い込むのではなく、齧りにきているのでしょう!
そして、あの硬いごつごつした歯と硬い顎は非常にフックが刺さりづらい。
だから、ルアーを咥えてゴンゴンとアタリが出たら反転すると同時に、口からスライドさせてカンヌキ(口の両端の合わせ目)に刺すイメージ。
そう、クロダイ狙いのバイブレーションならば、自分なりの答えは「ジワーっとフッキング」が最適解です。
釣りは感覚的なことが多いので言葉にするのは難しいんですよね。
今回は魚の活性もよく、トライ&エラーを繰り返すことが出来たのが良かったです。
とにかくONIMARU12gがよく釣れたのでかなりルアーにも助けられたと思います。
釣れている時は他のルアーも使いたくなるもんですが、今回は反応優先で使い続けました!
魚からの反応はあるけど、なかなかフッキングが決まらないような時。
専用竿ではなく、固めのタックル構成の場合など、是非、一呼吸おいて「ジワーッとフッキング」してみるとよいですよ!
タクミ@TSURiTAKU62
当日のタックル
ロッド:DAIWA LATEO 96ML・K
リール:DAIWA 23 LEXA LT3000S CHX
ライン・リーダー:Seaguar R18 完全シーバスステルス1号、VARIVAS ショックリーダー VEP 20lb
ルアー:ONIMARU12g、ナレージ65