三崎港朝市で購入したヤリイカと三浦大根でヤリイカ大根をつくろう。ぜったいにうまいやつだ。
そうおもって料理にとりかかってみたわけです。
こちらはヤリイカを買ったお店。ひと山5杯で500円。
こちらがヤリイカ殿。
料理をしたのは翌日なので、さらに色の変化も出てきましたね。ヤリイカ大根には2杯つかって、残りは冷凍しておきます。イカは冷凍しても味があまり落ちないので気も楽です。
ヤリイカ大根のための下ごしらえも楽。ヤリイカの眼を切り落としつつゲソを引き離し、内臓の消化物だけ洗い流してぶつ切りにしておきます。内臓やゲソ部分を使うかは好き好きですが、今回は丸ごと利用することに。
鍋に昆布をいれ、と、いいたいところですが、昆布切れのため昆布だしをいれて、水をそそぎ、以下の分量で味付けしていきます。
<だしの配合>
- 醤油、ちょろちょろちょろ
- 砂糖スプーン2杯程度
- みりん、ちょろちょろ
- 日本酒、どばどば
- 赤酒、ちょろり
今回は魚の煮付けなどにうってつけの東肥赤酒を使います。ふっくらテリよくしあげたいもんです。
赤酒の効果は以下の通り。
肉や魚を煮て身がしまらない、つまり固くならない。
テリがよく、さめてもテリツヤが落ちない。またアクのある野菜を煮ても色が変わらずきれいに仕上がる。
甘味のキレが良く、すっきりしている。
旨味が増す。
魚臭などの臭みをきれいにとる。
「煮切る」必要がない。
出典:http://www.akazake.com/riyu/
まず、自ら中火でゆっくり炊きましょう。この工程でイカが柔らかく煮えるといいます。
次に沸騰したら強火にして、アルコールを抜くとともに、ヤリイカの臭みを抜きましょう。
締めきった部屋が強烈にイカ臭くなるので、換気扇しっかり。
2分ほど強火にして、その後、弱火にして10分ほど炊きます。冷蔵庫にゆで卵とコンニャクがあったので、おでん風になるかと思い投入してみました。あ、大根は、皮つきのままで、厚さ2㎝で輪切りにしたものを四つ切にして表面に十字に隠し包丁をいれておきます。
皮をとってめんどりといって、角っこを包丁で切ると表面積がひろがり煮汁がしみこみやすくなりますが、今回は一旦出かけて放置する時間があるので火を止めてそのままに。
大根をレンチンしてから投入する方法も味がしみこみやすくてよいと思います。
帰宅。おお、なんだかしみこんでいる。
さらに温め直して、
できあがり。なんだかおでんっぽくなりましたが、ヤリイカ大根の出来上がりです。
大根はほろほろして味がしみこんでおり、ヤリイカはおじいちゃんおばあちゃんや子供ちゃんでも余裕でかみ切れる柔らかさに。
う
ん
ま
い。
インスタ映えやFacebookにUPしてドヤリングするためには、ヤリイカを姿煮にする技もあるかと思います。
人間には不思議な習性があり、野菜や魚介類がそのまま調理されているとどうしても「いいね!」したくなってしまうといいます。
だったら三浦大根もまるごと煮込んでみて、「三浦大根まるごと煮込んだったー( ・´ー・`)」みたいなやりかたもあるのかも知れませんが、多くの人が料理する目的はおいしいものをかんたんにつくっておいしく味わうということなので、そのあたりは見失わないようにしたいですね。
三浦大根は都心では450円から500円程度で売られている気がしますが、朝市では、150~300円で売られています。ヤリイカも相模湾に接岸している最中だと聞きますし、みなさんもヤリイカ大根を自分のレシピで作ってみるとよいと思います。
ORETSURIの料理ではレシピの分量をざっくりとしか書いていませんが、これは、クックパッドみたいにこまかくレシピをみなくても作れるようにという想いと、どうせ作るならみなさん独自の俺たちの味にしたほうが楽しいと思うからです。
細かく細かくやらなくても、ざっくり、やっつけでうまいほうがいいな。と、心の中で思っているのをここで打ち明けておきます。
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よく魚料理される方は、この赤酒がオススメです。こういったものはスーパーで買ったほうが安いのですが、あまり売っていないのでネットで買うのもありですね。