手巻兵が東京湾の「冬タチウオ」に挑む!電動兵の軍勢で善戦する方法とは?

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タチウオ
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こんにちは、jomoです。

私ごとですが、以前に電動リールを手放しており、現在はもっぱら手巻兵として船釣りを楽しんでいます。ですので、タチウオでいえば夏から秋の浅場での釣りに参戦しています。

冬の東京湾では水深60~70メートル、年が明けると100メートルを超えるようなポイントに行くこともあり、手巻きでしゃくり上げを繰り返すタチウオ釣りはしんどいですからね。今回は手巻兵の私が、図らずも深場のタチウオに挑むことになった話です。

釣果は船中2~16本のところ11本とまずます。私のように釣りが下手でもそこそこの釣果をあげることができる、小手先のテクニックも紹介しますよ。

目次

東京湾は冬なのに浅場でタチウオが好釣果!?

今年は12月になったというのに、東京湾奥でタチウオが釣れ盛っていますね。

乗合船のウェブサイトを見ても、千葉沖や本牧沖など、20メートル前後の水深で良型のタチウオが釣れています。

「浅場で良型」

なんという甘美な響き。

20メートルなら手巻きでも楽勝と判断し、釣行することを決めました。船宿は横浜・山下橋の黒川本家。タチウオ担当の大堀船長(@yukito69arigase)はSNSで積極的に情報を発信しており、期待が高まります。

いざ、冬タチウオ釣りへ!

船が向かったのは…

当日は、浅場用のオモリ40号に合わせたタックルを持参。竿はダイワのライトゲーム X 73 M-190(オモリ負荷20~60号)と柔らかめを選択しました。エサは船宿支給のサバ短冊です。

出船後、湾奥に向かうと思った船は一路南へ。

この流れで行くと、ひょっとすると福浦岸壁の沖合あたりで釣るのかな・・・あそこも浅いしね…

福浦岸壁沖。

ザバババババッ。

あれ、止まらない。

さらに南下。

ザバババーン!

到着したのは・・・

は、走水!

もろ深場やんけ!

あとで分かったのですが、当日は湾奥でのタチウオの釣果は良くなかったようです。浅場を探らず、深場に直行してくれた船長の判断力に心から感謝です。

夏ほどではないものの、タチウオ船団ができていました

渋めなのか、タチウオがなかなか食い込まず

「どうぞー水深65メートル。底から10メートルまで反応出てます」

タチウオは底にいるもよう。海底まで仕掛けを沈めなければなりません。

船長の指示でオモリは60号を使用しました。竿は6:4調子と思えるくらいに曲がり、しゃくりに力がいるものの、釣りができないレベルではありません。

様子見でリール半回転分ずりしゃくりあげていくと、1投目からガツガツとした武骨なアタリが!これをいかにフッキングまでもっていくかが、エサのタチウオ釣りの面白いところ。

とりあえずはそのままのペースでしゃくりあげていくと…残念、ふっと軽くなってしまいました。続く2投目も同様に、アタリはあるもののかけられず。難しいぞ、これは。

小手先テク①:食いが悪いときには「エサと針」を変えてみる

ここで秘密兵器を導入。

前日に見切り品のサバを購入し、腹骨と身をすき落としてから短冊にしたものです。食い込みが悪い時用のものですので、あえて塩で締めるようなことはしていません。

いかにも柔らかそうな生サバ短冊

これを取り付けるのは、ヤマシタの「タチウオ仕掛」。針も単体で「タチウオ針WHT」という名前で販売されています。完成仕掛けは、ハリスを結ぶところが環ではなくタタキになっているうえに、針自体も細身。また、チモトガードのパイプも取り付けておらず、全体的に「軽めの仕掛け」を目指している模様。

このふわふわ仕掛けで柔らかい生サバを漂わせる作戦です。

海底まで仕掛けを下ろし、しゃくりをいれていくと、ガツガツとした前アタリが。2回ともそのまましゃくって逃げられているし、どうしようかなー…と考えている間に、ズドンと竿が引き込まれました。

予想以上の食い込みの良さ!

竿が柔らかいため、念のため強めにアワセを入れてから、60メートルを巻き上げます。ひー、しんどい!

グッドルッキングガイ

いやー、何とか1本目をあげることができました!ほっと一安心です。

手巻きはエサチェックがしんどい

その後もポツンポツンと7匹まで釣り上げることができたのですが、肝心の生サバ短冊を使い果たしてしまう事態に。
そうすると、釣りはじめの状態に逆戻り。

アタリはあるもののなかなか食い込んでくれません。アタリ後のシャクリ幅をリール4分の1回転にしてもダメです。一度アタリがあったエサは回収してチェックしたほうがいいんですよね。

先端が噛み千切られていたり、針にケンが付いているにしてもずり落ちたりしている可能性が高いので。

毎回手動で回収するのは、なかなかに骨が折れます。やっぱり電動兵にジョブチェンジした方がいいのか…

いや、手巻兵の根性見せつけてやりますよ!

小手先テク②:船長に頼り切る。釣れるコツは聞こう

手巻兵魂と意気込んだものの、しんどいものはしんどい。

船長に、アタリはあるけど食い込まない旨を相談してみます。

「リールを巻くのやめて竿の動きだけで食わせてみて。あと、誘いはもうちょいゆっくりのがいいよー」とのこと。

さっそく実行。竿の柔らかさを使い、ふんわり・ゆっくりしゃくります。

ガツガツ。

きました!ここで巻き上げずに竿先を上下させて食い込みを待つと…

ズドン!

簡単にかかってしまいました。

分からないことがあったら、プロに聞くのが一番ですねー。船長のアドバイスが奏功し、終了間際に4本を追加。計11本という釣果でした。

竿頭が電動兵の16本。

誰がいったか本ORETSURI界隈では「電動兵は騎兵。手巻兵は歩兵」「手巻きの1本は電動の3本に匹敵する「手巻きの感動は電動の3倍」というようなことがまことしやかに言い伝えられています。

そこで、言い伝えの通り手巻兵である私の釣果を補正しますと、11本×3(手巻きボーナス)=33本。

ダブルスコアで電動兵に「大勝利」ということですね。

ということで、電動兵には実数で一歩及ばずでしたが、楽しい1日を過ごすことができました。

戦いを終え満足げな手巻兵

なお、大堀船長はタチウオ船をいったん終了し、現在はタコ船で出船しています。夏場には好釣果を叩き出している船ですので、こちらも楽しみです。

しんどいけど楽しい冬タチウオ

冬のタチウオ釣りはちょっぴりしんどいですが、がんばれば手巻きでも十分楽しめます。

手巻兵諸氏も、アタリがあったら高確率でフッキングできるよう、生サバ短冊を持ってぜひチャレンジしてみてください!

寄稿者

マゴチをもったjomoさん
jomo

Instagram(@jomonivsky)

過去の寄稿記事はこちら

■当日のタックル

ロッド:ライトゲーム X 73 M-190
リール:ダイナスター150
ライン・リーダー:PE1号フロロ4号
仕掛け:天秤+オモリ60号+ヤマシタ製タチウオ仕掛け(パイプ無し)

お世話になった船宿

黒川本家

関連アイテム

▼「電動なんぼのもんじゃい!」という釣り人はハイギアのリールを選ぶと意外と戦えます。筋トレを兼ねて深場の釣りを楽しみましょう。

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