こんにちは、上月です。
寒暖差が激しい日が続いているものの、だんだんと春らしい暖かさに変わりつつありますね。
つまり、花粉もやばいと。
僕は重度の花粉症なんですね。なので、例年1月後半から抗アレルギー系の薬と点鼻薬を耳鼻科で処方してもらい、事前防衛策を怠らないようにしてます。
が、今年はコロナのこともあり、急ぎでもなく病院へいくと迷惑かなと考え控えていたんですが・・・ダメですね。
侵掠すること火の如く。
2月後半。
まずは目を侵され翌日に鼻を攻められたので、早々に耳鼻科へ駆け込み、2ヶ月分の薬を処方してもらいました。
で、翌日からは症状もなくなり復活!
冬の釣りは鼻水が出てしまいがち。さらに花粉で鼻詰まりや目の痒みを我慢して釣りをするのはつらたんですからね。
これ読まれている方で、花粉症に悩まされてる人がいれば、一旦耳鼻科なりで処方してもらうことをお勧めしますよ!
市販品も悪くないですが、効能や購入量を考えると、結果的に病院処方のほうがコスパ的によかったりします。
と、花粉の話が長くなりましたが、釣りの話に切り替えましょうか。
今回は東京湾でマダイを狙った話です。
久々に言い訳できないやらかしもあったので、そのあたりも含めて記していきたいと思います。
マダイ狙いの船宿選び
マダイ釣りといえば、関東近郊だと「コマセマダイ」「一つテンヤ」「タイラバ」が基本ですね。
これまで僕の記事を読んでくれてる方はなんとなくわかると思いますが、僕はこの中で「一つテンヤ」を最も愛してるんです。
タイラバも併用しますが、基本は深場・早潮時の非常用として使うようにしてます。
2020年は通年で外房の大原(たまに飯岡)へ一つテンヤ釣行としけ込んだわけですが、キロオーバーのマダイは一度も釣れず・・・。
なので、2021年は一つテンヤでキロオーバーを釣ってやりたいと。
分かる人は分かると思いますが、これ、かなり低い目標なんです。もう2-3回いけば大体釣れるでしょと。
でも、去年の僕は呪われていたんでしょうか。
通算15回くらい通ったものの、キロオーバーは上がらず。
考えてみてください。15回ですよ。船代だけでも15万円強かけて0です。
え、なにそれすごい。
この武勇伝を「船釣りにいけばすぐに魚が釣れる」と思い込んでいる人にとくと聞かせてやりたい。
さらに・・・。
実は2021年に入って、一度大原で一つテンヤ釣行をしているんです。
が、「船中マダイ0」という地獄のような状況で、ほとんど写真を撮る気にもなれず、記事にもしていませんでした。
これはその時に撮影した、数少ない写真の一つです。
どうぞ、ご査収ください。
「一つテンヤ、ウマヅラ」かな(笑)・・・
そんなわけで、ちょっと一つテンヤ恐怖症になっていたんです。
またウマヅラハギに襲来されたらどうしようか。
とはいえ、悲しみにくれつつも釣行しなければマダイは釣れないので、3月某日に再挑戦。
大原でいつもお世話になる「あままさ丸」は、午前船がヒラメで埋まっていたので今回はパス。千葉飯岡か、東京湾のどこかかなーと考えはじめました。
飯岡は、最近数釣りに混じってキロクラスがたまにかかっている様子。
東京湾は釣果情報が乏しいのですが、常にギャンブル性が高いけど釣れればアベレージサイズが大きいイメージ。
で、前述の通り、マダイについてはボウズに対してナーバスな感情になっていたので、一旦お土産キープが手堅そうな飯岡を選択したのですが・・・満船で予約できず。
結果、東京湾しか選択肢がなくなったときた。そこで今回は千葉 上総湊港の「彦次郎丸」を予約してみました。
当日は小潮周り。東京湾でコマセじゃないマダイはかなり厳しいだろうなーと思いつつも、ワンチャンを期待しつつ。
ちなみに、彦次郎丸は初めて利用する船宿。調べてみると、東京湾のしゃくりマダイがメインながら、一つテンヤやタイラバを持ち込んでもOKとの情報があり、Googleレビューの内容もいい感じなので選んでみました。
さあさあ、上月は初めての船宿でキロオーバーマダイを釣ることができるのか!?
ズコッ!上月、寝坊するの巻
いきなり衝撃のサブタイトルですね。そう、当日寝坊してしまったんです。まいったなこりゃ。
電話で女将さんに「7時出船」と伺っていたので、4時半起床-5時出発で十分間に合うだろうと踏んでおり、4時半-5時で2分毎にスマホアラームが鳴るよう設定していました。
だがしかし、「・・・はっ!」と目を覚まし飛び起きてスマホをみると、どうだ。
なんと、画面真ん中にバッテリーマークと「100%」という数字が表示されたまま、フリーズ。
あれ、時間が止まってしまったのか。
慌ててリビングに行き、時計を見てみると「5時50分」とな。
そう、AVのように、そう簡単に時間は止まらない。
終わった・・・。
そう頭に思い浮かべつつ、大急ぎで出発したのが6時。
深夜で渋滞を考慮しなければ1時間前後で着く距離なんですが、杉並区にある拙宅の側を貫く甲州街道に出た瞬間、現れたのは大量の車の筋。
加えて首都高も既に混みはじめている気配。南無三、これは最低1時間半コースだなと。ポクポクポク。
で、船宿に電話しますよね。
そこでカーナビからの操作で電話しようとしたら、Bluetooth接続されているものの電話履歴や電話帳が開けない状態。
元々不具合だらけなんですが、どこまでだらしないのX○eria!
仕方ないので、首都高インター手前で一旦停止して、スマホから直接かけることに。
幸い、ハンズフリーには接続されていたので、そのまま首都高を走りつつ電話。若船長らしき方が出てくれました。
上月「今日マダイで予約していた上月です。大変申し訳ないんですが、30分ほど遅れそうです・・・」
若船長「え。10分ならなんとなるんですが、30分だときついですね・・・」
上月「ですよね・・・本当にすいません」
若船長「いえ、是非また予約して乗船してください!」
寝坊乙。
以上、マダイの部、完!
・・・となってたら、まあ記事にしてないですよね。それでも受け入れられるのがORETSURIなんですがね。
それにしても、若船長の一切怒ることなく、次の釣行を待ってる的な発言に「間違いなくいい船宿だったなぁ」と思いつつ、最寄りのインターで降りて引き返すかと考えていたところ、彦次郎丸の番号から着信。
若船長「今日、もう一艘が空いてるので、そっちで出しますよ!全然遅くなっても構わないんで、気をつけてきてください!」
「船宿神」現る!
当然、お言葉に甘えて乗船させて頂くことにし、アクアラインの渋滞がありつつも35分遅れで港に到着。
ほんと感謝しかない。
40分遅れで、いざ出船
到着後、船長(若船長のお父さんだったので、大船長ですね)に挨拶をして、すぐに準備をしーの。
予報では朝に止むと言われていた雨ですが、小雨ながら降り続いてましたね。
僕が船に乗り込んだら、すぐに出発となりました。
移動しつつ、タックルを準備。
船長から「タイラバ持ってきてる?いまは、タイラバばっかり釣れてる状況だよ!」と教えてもらったので、すぐにタイラバに取り掛かれるようにしっかり準備。
いつもは予備のイメージなので、必要そうになったらセットするんですけどね。
さて、船は30分ほど走り続け、浦賀水道航路の真ん中あたりでポイント探索を開始。
観音崎と上総湊を線で結んだ真ん中あたりですかね。多分。
かすかに見える陸地の右端が観音崎
ポイント到着。船長が「今日は水深70-80mが中心だから、タイラバがいいよー。ここのタイは、餌食わねーんだ!」と笑いながら教えてくれました。
東京湾のマダイ経験はあまり多くないんですが、確かに少ない経験ながらも50m以深だとタイラバ有利のイメージがありますねー。
というわけで、まずはタイラバを選択。
深めなので、100gをつけてみることに。ダイワの「α」です。
タイラバは、基本的に「巻きスピード × タイラバ重量×形状×カラー × ネクタイ×カラー」等でアタリをつくっていくものだと思うんですね。
が、僕の場合、ネクタイ部分はあまりこだわらず、そこはセット販売しているものをそのまま使っています。
これまでタイラバメインでマダイを狙うことを考えていなかったので、そもそも引き出しがないのもそうですし、掛け算の要素が増えすぎると迷いが生じるので。
というわけで、さっそく投入。
カチャン、(クラッチオフ)、スーーーーーーーーー(タイラバ落下)、ストン(着底)、マキマキマキマキ
カチャン、(クラッチオフ)、スーーーーーーーーー(タイラバ落下)、ストン(着底)、マキマキマキマキ
(以下、KSSM)
とまぁ、このKSSMをひたすら繰り返す。
船長は、僕から少し離れた場所で、手バネ竿を使って探っていたり。
で、2回目のKSSMで気づいたんですね。
あ、これ本当の「潮流れず」状態だ、と。
ORETSURIでよくネタにされる「潮流れず」にはフィーリング的な潮流れずと、本当に潮が流れてない潮流れずがあるんです。
今回、タイラバが限りなく真っ直ぐ沈み、巻いても潮の抵抗をほぼ感じない。
船長と話していると「そろそろ潮止まりみたいだなー。昨日は一投目から釣れたんだけどなー」と。あとで観音崎のタイドグラフを見てみると、8:37満潮だったので、分かりやすく潮が止まったってことですね。
そこから、10分ほどKSSMを続けてみるものの、潮を感じないのでタイラバをチェンジ。
ダイワのタイドブレイカー60gです。
普通、東京湾では80-120g程度を使うので、軽めの選択。
ところが、60gでも、ちっとも潮を感じないので早々にテンヤへチェンジ。
この冷凍エビに熱い想いを託し。
・・・
が、なんの反応もなく・・・。
船長も「餌取りすら食ってこないなー」とおっしゃってます。
というわけで、9時前に最初の流し変え。
潮が流れはじめると、この世界の状況がはっきりと様変わりし
流し変え中、周りの船を眺めていると、「彦次郎丸」と船体に書かれた船を発見。
つまり、僕が乗るはずだった船ですね。
眺めていると、船長と目があい、ニコっと笑ってくれました。
ここは、僕が釣り座で土下座するべきシーンなんですが、さすがに引いてしまうだろうなと思い、会釈に留めることに。
本当、何度も書きますが、感謝しかない。神船宿。
お客さんは僕の他一人だったようで、船長と二人並んでタイラバをマキマキしてました。
これは別の船ですが、当日はこのくらいの距離間でプレジャーボート含めてみんなマダイ狙ってました。
流し変えた直後に、船長より「倅の方で、1枚あがったみたい。やっぱタイラバだねー」とな。
まあ、そんなこと聞いたら、迷いなくタイラバを選びますよね。
頼むぜ、タイドブレイカー
さて、少し潮も流れはじめたので、巻きスピードをデッドスロー気味にし、10分程KSSMを続けていたところ・・・ゴツンゴツンと分かりやすいあたりが・・・!!
僕「せんちょーーー!きたー!!」
船長「我慢して!耐えて耐えて、そのまま巻き続けて!!」
声援を受けながら、デッドスローで巻き続ける。
・・・
が、5mくらい巻き上げたところでアタリがなくなりーの。
無念なり。
そう思いつつ、タイラバチョイスが正しいこと、このポイントにマダイがいることは分かったので、期待心を膨らませて、再度デッドスローのKSSMを繰り返します。
その時は、意外とすぐにやってきた
さて、乗せられなかったアタリから15分ほどKSSMを続けていたところ・・・
ゴンゴンゴン!
と、またしても非常に分かりやすいアタリが。
久々のマダイの気配に、心臓をバクバクさせながら「冷静にいけ、俺、冷静にな」と言い聞かせ、デッドスローで巻き続ける。
と、3mほど巻き上げたところで、竿先がぐいーーーーーんと曲がり、マダイ特有の3ビートを刻んで下方向に引っ張られたので、ここでゆっくり合わせをいれて・・・
のったな!
と同時に、ドラグをずるずる出して下に沈むマダイ氏。
船長は「のった?よし、慎重になりすぎず、どんどん巻こう!」とゴリ巻きを提案してきますが、久々の重たい引きに、日和った僕はゆっくり巻き続けるという。
が、スプールが回ってくれない。そこで、ドラグを1メモリ硬くしてみたところ、スイスイ巻けるように。
「頼むぜ、ライン持ってくれよ」と巻き続けますが、定期的にやってくるマダイ氏の3ビートツッコミ時には、しっかりとドラグが出ていなしてくれるこに気づいたり。
「あれ、ダイワのスパルタンRT TW思ったより優秀かも?」とか思いつつ、ひたすら巻き巻き。
水深が70m以上あるので、水面に持ってくるまで結構時間がかかるんですね。
そしてついに水面に姿を見せたその姿は・・・
・・・
・・・
・・・
よしよしよし!!いいぞ上月!!
大ダイとはいえないけど、余裕でキロオーバーのマダイ氏や!
写真は針を外した後ですが、下顎の外側から上顎を貫くまでがっつりフッキングしてました。
「うーむ、祝着至極!!」と心で叫びながら、マダイ氏には生簀で休憩して頂くことに。こちらですこしお休みください。
で、そこから5分後。
今度は、船長が突然鬼アワセを入れたと思ったら、手で軽やかにラインを巻き上げていく。
「これが噂の竹岡式シャクリ釣りか!」と、興味津々で見ていてあがってきたのは・・・
立派なマダイさん。
船長、がーさす。
と、船長が釣り上げたところで、再度流し変え。
ますます、マダイ気配がムンムンに
中々止まない小雨
再度、5分ほど流し変えをして、釣り再開。
まあ、当然タイラバを選びますわな。
これまで、まともにドラグを駆使したことなかったスパルタンの性能も分かりましたし。
で、2回目のKSSMにて
コンコン
と、今度は軽いあたりが。
竿先の引き込みと同時に軽めのアワセを入れると、今度はドラグが出るほどではないが、それなりに重い引き。
今度は余裕をもって、引きを楽しみながら巻き巻き。
そしてあがってきたのは・・・。
美人マダイさん。
1Kg弱くらいですかね。このくらいが、一番綺麗なマダイと思われます。身も一番ハリがあるというか。
あと、画像で針を見てもらうと分かりますが、下顎に軽くフッキングしているだけで、かなりギリギリでした。
アワセが弱いのか、食い込みが悪いのか、なんとも言えないところ。
と、これを釣って10分ほどしたらまた流し変え。
「お、俺だってやってやるぞ!」と訴えてくる一つテンヤタックル
2枚釣って正直かなり満足したので、流し変え後に船長へ「テンヤでやってみますねー」と話してみる。
と、「いや、潮がどんどん早くなってるから、タイラバにしよう!」といなされたり。
船長が言うならしょうがない。タイラバを続けよう。すまんな、テンヤタックル。
なお、このあたりで、潮の影響からか船長は竿を出さなくなりました。操船に集中ということです。
そして、釣り再開後5分。
ゴンゴン!
からの、3ビートで、しっかり乗せてから、ドラグをちょっとだけズルズルさせてあがってきたのは・・・。
つぶらな瞳がかわいいマダイくん。
1枚目と2枚目の間くらいの大きさですね。サイズ的には一番美味しいと思われるやつ。
こいつも、フックがギリギリで、あんまり遊んでたら外れていた系でした。
最初の1枚が9時半、3枚目が10時半なので、時速3枚ペース。
出来過ぎだろと。
船長から「調子いいねー!」と褒められるものの、僕の場合大体こういうのは悪い方向のフラグになるわけです。
さてはて、どうなることやら。
フラグ発動・・・
質実剛健な釣船です
3枚目が釣れたその後は、アタリもなくなったので、再度流し変え。
そして、潮がどんどんきつくなり、さすがに60gのタイドブレーカーだとどんどん流され、着底がもっさりと分かりづらくなってきました。
僕しか釣りしてないので、道糸が斜めになる分には気にしなくていいんですけどね。
斜めな分、広範囲探れるという意味では、できるだけ軽い方がいいんですが、さすがに着底直後に一瞬で流される状態だとつらいと判断。
というわけで、80gのタイラバにチェンジ。
こいつでも道糸は斜めになりますが、着底の「ストン」感ははっきりしており、すぐに反応して巻き上げられます。
して、チェンジした上の反応はどうかと。
アタリはある。20投に1回くらいの割合で。
アタリの棚は、1枚目以降ずっとそうだったんですが、着底から3-5巻き程度ですね。
つまり、マダイ等は底に固まりがちか、もしくはフォールを追いかけてきて、反転してすぐにちょっかいを出してきていると。
そして、のらない。
何度かアタリがあるものの、のらない。
フックチェックしても問題なく、2枚目3枚目がそうだったように、食い込みが相当に浅いんだろうなと想像するも、タイラバロッドは一本しかないのでどうしようもなく。
まあ、これは今になって考えてみたら、テンヤロッドでやってみてもよかったなと思いました。
テンヤロッドに80gはそこそこ適合オモリ負荷オーバーな分、乗せやすくなりそうだし。
なお、1回だけ巻き上げ直後にがツンとしたアタリがあり、びっくりアワセして逃してしまったんですが、ここだけの秘密にしておいてください。
船長は「あはは〜、今のはでかそうだったな〜」と笑ってました。
全然雨がやまない
そんなこんなで、何度か流し変え、潮がさらに速くなってきたので100gにチェンジしーの。
ダイワ α 100g
タイラバのせいなのか、潮のせいなのか、アタリの割合が減ってきて、ちょっと集中力が切れかけた12:40頃。
船長と「もう1枚釣っときたいよなー」なんて話をしてKSSMしていると・・・
コンコンと、小さいあたり。
さて、タイラバはアタリがああっても巻きスピードを変えないだけなので、慎重にも何もないんですが、気持ちだけ慎重に等速巻きを継続していると・・・。
そのままズンと重量感がまし、乗った気配!
が、引かない。
とても重たいけど、引かない。
うーん、これは大原でマハタがかかった時に似てるなー、と。
でも、東京湾でそうそうマハタかかると思えないし、別のハタかな??
なんて期待しながら上げてみると・・・
貴殿でしたか・・・(ムシガレイ)
写真の通り、スレ掛かりなので、水の抵抗で重たく感じたようです。
まったく、期待持たせて罪なやつだぜ!
まあ、ムシガレイはうまいんだけどね。
そして、ファイナルステージ・・・
さて、「貴殿」が釣れてから、30分ほどアタリが遠のいたのでタイラバのカラーをチェンジ。
万能カラー オレンジ金、略してオレキン
が、KSSMを10分繰り返すも、うんともすんとも言わないので、再度タイラバチェンジ。
80gのダイワ α、オレンジですね。
え、なになに?
「なんでエビ付いてるんだよ?」ですか。分かります。
でも、たまにはエビついてた方が釣れそうじゃん?
まあ、アタリが減りすぎてちょっと心が折れかけてたんですよ。
感覚的に、アタリが遠いテンヤスミイカも同じような心持ちかと。
まー工夫の余地がタイラバより少ない分、テンヤスミイカの方が辛いかもしれませんね。
と、話が逸れましたが、まあ一旦餌に頼ってみようと。エビラバという釣法だって、実際ありますしね。
「南無八幡大菩薩 願わくはこのエビラバ 外させ給うな。」
眼を閉じて神仏に祈りつつ、投入。
で、5KSSM後・・・グイングイン!
お、きたか!?
のれ!のれ!!のれえええぇぇぇぇ!!
とまぁ、実際はそんなエモーショナルな感じは皆無で、疲れた顔でただ巻き巻きしてただけなんですけどね。
で、しっかり乗りました。
が、重たい中に、たまにブルブルブルブルという断続的な引きがくるので、こいつはマダイ氏じゃないな、と悟ってしまったり。
水面に浮かんできたのは・・・
・・・
・・・
・・・
貴殿でしたか(タチウオ先生)。
F4くらいあるので、地味に嬉しいやつですね。
正直、タチウオってF4以上1本が、三人家族で美味しく食べきるちょうどいい量だと思ってます。
そして、再投入したものの、2KMMS程度で沖上がりの14時に。
優しい速度で上総湊港を目指す
船が上総湊港に向かってる間、船長から「血抜きは生簀の中でしといて!」と言われたので、網ですくいーの、エラをぶったぎりーのを繰り返す。
血の池地獄
そして、14時半過ぎに港へ到着
行きは遅刻でバタバタしてたので景色を見てませんでしたが、なんともいい風景ですね。
内房線の鉄橋も相まって、ノスタルジックな空気を作り出しています。
実になごむ。
本日お世話になった船。
道具類がとても整理されていて、見た目よりも広々快適でした。
まとめ
結果は、マダイ3枚、ムシガレイ1枚、タチウオ1本。
なお、一番上のマダイは船長が釣ったもので、「持ってって!」と譲っていただきました。
上から2番目のマダイが今回最大で、1枚目に釣ったものです。
その重さを測ってみましょう。
おっと、見えないですね。
拡大してましょう。
む!なんとか2Kg超えときた!!
他のものは測ってないですが、2枚目に釣ったのが800g前後、3枚目が1.5Kg前後じゃないですかね。勘ですが。
さて、釣りそのものを振り返ってみると、まずは寝坊からですね。
これは、「スマホを買い換える」が解決策のように思えて、それだけじゃないかと。
僕の目を覚まさせるという業務の継続性が断切しているわけなので、目覚まし時計の併用が必要と考えています。
つまり、BCPってことですね。はい、自分でも何言ってるのかよく分かりません。
乗船後を振り返ると、結局99%タイラバを使ってたなと。
一つテンヤで釣ってない件について。
つまり、テンヤでキロオーバーマダイを釣るという目標は達成されていないわけです。
いや、タイラバはタイラバで楽しいんですけどね。
巻き巻きして、アタリがでて、そこを我慢して乗せていく過程は、タイラバ特有の醍醐味かと思います。
もっというと、形状・色・ネクタイ・ワーム装着等、考えながら楽しむ要素があるんでしょうが、前述の通り僕はそこまで拘らないタイプです。
色については、オレンジ・金・ピンクさえあれば、大体なんとかなるイメージ。
で、タイラバになくてテンヤにあることといえば、「アワセ」だろうなと。
スミイカもタチウオもタコもそうですが、元来テンヤってものは、がっつりアワセないと掛けられない。そこに「攻め」の要素があるわけです。
即アワセが基本と言われながらも、アタリ方によっては間を考えないと乗らなかったり。
その結果、うまいことフックしたときの快感が待ってるわけです。
さらに、それがキロオーバーだと、ロッドが一気に曲がり込んでドラグが出ると。
もちろん、僕の脳汁蛇口も全開となります。
そんなわけで、次は東京湾でももう少し浅場がメインになる時期にいって、テンヤで脳汁垂れ流したいと考えてます。
千葉からの出船なので、本来の主戦場は竹岡沖等の浅場でしょうし。
最後に、今回お世話になった彦次郎丸。
読んでいただければ分かると思いますが、説明不要に最高でした。
マダイは通年、春になるとアオリイカ、冬はカワハギもやっているようなので、色々使えそうだなーと。
マダイは一人からでも出船してもらえる上に、もう少し暖かくなれば活エビを使い始めるようです。
これで通わない選択肢があるだろうか?(いや、ない)
というわけで、お気に入りの船宿が一つ増えました。
興味もった方がいらっしゃれば、是非足を運んでみてください。
では!
当日のタックル
- ロッド:紅牙テンヤゲーム MH-235MT、ソルティアドバンス タイラバ B69-MS
- リール:20 ルビアスLT3000S-CXH、スパルタンRT TW 100XH-L
- ライン・リーダー:PE0.8号・フロロカーボン2.5号
- 仕掛け:ダイワタイドブレイカー60g、ダイワレディバグ80g、ダイワα80-100g