こんにちは！タクミです。
多摩川がホームで、年中シーバス狙いで通っています。
さて、
「多摩川でシーバス釣りをはじめたいんだけど、どんなルアーがよいのか、わからない」
「すでに多摩川河口に通っているんだけど、まだ1匹も釣れていない……」
こんな悩みはありませんか～？
そんなあなたが、最初の1匹へたどりつくルアーの最適解とは？
ハイ、個人的におすすめなのは、バイブレーションです。
今回は、私の実釣経験に基づく、多摩川河口でおすすめのバイブレーションを紹介します！
バイブレーションとは？
「そもそもルアーのバイブレーションってなんぞ？」
という方もいるかと思います。便利なAIに聞いてみましょう！
ルアーのバイブレーションとは、本体を振動させることで魚を誘うタイプのルアーのことです。リップがなく、おでこ部分で水流を受けて振動します。シーバスやバスなどの魚種に人気があります。
え、おでこ？
いきなりあまり聞きたくない言葉を使ってきますね！
もっともらしく答えてくれましたが、これだけだとイメージが全然湧いてこない。
そもそも、ルアーってほとんど振動するじゃないですか。
よし、私が思うバイブレーションの特徴をあげてみましょう！
・サイズが小さめ（約5㎝～10㎝）
・沈むのが早い
・飛距離が出やすい（広範囲を探れる）
・細かい振動で、ルアーの動きを感じやすい（集中力が保たれる）
ざっとこんな感じです。
いかがでしょう？
イメージつきましたか？
多摩川シーバスにバイブレーションをオススメする理由
ではなぜ、多摩川のシーバス狙いで、最初の1匹に出会うためにバイブレーションをオススメするのでしょうか。
その理由ですが、大きく分けて2つです。
- すべてのレンジを狙える
- ルアーが動いているのを感じやすい。
それぞれ説明していきますね！
すべてのレンジを狙える
バイブレーションは「シンキング」といって、基本的に水に沈むルアーです。
ボトムまで沈めてから使えば、川底付近をじっくり舐めるように攻められます。
また、キャストして着水後、すぐに竿を立てて巻きはじめれば、表層付近も探れます。
フローティングやサスペンドといって、浮いたり、水中で停止するバランスのバイブレーションもあるよ。
着水後2秒待って巻きはじめる、ダメなら4秒待って巻きはじめる！といったフォールに差をつけることで、狙う層を変えられるんですね。
ミノーやシンキングペンシルだと初心者のうちはレンジの感覚がつかみにくいので、どこをルアーが泳いでいるのかイメージがはっきりしないわけです。
バイブレーションであればしっかり沈むので、秒数カウントなどの目安をつけやすいです。もし反応があった場合でも、再現性を出しやすく、初心者の方もレンジを意識して狙えます。
また、巻きスピードでもレンジをコントロールできるのもよいですね！
ルアーが動いているのを感じやすい
上記の特徴でも記載しましたが、バイブレーションというものはかなりブルブル動きます。
そのため、釣り慣れてない人でも、「今まさに魚にアピールしてるぞ！」と、ルアーに対しての不信感が和らぐのです。
アクション（誘い）を付けた時は、強くブルブル。
弱くブルブルするときは、リーダー絡みやゴミがついて泳いでない？
という具合に、全部ブルブルの程度で判断できます。
これで反応があった時に「もう1回強いブルブルで攻めよう！」といった判断材料になるんですね。
ちなみに私は、弱いブルブルの方がなんとなく食べやすそうな小魚に見える気がしています。
バイブレーションの種類は大きく分けて2つ
バイブレーションはざっくり大きく分けて2種類あります。
メタルバイブや鉄板バイブと呼ばれる金属製と、プラスチック系のものです。
どちらも、横から見ると楕円、上から見ると板です。
角張ったものもあれば、まるいものもあります。
メタルバイブは飛距離が出て、沈むのが早く、樹脂系は沈むのがゆっくりです。
ラトル音が出るものがあったり、ブルブルの波動が強かったりと、一言でどちらがいい断言することが難しい。
「じゃあ、多摩川だと、どれがいいの？？」
そんな疑問を持った、あなた。
ここで、私の経験から多摩川河口エリアでオススメのバイブレーションを3つ紹介したいと思います。
Megabass ONIMARU 12g
Magabassから発売されているメタルバイブが、Megabass ONIMARU 12gです。
軽めの8gや12gから20g・30ｇと4種類のラインナップがあります。
多摩川河口付近で使うなら重すぎず軽すぎない12gがオススメ。私も12gを愛用してます。
好きなカラーはピンクイワシです。
この12gという重さが絶妙で、メタルバイブでよくある14〜20gだと多摩川の干潮時ではボトムを擦ってしまいがちなんですよね。
私の使っているタックルですと、ロッド角度を30°前後にして巻いてくるとボトムから5cmくらいのところを絶妙なスピードで引いてこれます。（タックルデータは最下部）
一つ重くなるONIMARU20gだとデイゲームでの早巻きであればよいのですが、干潮時はボトムを擦ることが多くなり根掛かりやエイを引っ掛けてしまうことが多くなります。
メタルバイブはどれも同じにみえるんですが、ONIMARUはフロントフックのアイがスイベルなので、魚を掛けたあとのバラシが軽減します。
シーバスを掛けて寄せたときに、手元付近でエラ洗いをされる。
あるあるですね。
そこで、リアフックが外れて「まずい！」と思ったとき、フロントフックが「くるんくるん！」と回って、見事バラさずにキャッチできた経験もあります。
アクションはただ巻きしてもブルブルと動いていることをロッドで感じますが、巻き抵抗がマイルドなので長時間使用しても疲れません。
リフトアンドフォール、ワンピッチで平打ちなどのアクションの反応もわかりやすいです。
基本的にはただ巻きでOK！
サイズは12gが62㎜、メタルバイブでは大きすぎず小さすぎずという印象。
シーバス、チヌ、キビレ、マゴチ何でも狙えます。実際去年、一番多くの魚種を釣ったのはこのルアーです。
比較的購入しやすいのですが、実店舗では12gはあまり売っていない印象です。
重めのg数と比較して意外と売れないのかな・・・
なお、Amazonなどでは時期によっては入荷未定が長く続く期間があります。ある程度ストックしておいたほうがよいですね！
実販売価格も1,000円前後と、ミノー類などと比べると安い！
とりあえず多摩川でシーバスに出会いたい！
そんな気持ちがある方は、3カラーぐらいボックスにいれてください。
そして朝から夜！夜から朝！どんどん投げ倒しましょう！
DUO Metal Garage PLATE-VIB 10g
こちらはDUOから発売されているメタルバイブです。
サイズは10g・15g・20g・26gがあります。
私がオススメしたいのは10gです。
まず、50㎜というかなり小粒なシルエットがよい。
多摩川のボトムを引きずっていると時おり引っかかってくる小さいテナガエビと同サイズです！
カラーは16種類と豊富。私はアカキンを愛用中。
見た目とは裏腹に、巻いている時の感覚はかなり強いブルブルが伝わってきます。
ゆっくり巻いてもしっかりブルブルするため、初心者の方でもルアーを動かしてることがはっきりとわかるので集中力が切れないのがよい点。
それでは、多摩川ではどんな時に使うか？
私の場合、いつも上流側のシャローで干潮時など水深が浅くなった際に登場させます。
10gと軽いので、水深が浅くても底を擦らずに引いて来ることができるんですね。
そして、10gと軽量ですが、かなり飛距離が出るのも魅力。
飛行姿勢もかなりよく、エビりにくいのも使用理由の一つ！
エビる＝フックにリーダーなどがひっかかり動きがおかしくなること。
それと着水してからの立ち上がりが早いのもよいです。
キャスト後2巻目ぐらいでヒットすることが多くありました。
シーバスを狙えるのはもちろんですが、シーバスより口の小さいチヌやマゴチにも効果的！
アクションは以下の3つ。
多摩川でどれかを繰り返せば必ず釣れると思います！
- リフト&フォールからのボトムステイ
- ストップ&ゴー
- ボトムコツコツ
もちろんただ巻きでも釣れますが、巻き抵抗が大きいためオニマルに比べると多少疲れます。
販売価格は1,000円前後。
こちらは在庫切れなどはほとんどなく、いつでも購入出来るのもよいです。
10gはフックサイズが#12とかなり小さめのため、リアフックだけでも#10か#8に変更するといざという時の大物にも対応できます。
干潮時、水深が浅い時にメタルバイブを使いたい時におすすめです！
BlueBlue Narage65
Narage65は、BlueBlueから発売されている樹脂系のバイブレーションです。
昨年1年間で一番シーバスを釣ったのはこのルアーかもしれません！
箱に書いてあるキャッチフレーズは、「飛んで沈んで、だけどスローに引ける!!」なんですね。
これは、まさにその通りで17gと紹介した2つのメタルバイブに比べたらやや重めです。
サイズは65㎜。
メタルバイブはキャスト時に重心の位置が悪いとプロペラのように回転し、飛距離が伸びないだけでなく、頻繁にエビってしまうことがあります。
ナレージ65は重心がよく、初心者にも投げやすく、安定した飛距離がでます。
着水後は、スパイラルフォールという回転しながら落ちていく動きをするので、他のルアーよりもゆっくり沈み、なおかつアピールするわけで、着水ヒットも多いんですね。
ためしに足元に落としてフォールの動きを見てみましたが、本当に回転しながら沈んでました。
ナレージ65も、ただ巻きでも釣れますが、私がオススメするアクションは2つです!
・ワンピッチジャーク
多摩川河口では、干潮時の水深は2m前後。
その浅い水深を4分割（50㎝ぐらい）し、1つのレンジを外さないように細かいワンピッチジャークで探ります。
ただ巻きでも一定のレンジを探ることはできますが、いつの間にか巻きスピードが早くなってしまい狙ったレンジから外れてしまうことがあります。
ワンピッチだと巻いた分一瞬フォールさせるのでリズムが狂うことが少なくなりレンジを安定させられます。
大きくロッドを煽ってしまうとリフト＆フォールとなってしまい、レンジを2つにまたいでしまうので細かいロッドワークで一定のレンジを保つのがよいです。
ナレージ65の特徴的な動きとして、ラインテンションを抜くとルアーが木の葉が落ちるような平打ちをします。
この平打ちさせた瞬間に魚からの反応があるんです！
細かくロッドを煽りブルブルさせたら、スッ！
ロッドティップ(竿先)を下げ平打ちさせる。
これを一定のレンジで繰り返し、水面に見えるヨレに入った瞬間にルアーをヒラッっとさせると、ゴン！
と、わかりやすく気持ちいいバイトを味わえると思います。
・ストップ＆ゴー
ストップ＆ゴーは、巻いては止めてステイさせる釣り方です。
先程紹介したワンピッチジャークと違い、こちらはレンジを跨ぐイメージを持ちながら操作します。
まず、狙った場所にキャストしボトムまで沈めます。
竿を立てながら巻きはじめ、ボトムから表層まで斜めにレンジを通過するように巻いてきます。
直角三角形の斜辺をイメージしてください。
表層まで近づいたと思ったら、リトリーブを止めて再度ボトムまで沈め、同じことを繰り返します。
飛距離にもよりますが、私は1回のキャストで3回前後行います。
表層までレンジが上がったらリトリーブを止めて沈め直すが基本だと思いますが、流れのヨレに入った瞬間に沈め、再度ゴーしたときに魚からの反応があるパターンが多いです！
レンジを跨いで広範囲に探れるため、「魚がいるのかいないのか」を早めに判断しやすいです。
Narage65手に入りずらかったですが、最近は実店舗でも見かけるようになりました。
釣具屋さんで見つけてしまうと、とりあえず1個買ってしまいます。
何よりこの魚っぽくないルアーで釣るのって気持ちいいんですよね！
まとめ
今回は多摩川河口のシーバス狙いで最初の1本に出会うためには、バイブレーションがおすすすめという話をしました。
紹介した3つのルアーですが、比較的に購入しやすく、解説動画もネット上にあります。
そのため、釣行前にもイメージがかなり湧くのではないでしょうか。
私の場合、多摩川河口のシャローエリアを限定として考えると、メタルバイブは10g～15g、樹脂バイブは10g～20gであれば50㎝刻みでレンジコントロールを意識できるようになりました。
よく失敗していたのが、ルアーが重すぎてズル引きになってしまい根掛かりやエイに引っかけて時間とルアーを失うということです。
もちろん、どのメーカーのバイブレーションを使ってもよいと思いますが、ルアーの重さだけは自身のタックルバランスと、フィールドの水深にあったルアーを選択することが重要ですね。
目指すはボトム5㎝～10㎝をキープして巻ける感覚です。
初心者の方はまず日中に河口に行き、力の限り遠投し、底まで沈め、速めの巻きでバイブレーションをブルブル振動させ続けましょう！
いつか必ず、「ゴォフゥッ！！！」と、ハンドルが止まり、竿がしなるはずです！
タクミ＠TSURiTAKU62
タックルデータ
ロッド：DAIWA LATEO 96ML・K
リール：DAIWA 23 LEXA LT3000S CHX
ライン・リーダー：Seaguar R18 完全シーバスステルス1号、VARIVAS ショックリーダー VEP 20lb
