活エビで狙う!外房・飯岡の「一つテンヤマダイ」釣行@梅花丸

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一つテンヤタックル
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ORETSURIをご覧のみなさんこんにちは。上月です。

今回は千葉飯岡の「一つテンヤマダイ」に挑戦してきたので、その模様です。こちらのお店でシェフを務めている佐藤さん(以下、「シェフ」)と二人で挑戦しました。

目次

マゴチに行きたかったが、流れで一つテンヤに

同行の佐藤さんを、さくっと紹介すると、釣った魚を持っていくと捌いてくれて、そのまま持って帰るもよし・冷凍庫で保存してもらうもよし・料理にしてもらうもよしという店でシェフをされている方です。要は、僕が釣った魚をいつも捌いてくてる方ということですね。

で、家がたまたま近いこともあり、たまに一緒に釣りへいくような関係なんですね。

本当は、シェフから「マゴチいきたいっすね」と強めの要望をもらっており、ORETSURIでマゴチの記事をよく読んでる僕としてもやぶさかじゃなかったんです。

が、今回は平日釣行ということで・・・。休暇という体裁にするものの、何かしらの対応は必ず発生するのが常でして、釣行後に多少の仕事をしないとな、と。

そこで、マゴチで午前船ってないよなぁ?とダメ元で調べてみたところ、やっぱり東京湾のマゴチ船はどこも15時半前後帰港予定で、ちょっとキツイ。

じゃあ、釣りにいくなよって話なんですが、先週末が台風の影響で行けなかったし、行けそうなタイミングで行っとかないと後悔すると自分に言い聞かせました。

結局、朝は早いけど12時には帰港する外房の一つテンヤにしようという話になり、大原港のあままさ丸へ連絡。

が、ヒラメと仕立てが入っており出船できない。

新しい船宿はGoogleレビューと口コミは要チェック

じゃあ、行ったことないけど「飯岡の梅花丸」という船宿がGoogleレビューで「えらい評価いいからここにしよう」という結論になりました。

今回は評判がいい「遊動テンヤ」メインでいってみよう

真鯛狙いの一つテンヤは、大原で何度か経験があり、大好きな釣りです。

釣果はいつも芳しくないけど。

ひたすらシンプルな仕掛けで、オマツリも少なく、細い糸で魚の引きをダイレクトに感じられるあたりがとてもいいですね。

というわけで準備しました。


遊動テンヤ一式

固定テンヤ一式

これまでの一つテンヤ釣行では、錘が固定されずにリーダーを自由に動く「遊動テンヤ」と、親ばりと錘が一体となっている「固定テンヤ」を併用していたんですね。ところが、今回からは遊動メインにしようと考えました。

なぜか。

遊動テンヤの方が、錘が動く分バラシが軽減されるのもそうなんですが、これまで一つテンヤをやっている大原では、釣果情報や船長の話を聞いている限り、アタリの数も遊動の方が多いようで。

あと、固定テンヤだとハリ交換ができないので、ちゃんとメンテナンスが必要です。当たり前ですけど、親針を研いだりとか。アタリがあったとき、「研ぎが甘かった・・・!」という後悔をしたくないなと。

さて、船を電話予約した際に「ちょっと深場にもいくから、8-10号がメインですね」と言われ、テンヤのロストを考えると、やや心もとないなと思ったので、前日に少し買い足しました。

念には念をいれて、使う予定のない固定テンヤの孫針もね!

全部ダイワ・・・

いや別にダイワの中の人じゃないですよ。

我が家の最寄り釣具店がキャスティングなんですね。ここはダイワの子会社だからか、基本ダイワ製品メインなんですよ、ご存知かもしれないんですが。特に、テンヤ等の一部小物類は最近その傾向が顕著です。

直前に釣行が決まることが多いため、ネットで買うと配送が間に合わないので店で買うことが多くなりがち。というわけで、やたらとダイワ製品が多い中当日を迎えました。

飯岡釣り師の朝は、思ったよりも早かった

4時までに船宿へ来てくれとのこと。

深夜1時に我が家から車で10分程度のところに住んでいるシェフを拾い、ノンストップで飯岡を目指しました。

なお、このシェフはいつも遅刻してくる人なんです。

ひどい時は約束の時間まで寝ていて20分近く待ったこともあるのですが、今回は僕が着いた時には待ち合わせ場所に立っていました。もうこの時点で、今回は釣れるなと。もしくは、まったく釣れないかなと。

道中「この曲かっこいいっすねー」とシェフが言ってきた曲が、ZガンダムのBGMで、いいセンスしてるなこの人と思ったり。

夜中の高速道路でガンダムのBGM流すと、結構テンションあがります。

深夜3時過ぎ、船宿に到着。

ボードを見ると、四隅埋まっているどころかもう8席埋まってるじゃないか!

駐車台数と明らかに合わないので、早めにきて席を確保し、別の場所で時間を潰してるようですね。

まぁ、一つテンヤはそもそもお祭り少なめな上に、いまはコロナの影響で乗船人数も制限しているとのことなので、あまり気にせず胴の間を確保しました。

3:45受付スタート。

詳細は省きますが、都内の飲食店よりずっとコロナ対策に気を使われていました。

なお、HPで「活きエビがあるかも」とあったのでちょっと気になっていたんですが、この日は「ある」とのこと。

活エビの数は「10尾」or 「20尾」の二択です。

少なめにいくか、多めに確保するか。

人生は選択の連続。その選択が我々の運命を決めるのです。

ってことで、10尾購入してみました。

受付を済ませたら、1キロほど離れた港に車で移動します。
HPの道案内は、正直よくわからなかったのですが、行ってみたらすんなりと到着しました。これで次からも安心。

乗船し、活きエビを受け取り準備して出船を待ちます。

活きエビは必ず海水につけておこう

活きエビの入った網。足元のバケツで水につけておきます。

準備するシェフ。

「最近、ライジャケがきつくなってきた」とのこと。

4:25、出船!

45分ほどで、最初のポイントに到着です。

最初のポイントは漁礁周り

到着後、さっそく活きエビを装着してみました。

実は、冷凍エビとテンヤ用ワームしか使ったことがなく、活きエビは初体験なんです。

めっちゃピチピチしてる&おいしそう。

針の刺し方は冷凍エビと変わらないそうなので、普通に刺しました。これは船宿や釣り人によって流派がありそうなので詳しく説明しません。

船長から「水深28m、漁礁の上になります、根掛かりには気をつけてあげてください。また、お祭り防止のために、遠投するか、数メートル手前に投げてやってみてください」とアナウンスがあり投入。

「気をつけてあげてくださいって、漁礁かテンヤを気遣ってるのかな?」と脳内ツッコミをいれつつ、釣りスタート。

・・・うーん、中々あたりすらこない状況。

まあ、そんなにすぐ釣れるものじゃないよな、と自分にいい聞かせ、ステイやシャクリを混ぜながらあたりを待ちます。

反応はでているようで、船長は常に何メートルまで反応がでているかをアナウンスしてくれます。なので、底付近ばかり狙わずに、反応があるところも狙いますが、あたりなし。

と、開始20分ほどで、反対側のお客さんに小さい真鯛が釣れたと、船長からアナウンスがありました。

所謂「顔見ました」ってやつですね。

が、後が続かず、船長は見切りをつけ5分ほど移動。

やっとこさの1匹

6時前、移動後もアタリがでないなぁと思いつつ、底から3メートルで少しステイさせていると・・・グッグッグと念願のあたりが!

すぐに食い込みを感じたので、さっとアワセを入れて巻き上げますが、マダイ特有の首を降るヒキはなく、あがってきたのは・・・

・・・

・・・

・・・


特別大きくはないカサゴ。

基本、底で釣れる魚だと思いますが、よっぽどお腹が空いてあがってきたんですかね。

さて、ここからが本番だ!と気合を入れ直します。

が、悲しいかな、1時間以上何もない状態が連続。。。

この日は、ウネリのある日だったので、隣にいるシェフが「やばい、ちょっと気持ち悪い・・・」と言っているのを尻目に、底から数メートルを丹念に探りますが、たまにちょっとしたアタリがでる程度で、なかなか食い込みまで持っていけません。

周りでは、ミヨシの方がイナダを1匹釣った程度で、他はさっぱりと言った状況。釣れている人の観察ができないので、ひたすら自分との勝負ですね。

2匹目、マダイではないものの・・・

カサゴが釣れてから1時間半、「今日はもうだめかな・・・いやまだ7時だしワンチャンどころか、まだまだでしょ」と心の中で自分を励ましていたところ、グイグイ

底付近で引き込みが!

うーん、カサゴよりもずっしりと重みがあるものの、またもや引き込みを感じずに釣り上りました。


イネゴチ。

海面に見えた瞬間は「巨大エソかな?」と思いましたが、抜きあげた瞬間にシェフから「これはうまいっすよ」と教えてもらい、少しだけテンションがあがりました。

そこから、1時間程度、船長は5-10分の間隔で少移動をひたすら繰り返しますが、気持ちいいくらい釣れません。反対側はわかりませんが、少なくとも右舷は釣れていませんし、シェフはいまだに何も釣れていません。

大きく移動して再度期待をかけるが・・・

船長がポイントに見切りをつけたのか、8時15分頃から30分程度の移動を開始。

晴れ時々曇り予報で、雲がチラつきやすい日でしたが、時折青空も見え、気持ちのいい1日。

船長から「砂地に根が点在しているポイントです。水深45メートルです。根掛かりに気をつけてあげてください」とアナウンス。

気をつけてあげよう。ってな気持ちで、本日の後半戦がスタート。

1回投入したところ、底につくまでにラインがかなり斜めになってしまったので、2回目はテンヤをアカキンの10号に変更。

ついでに、タイラバ風のヒラヒラがついた針にチェンジです。

移動したばかりなのに何故シェンジするのか?

まぁ、フィーリングですよ。

残念ながらこのフィーリングは功を奏しませんでしたけどね。我ながらあてにならいフィーリング。

移動後は1時間以上、たまにエビをかじられて、餌だけ消費する状態。ついでに2回根掛かりして、テンヤを2個ロスト。

活きエビも使い切り、無料でもらえる冷凍エビにチェンジ。

ついに鯛の時合がきたのか!?

10時を少し過ぎた頃、船長から「はい、残り時間が20分ほどになりました。ラストスパートなので、がんばってみください」とのアナウンス。

こういうのはいつも焦りますよね。

が、その1分後「ごめんなさい、残り45分でした」と訂正のアナウンスが。お茶目なのかな?

さて、このアナウンスの前後で、状況が一変。

底に落とすと、ガンガン!と即アタリがでる状況に・・・!

これ、時合ってやつやで・・・!!

隣でシェフが小ぶりのハナダイを釣り上げ、僕も2回目のアワセがきまり、巻き上げます。ドラグはまったくでないですが、首を振ってる感がしっかり伝わってくるので、これはきたなと。


小ぶりのハナダイ。分かりやすくエラが赤いですね。1回のアワセでかけきれなかったからか、針をがっつり飲まれてました。

さて、このチャンスを逃してはならないですね。小ぶりのやつらに混ざって、1キロ程度のマダイも回遊しているはずです、多分。

そんな大事な場面ですが、ここで事件が。

針を飲まれたので、針交換をするために一度ラインを切ったのですが、焦っていたからかライン先端をしっかりつかんでおらず、するっとテンヤが床に落下。

さらにそのまま排水溝に落ちていきました。

無念。

本日3つ目のテンヤロストです。

この時使っていたのは12号テンヤで、感覚的に10号以上はないと底取りがちょっと難しい状態でした。

が、残ってる遊動テンヤは6号以下と20号のみ・・・

固定テンヤ「お、俺だって!」

20号はさすがに重すぎると考え、急遽固定テンヤにチェンジ。12号です。

今日は予備として持ってきていたものの、固定テンヤを使うつもりはなかったので、親針をしばらくメンテしていないことが唯一にして最大の不安です。というか、すでに若干錆びてるし。

はい、この心配はしっかり的中しました。

冒頭にの「研ぎが甘かった!」の後悔を無事経験できましたね。

何度か投入し、全てアタリがでるものの、まーったく針がかりしません。もう一つの固定テンヤ15号に変更しましたが、そっちもメンテしておらず、状況変わらず。

この釣りではヘビー級な20号テンヤ

いたしかないと、残りの選択肢である20号の遊動テンヤにチェンジ。

さすがに、この重さになるとライン角度も浅めで素早く落ちていきます。

ただ、早過ぎてフォールのアタリはまったく取れない。。。

底上50センチ程度で、しゃくりあげてテンションフォールでゆっくり落としたところ、コンコンとあたりがきたので、そのまま少しだけ落として、ぐいっとアワセたところ、しっかりかかりました。

またまた小ぶりなハナダイ。むう。

残り時間があと僅かなので、すぐにエビを付け替え投入。

底についた瞬間アタリがあり、すかさず合わせるとしっかり乗りました。

ドラグはでないものの、さっきまでのハナダイよりも強い引き込み。

「これは、最後の最後でやっと来てくれたかな・・・?」と期待しつつゆっくり巻き上げます。

・・・

・・・

・・・


間違いない。小ぶりながら、マダイや!

その時、船長が後ろから「お、それはマダイですねー。やっときましたね」と声かけてくれました。

何かと丁寧な物言いだし、気を使ってくれるし、とてもいい船長だな。

その後、残り10分程度はアタリがあまりでなくなり、11時に納竿となりました。

結果、僕がカサゴ1匹・ワニゴチ1匹・ハナダイ2匹・マダイ1匹。

シェフがハナダイ2匹。

まあ、片道100キロ以上を走ってきてこの釣果だと、消化不良感は否めませんね。

でも、梅花丸は気持ちよく釣りをさせてくれる船で、また来たいなと思える釣行でした。

終わった後にまわりをみれば、反対側では3キロオーバーのマダイが1匹あがっていたようです。

その他は、やはりラストパートにハナダイがたくさん釣れたみたいですね。

帰りは50分ほどかけて帰港。30時間寝ていなかったので、ここで爆睡。

梅花丸乗船場と丘

港についてみれば、快晴オブ快晴。

港のそばに丘があるって、なんか素敵ですね。時間に余裕があれば登ってみたかった。

今回の気づきと反省点

活きエビにこそ投資しよう!

まず、初めて使用した活きエビについて。

もし船で販売しているのであれば、間違いなく買いです!

今回は10匹しか買いませんでしたが、途中追加はできないので20匹買っておけばよかったと後悔しました。

これはやってみてわかるってやつです。みなさんはやる前に20尾買ってください。

主な理由としては二つ。

  • ひたすら丈夫、遠投でぶん投げても頭がとれない。冷凍エビだとほぼ確実に頭が取れます
  • 身持ちがとてもいい。冷凍エビだと2,3回巻き上げると高確率で頭が取れますが、活きエビだと30分は余裕でもちます

アタリが増えるかについては、残念ながらそもそもアタリが少ない今回の釣行では分からずじまいでした。

ただまぁ、冷凍エビでも釣れるので、少なくとも死んでも即交換はしなくていいと思います。

テンヤの在庫は潤沢に。固定テンヤのメンテもしっかり!

次にテンヤの準備。

これはもう、完全に準備不足でした。

元々「飯岡は根掛かりが少ない」というイメージをもっており、完全に舐めてました。

各号数を3つくらいは準備しておいたほうがいいですね。

また、固定テンヤを使うのであれば、当たり前ですがメンテナンスはマメにやる必要があります。

使用後は真水につけておき、帰宅してから針を研いだほうがいいですね。

まあ、僕の場合はそれが面倒だと感じたので、遊動一択にしたはずだったのですが・・・

テンヤの号数と形状選択については今後の課題

あとは、テンヤの選択について。

今回初めて経験したエンジン流しでは何が正解に近いのか、よく分からず終いでした。

パラシュートアンカーの場合、潮が流れていると、フォール中にラインが斜めとなり、底をとってからもラインがさらに斜めになっていって、2-5分程度で上まで巻いて落とし直すのが個人的にはセオリーです。

なので、シンプルに無理なく底をとれるギリギリの重さを選択します。

今回のエンジン流しの場合、よっぽど重くしないとどんどんラインが斜めに入っていき、底が取れたら、何度かしゃくっているうちに自分の下にテンヤが戻ってくるような動きをしていました。

なので、既に落とし終えている人とラインがクロスしがちになるわけです。

流し方と関係なく、二枚潮も考えられるんですが、そうだったら今回の船長なら教えてくれるかなと思ったり。

まあ、ここは何度か通って学習していくしかないかもですね。

上月

■当日のタックル

■当日のタックル
ロッド:紅牙テンヤゲーム MH-235MT
リール:フリームス2508
ライン・リーダー:PE0.8号フロロカーボン2-3号
仕掛け:ダイワ遊動テンヤ6-20号
その他:ワニグリップ

お世話になった船宿

飯岡港・梅花丸

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