【決定版】電車で酔う人間が酔わなくなった!釣り船で酔わない21のコツと酔った後の対策を解説

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船酔いをしている男性
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船釣り初心者にとって、最初の壁の一つが船酔いを克服することなのかもしれません。

はじめて船釣りをする人にとって、最初の乗船で船酔いすると以後よっぽどの釣り好きか根性がないと「船に乗ろう」という気持ちはおきないと思われます。

今回は、そんな船酔いを効果的に防ぐための対策法についてまとめました。

筆者は電車でも酔う人間ですが、これらを守ることでたのしく船釣りができています!

目次

どうして釣りをしていると船酔いするのか?

良太郎船酔い

船酔いには、耳と眼と脳が関係していると言われています。

耳の奥には、耳石器(じせきき)三半規管(さんはんきかん)があります。

耳石器には平衡砂(へいこうせき)というカルシウムの塊が入っていて、この平衡砂の動きによって体の直線方向の動きを感じ取っており、三半規管ではリンパ液の流れにより身体の回転運動を感じ取っています。

船に乗ると、通常生活より揺れが不規則であり強いため、眼から入ってくる情報と耳石器と三半規管で感じ取った情報に差が生じます。

この時、脳による情報処理がうまくいかなくなり、循環器や消化器を司る自律神経が乱れてしまい、胃部不快感をもたらしたり顔色が悪くなったり、冷や汗をかいたりします。

また、嘔吐中枢が刺激されるため、唾液が過度にでてきたり、吐き気や嘔吐にいたります。

実際は船の揺れ以外にも、食べ物や釣り餌のニオイや、乗船前段階での胃酸過多などが影響するようです。

まわりの釣り人をみていると、神経質だったり、胃が弱い人ほど船酔いしやすいという印象です。

必勝!21の船酔い対策はこれだ

ボート釣りで船酔い&爆睡

①前夜に暴飲暴食しない

平日休みで土日休みの方は、金曜日に釣行前夜祭等で飲むこともあるのではないでしょうか。

このとき食べ過ぎたり、脂肪分が多い食事をしたりアルコールをとりすぎると、胃酸過多になったり、二日酔いの症状がおきることもありますね。

二日酔いの症状で釣り船に乗ると、テキメンに船酔いすると経験者は語っています。

②十分な睡眠をとる

釣行前夜は、仕掛けの準備だったり、ワクワクして眠れない人も多いのではないでしょうか。

子供時代の遠足前日によく似ていますね。

一方で、睡眠不足は自律神経に左右すると言われているため、徹夜などで釣行すると船酔いしやすいといわれています。

天候や、釣り方などの情報も気になるかもしれませんが、入眠障害につながるため、就寝3時間前からPCやスマートフォンの電源は落としておきましょう。

午後以降、興奮作用があるカフェインをとらないのも重要です。

<カフェインが含まれる飲料>

  • 紅茶
  • コーヒー
  • 緑茶

釣りの準備は前日ギリギリにせず、前々日までに行っておきましょう。

そうすれば釣行前夜は比較的眠りやすくなります。

尚、よく「酔い止めを前日寝る前に飲むとよい」と指南している人・サイトがありますが、誤りです。

酔い止めにはカフェインが含まれるものがあり(例:アネロン)、興奮して入眠しづらくなったり、眠りが浅くなります(寝不足)。

また、カフェインレスの場合も、薬剤により身体に余分な負担がかかるようになります。

③スマフォのゲームや読書やチャットなどをしない

船宿へ向かう途中、電車の場合はスマートフォンやタブレットをみたり、読書をしたりするかもしれません。

車の場合も、運転手以外は手持ち無沙汰になりスマフォやタブレットなどてゲームをしたりする人もいます。

こうしたケースは車酔いの原因にんります。

前もって車や電車で軽い乗り物酔い(胃酸過多)になっていると、つづいての釣り船乗船時に酔いやすくなります。

乗船してからも、ポイントへの移動時などできるかぎり手元の仕掛けやスマフォをみないようにしましょう。

顔をあげて海の景色のできるだけ遠いところをみているとよいです。

④朝食は脂っぽいものをさけて少量とる

朝出船する場合、釣行日の朝食は軽くとっておきましょう。

揚げ物などの脂肪分は消化吸収が悪く胃酸過多になりやすいため控えましょう。

特に胃が弱い人は注意です。

NG:コンビニの唐揚げ・フライドチキン・コロッケ類。ハンバーガーやフライドポテト類

⑤乗船前は空腹と満腹を避ける

乗船前に胃の中が空の場合と、満腹になっていると、胃酸過多・消化不良になり腹部不快感が生じやすくなります。

結果船酔いにつながります。

乗船前はおにぎり1個程度、時間がない場合はゼリー飲料を胃袋に入れておきましょう。

⑥乗船前30分~1時間前にアネロンを飲む

乗り物に酔いやすい人は、酔う前に予防的に酔い止めを飲みましょう。

アネロンという薬が船釣り愛好家には一番有名ですが、これは酔ってからではなく、乗船30分前には多めの水分で飲んでおきましょう。

胃袋の状態や代謝により効き目が出るのが遅い人もいるため不安な場合は乗船1時間前に飲んでおくのも一つです。

アネロン自体は酔ってからでも聞くという製薬メーカーの説明がありますが、実際は少しでも酔ってからこのアネロンを飲むと、成分が効果を発揮する前に嘔吐症状にいたってしまうことになります。

結果、アネロンの青い色がとけた胃液(成分が溶けている)ごと嘔吐してしまう可能性(成分が吸収しきれてない)があります。

⑦船体が大きい釣り船(船宿)を選ぶ

釣り船にもいろいろなサイズがあります。

小型の釣り船ほど波風の影響をうけやすく揺れやすいです。

できるかぎり大型の釣り船を選んだほうがいいでしょう。これは船宿にもよりますし対象魚種にもよります。

➇波風が少ない日に釣行する

風が強かったり、遠方の台風の影響で波にうねりが入っていることがあります。

こうしたときは船の揺れも大きくなりがちなので酔いやすくなります。

できるだけ波風のない凪の日を選んで釣行するとよいでしょう。

船宿も予約が完全に必要なところもあれば、予約なしで当日気が向いたら遊べるところもあります。

先着順にはなりますが、こうした船宿を押さえておくとよいでしょう。

⑨ポイント移動がすくない釣り物を選ぶ

船宿からポイント移動が長い釣り物の場合、船が大きく揺れる時間が長いため船酔いしやすくなります。

なれるまでは、湾内など、できるだけポイントが近場の釣り物を選ぶとよいでしょう。

⑩波風が少ない場所で釣る

首都圏であれば、東京湾や相模湾の湾内は比較的波風が弱いことが多いです。

外房や茨城などは外海に接しているため、波風が強く玄人向きです。

また、強風や台風の影響等で明らかに波が高いときでも出船する場合がありますが、こういった予約は船宿に迷惑にならないタイミングでキャンセルするのも1つの手です。

※東京湾は北風で波が立ちやすく、相模湾は南西風で波が立ちやすい

⑪ポイントまでの移動時間は船室に入らない

ポイント移動時、風向きや波の状況によっては、波風をかぶることがあり、船長から船室へ移動する指示がでることもあると思います。

また冬場の釣りの場合釣り座がかなり冷えるため、やはり船室に移動したくなります。

一方船室に入るとわかりますが、狭い船内で複数人が集まる点(呼気臭や体臭)と船体の揺れと船体の振動が加わり酔いやすくなります。

船酔いしやすい人は、嘔吐という万が一にそなえつつ、船尾に移動すると波風もしのげてよいでしょう。

⑫ポイントまでの移動時間で仕掛けを準備しない

釣り船がポイントまで移動するときはかなり揺れます。

このとき、手元で仕掛けを準備したりすると、酔いやすくなってしまいます。

釣り船には余裕をもって到着し、出船前に釣り座の準備をするようにしましょう。

もし、到着時間がおくれて十分な準備ができない場合も、移動中の準備は控え、ポイント到着後に仕掛けを結ぶなどの作業は行うとよいでしょう。

⑬ポイントまでの移動時間は寝てしまう(めをつぶっておく)

視覚と振動の差異で酔いが起きやすくなるのは前述の通りです。

とくに振動が大きくなるポイント移動中は、腰骨を立てるようにして背を伸ばし、目をつぶって腹式呼吸でやり過ごすのもオススメです。

視覚からの情報を遮断して、ポイント到着後の釣りのイメージをするとよいでしょう。

また、航行時間が長い場合は思い切って寝てしまうこともオススメです。

⑭タバコを吸う人の隣や、排気ガスのニオイがする船尾をさける

タバコが嫌いな人は、副流煙を嗅いだだけで気分が悪くなることもあるのではないでしょうか。

加熱式タバコを利用するかたも増えてきましたが、従来のタバコを吸う愛煙家もまだまだ多いです。

また、船の排気のニオイも釣り人の気分を悪くさせることの一つです。

出船準備中に、タバコを吸う人が隣りにいる場合は、船長に名乗り出て釣り座を移動するのも一つの方法です。

また船尾は排気ガスの影響を受けやすいので避けたほうがよいでしょう。

⑮釣り座は胴の間(操舵室の左右)にする

船は船首側が波の上にのり、船尾が下がった状態で移動します。

とくに船首側の釣り座はゆれが大きいため、酔いやすい方や釣り初心者は避けておきましょう。

一番揺れないところは、胴の間(操舵室の左右)です。

胴の間は、船長からのアドバイスや相談もしやすいので釣り初心者にもうってつけの場所です。

⑯航行中は進行方向をむく

車でもそうですが、進行方向に背をむけることは実際の移動(振動)と知覚のずれが生じてしまい酔いやすくなる可能性があります。

できるかぎり、船が進む船首側に向いておきましょう。

⑰オマツリをしたときは仕掛けを解かず交換してしまう

船釣りでは、少なからずオマツリ(仕掛けがからまる)してしまうことがあります。

このときに、仕掛けがもったいないからといって、揺れる船内で下をむいて熱心に仕掛けをほどいていると船酔いしやすくなります。

すぐに解ける場合はよいですが、これは時間がかかりそうだという場合は、ハリス部分を切断して新しい仕掛けを付け直しましょう。

このとき、他人の仕掛けを切る場合は、一言、「すみません、ハリスを切りますね」と、声掛けして了解を得てから行うとトラブルが少ないです。

またこうしたトラブルの前に、事前に両隣の釣り人には朝一で、「おはようございます。今日はよろしくお願いします!」と、声掛けしておくだけでスムーズに釣りが行えます。

⑱不安やストレスを減らしておこう

船酔いには心理状態も少なからず関係するようです。

  • 以前船で酔ったことがある
  • 経験したことがない釣り物だ
  • 船長や周りの釣り人から注意された

などなど、なんらか不安やストレスを感じると、酔いやすくなるようです。

できるだけなれた船宿で、初めての場合は友人と数人で釣行するなど工夫するとよいでしょう。

⑲船上で暴飲暴食しない

船釣りでお酒を飲むことを楽しみにしている人もいるかと思います。

が、あまり飲みすぎると船酔いにつながるおそれがありますのでほどほどにしておきましょう。

たまに、ろれつが回らないほど飲みながら釣りをしている人をみますが、周りはとても迷惑に感じていますよ。

⑳酸味のある飲み物を飲まない

オレンジジュースやグレープフルーツジュース、コーヒー(カフェイン)などを飲むと胃酸過多につながるため船酔いにつながると言われています。

船酔いに弱い方はひかえておいたほうがよいでしょう。

㉑自己暗示をかける

人の体調は心理状態と連携しています。

たとえば、前夜からの二日酔いで寝不足で酔い止めも飲まずはじめての釣り船に乗る場合はかなり不安な状態のはずです。

「自分は酔いやすいし、もしかして酔うんじゃないか」こういった心理状態の場合は実際酔うことが多い気がします。

自分は大丈夫と自己暗示をかけるためには、あらゆる方法をためし万全の状態で、「自分は大丈夫」と思い続けましょう。

一度でも酔わない乗船をしてしまえば、精神的にも楽になり、次回以降の乗船も大丈夫なはずです。

釣り船に乗船して酔ったときはどうする?

船酔いをしている男性

思い切って吐いてしまう

もし船酔いしてしまった場合は、あまり我慢せず吐いてしまうのも一つです。

胃部不快感が増して、嘔吐するまでの状態になったときは、耐えられるものではないのですぐに吐いてしまうとよいでしょう。

無理に我慢しても、乗船している限り不快感が直るわけではありません。

まわりの釣り客に配慮して、トイレで吐いてしまうことをオススメします。

船べりごしに海に吐く場合、胃と口までの高低差があるため吐きづらいものです。

混んでいるときはトイレまで移動しにくいこともあるため、ビニール袋に紙袋をかぶせたエチケット袋を持参するのもよいでしょう。

また、吐こうとするときに、胃に水分が少ないと胃がけいれんするだけで吐けないこともあるため、水を飲んでおくとよいです。

船尾のトイレ(大用)をかかえるにようにすると吐きやすいです。

このとき胃液や唾液がつくのでタオルとペットボトルに入った水を持参しておくとよいでしょう。

寝る

嘔吐まではいかないまでも気分が悪くなった場合は、船室に入り横になって寝ると回復することがあります。

眼を閉じて視覚からの情報をシャットするのが大切です。

手首のツボ(内関-ないかん)をおす

これも、嘔吐まではいかない状態で効果的な方法です。

眼をとじて手首と垂直に人差し指・中指・薬指の3本をあて、3本目の指にあたるところを指で押します。

このツボを「内関-ないかん」と呼び、自律神経を調整する効果があります。

しばらくしていると気分が楽になってきます。

この効果をリストバンドで行うアイテムも販売されています。

アネロンを飲んでおけば大丈夫

船釣りの守護神アネロン

ここまでいろいろな船酔い対策をお伝えしてきましたが、大人は乗船30分~1時間前に酔い止めのアネロンを飲んでおけばほとんどの船酔いは防止できます。

筆者は、電車でも酔いやすいのですが、船酔いになったことはありません。

乗り物酔いが苦手という理由で釣り船での釣りをさけている方は、アネロンを飲んで船釣りにチャレンジしてみてください。

注意点としては、服用によって眠くなることがあるので運転をする方などは気をつけましょう。

また用法用量をまもって正しく使うことが大切です。

2錠飲んだり、前夜飲んで寝て、朝に繰り返し飲んだりすることは不要です。

釣り船も慣れると船酔いしにくくなる

船釣りをはじめて数年たったある日のこと。

アネロンを忘れてしまった釣行がありました。

どうしよう、波風もそこそこあるし、酔ってしまうかもしれない。

・・・

ところがどうでしょう。

その日はアネロンを飲まなくても酔わなかったのです。

ためしに次の釣行でもアネロンを飲まないでやってみました。

すると、酔わない。

このように船酔いについても体が慣れることがあるわけです。

ただし、徹夜明けや時化に近い揺れではやはり酔いました。

それ以降、揺れがほどほどの日はアネロンを飲まず、これはやばそうだなという日だけ飲むようにしています。

関連アイテム

▼アネロン9カプセル入りの実売価格はドラッグストアで800~900円程度、Amazonで650円程度~(Amazonプライムで送料無料)です。

アネロン子供用は販売が中止されました。

7歳以上はセンパアトラベル、3歳以上は、センパープチベリーという薬を選ぶとよいでしょう。

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船酔いをしている男性

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