どうも。’クチボソ~マーリンまでこよなく貴殿を愛する’大谷賢史でございます。
なーつがす~ぎ~
釣り本格シーズン到来!
な、はずが仕事が押して、てんやわんや!
やっとこさ休みが取れたと思ったたら、安定の船満席(´∀`)
翌週はなんとか予約を入れるも、安定の波浪による欠航(´∀`)
という、釣り人あるある。
そんな波浪ウィンはもう結構!・・・とか思ったがまさか口には出せないので、11月頭に仕事の合間を縫って東伊豆に大型青物ガチンコショアジギング一本勝負にいってきました!!
※ORETSURI読者の皆様お察しの通り、こんな前フリの時は大抵完全ボウズを食らった時のはずかしい釣行記です。
次回釣行の反面教師につつ、暇潰しに笑ってやって下さい。
前日、自宅に帰りついたのは23時。明日は伊豆に出張。
身体は辛いが、それでも俺ぁ釣りに行く!!!
行きたいんだぁ。
嫁の目を盗み、眠い目をこすりながら18cmクラスの大型ミノーのフックを交換し、車に釣り具を積み込んだわけです。
東伊豆へ出発
翌朝4時。大宮の自宅を出発です。
小田原厚木道路の平塚サービスエリアで休憩しつつ、PE2号に40ポンドのリーダーを結ぶ。
ライト全盛の時代に、ガチンコショアジギタックルが今回の相棒。
ちなみに、今回はこのタックル一本。
キス仕掛け&のべ竿タックルを欠かさない
『おかずゲッター』と呼ばれて久しい私にはかなりの冒険釣行です。
午前2件、午後3件のアポイントメントを滞り無く完了し、遅いランチに選んだのは、伊東港・新井堤防。
東伊豆を代表する大型漁港。
ファミリーフィッシングから、本格的なメジナ釣りやカゴ釣り、エギング、アジングなど釣りが盛んな港。
アミ姫でも買って、のんびりサビキ釣りや手の平メジナでも狙えばいいが、今日は大型青物一本勝負!!!
来い!!
シイラちゃん!
ワラサちゃん!!
カンパチくん!!!
新井堤防を徘徊。
許された時間は45分。
オニギリをほおばりつつ、新井堤防を徘徊。
釣り人は多いが、目ぼしい釣果はない模様。
キラキラキララララ・・・☆☆☆
むっ
キビナゴ系ベイト発見!!
その下に細長くて茶色っぽい魚影も確認!!
これは噂のカマスだぞ!!!
フラッシャーサビキ?
馬鹿なこと言うんじゃない!!
お前が目指す一番星はそのカマスを捕食する大型青物だろーが!!
リーダーの先に結ぶのはフラッシャーサビキじゃない!!
カマスに良く似たセミロングサイズのオーナー・撃投ジグ85グラムだっ!!!
とかなんとか、下町ロケット風の熱いノリで、どぅおりゃぁぁぁ!!!
ん?
もう時間?
安定の無反応。
本番は明日の朝マズメ。
あわてるこたぁない。
一本確実に行こう!
安定のイシグロさんへ立ちより
で、お立寄りは安定の釣具のイシグロ伊東店
まあ、まあ、まあ、現地の情報でも仕入れようではないかと。
古今東西、情報を得ずせず戦には勝てない。
ん?伊東港ではカマスが上がっているとな?
やはり、あの機影はカマスであったか!
イシグロ釣具店は店内放送でどこで何が釣れているかを案内してくれている。
なんと便利で気の利いた釣具店だ!
特に青物情報は放送されなかったが、まあ、色々な青物、根魚を釣りたいから、まあよい。
それなら、さすがに1/0フックは大き過ぎないか?
そうだな、もう少し小さくてもいいか。
ああ!
せっかくだから、アピール度の高いジャコフック仕様のものにするのも手かもしれない。
も、もちろんカマスを釣るためじゃないよ。
あくまで食い渋りの大型青物に猛烈アピールするためですよ。やだなーもう。
ということで、ショアジギング用のフック2袋を購入。
それにしてもイシグロ釣具店。
上州屋とキャスティングとタックルベリーを足して3で割って、プロショップと現地型釣具店を半分づつ足したような最高の釣具店だった。よって、我が軍の士気も兵站も満ち満ちたぞ、と。
それから何件かのアポイントを終え、旧知の知人とたしなむ程度にお酒を酌み交わし、ホテルに戻ったのは23時45分。
これはさすがに朝起きれないわ・・・
それでも俺ぁ釣りに行く!!!
とりあえず確実に言えることは、イシグロで中古ジギングロッドを衝動買いしたことは、嫁には黙っておこう!ということ。
ZENITHジギングロッド
朝マズメは青物の期待大!
早朝4時。まだ真っ暗。
なんと、大谷は目覚ましの前に起きていた。これが釣り人の習性である。
コンビニで朝食を仕入れ、青物渦巻く(だろう)伊東港・新井堤防に着いたのは真っ暗な時刻。
もはや時計などいらない。
足元が見え始めたら行動を開始するだけだっ
あたりが藍色に染まり始め、暁闇の海が目に映るようになる頃、私は厳かにロッドを振りはじめる。
ジグ、トップウォータープラグと交互に投げ、魚を引き寄せる。
海には新しい一日を知らせる太陽が、橙色の襷を海に掛ける。
私は眉間に皺を寄せながらも、ただひたすらにロッドを振り続ける。
朝の30分は刻々と景色を変化させ、辺りは薄白い霧が掛かったいつもの朝になった。
海面が見渡せる様になったので、昨日見たキビナゴの群れとそれに着くカマスの群れを探した。
釣り人も続々と集まって来る。
エギンガー、ライトジギンガーの親子、フカセ師、カゴ師、穴釣り師、ファミリーフィッシャー。
皆、思い思いの釣りを楽しんでいる。
誰にも魚は釣れないが、なんと幸せな光景だろうか。
堤防を歩き回る。
偏光グラスを付けて海を見渡せど、大型青物のナブラや鳥山はおろか、昨日見かけたキビナゴの群れもカマスの群れも見つからなかった。
最後の3投!
と、思いっきりジグを飛ばし、馬鹿の一つ覚えのワンピッチジャークを繰り返す。
しかし、魚からのコンタクトは一度とてもらえなかった。
完全なボウズ。
自然相手に完敗
魚が釣れなければ、釣りはおもしろくもない。
釣れない釣りがおもしろいという人もいるが、私は魚が釣れる釣りがおもしろい。
頭を巡らせて鈎に魚を掛ける。
魚のあの引きを楽しみつつ、魚との一対一の勝負に真剣になる。
大きくても小さくても、本命でも貴殿でも魚が釣れるとおもしろい。笑顔になる。
釣れた魚を持って帰り、家族や仲間に振舞う楽しみ。
晩酌の肴にしながら、今日の釣りを思い返し、次回の釣行を想像する楽しみ。
ボウズは何も生み出さない。
こんなボウズ釣行は正直何の参考にもならない。
恥ずかしいし、悔しいし、おもしろくもないからレポートを書く気なんてなかった。
しかし平田編集長は、
『ボウズのときこそORETSURIへ寄稿と釣り業界では決まっています。』
と、語る。
言葉の意味はよくわからんが、なんだかすごい気合を感じる。
自然相手だから、釣れる日もあれば釣れない日もある。プロだってボウズな日もある。
捏造したり、隠したりする必要はないな、と。
パンツを脱げよ。
話はそれからだ。
確かに、船上で自分だけボウズだと情けないし、恥ずかしいし、悔しいし、いたたまれない。
高い金払ったのにもったいない気持ちもある。
それでも俺ぁ釣りに行く!!
釣りはやめられない。
きっと来週は初心者のくせに外房ジギング船に乗っていると思う。
何はともあれ、
とりあえず今日は『チッキショー』ということで(笑)
大谷賢史
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