秋も深まってきましたねー。
太陽が出ているときは温かいものの、雲で陰ったり、ちょいっと風が吹くと最早冬じゃないかなと思うときもしばしばです。
うちの近所には田越川という幅20mぐらいの小規模河川があって、日々川のそばを通って逗子駅までいったりするのですが、最近ハゼを狙っている釣り人がちらほら増えてきました。
先日も、渓流竿でミャク釣りをしていた御年80歳ぐらいの男性に話しかけてみたところ、朝からやって50尾ぐらいとなかなか釣れるようになっている模様。
8月ぐらいはあんまり釣れなかったものの、この河川は10月後半から11月中ぐらいがよいようですね。
ということで、冷蔵庫にイソメがあまっていたもので、夕方16時~17時ちょっとすぎぐらいまでハゼ釣りをしてみました。
田越川でハゼが釣れるところ
そのまえに田越川でハゼが釣れるところについて解説しておきます。
海から数えて2本目の富士見橋あたりが釣果は堅いのですが、それより上流でもハゼは釣れます。
というのも、この川は高低差が少なく堰がないためハゼがかなり上流まで遡上するのです。
JR逗子駅から歩いて田越川まで5分ぐらいなのですが、電車釣行派の方は、京急新逗子駅からだと徒歩1分ぐらいでポイントまで到着できるのでそちら経由のほうがよいかもしれません。
新逗子駅の裏手あたりもポイントです。
この川は満潮時も水深1mぐらいしかないのと、ゴロタ石が多いので、満潮前後ぐらいに釣りはじめたほうが根がかりなどのトラブルも少いかなと思います。
※釣り餌は、近隣に愛古堂さんがあります。営業時間がイレギュラーなので注意。
ということでハゼ釣りスタート
まずは、新逗子駅南口付近の仲町橋付近から川を下りながら釣ってみましょう。
街路樹の桜もすっかり葉が落ちて秋ですねー。
ここは、徳富蘇峰・猪一郎顕彰碑のあたり。まえウナギ釣りをしている人がいたなー。
ここは川が湾曲して奥側が深場、手前が砂地の浅場です。
ここにはベンチがあるので、休憩などもできますよ。
地域のおじいさん・おばさん・犬などが毎日休憩するところで散歩をする人も多いので、釣りをするときは周りに気を付けてゴミなどは絶対に持ち帰るようにしましょう。
ぱっと見、見える魚は、ノーマル鯉、ノーマル鯉、錦鯉、ボラ、白くなったボラ、クロダイ、クサフグ。。。
マハゼって意外と川底に一体化して見えにくいものなんですよね。
さーて、かなり軽めの胴付きにしてイソメをつけて狙ってみると・・・
あ、アタったぞ。
ぴくぴく。
・・・
あ、貴殿でしたか(コトヒキくん)
この魚、どうやら大きいものは30㎝を超えるようなのですが、今まで5cmぐらいのしか見たことがないという謎の魚です。ということで、リリース。
時間帯はこれから、満潮を経てサゲにむかう付近。
どうもこのあたりは、ハゼの反応がなさそうのなので上流へ。
京急新逗子駅の裏あたり
そんでもって京急新逗子駅の裏付近へ。
どんどん、日も暮れてくるなー。秋の日は釣瓶落とし云々というのはよくいったものだなー。
お、むこうにハゼ釣りの人がいるぞ。
よしここでやってみよう。
下手投げで、一投目。
足元下流にキャスト。
ナス型オモリの胴付き仕掛けをずる引きしてみると・・・
ブルブル。
ぶるぶるぶるー。
・・・
お、これは・・・
・・・
本命マハゼくんですね。
季節が季節だけにサイズもよいなー。天ぷらどんとこいサイズだなこれは。
ここで、散歩中のお婆さんから話しかけられる。
お婆さん「あら、釣れるのかしら?」
わたし「ハゼが釣れましたよー」
お婆さん「あら、ハゼ。いいわねー。天ぷらとかね。おほほほ。がんばってねー」
あー逗子いいわ。この空気感。
みなさんもくれぐれもゴミを捨てたりしないでくださいね。ほんと。
このあたりで連発。
プルプル。
・・・
お、キタ。
・・・
・・・
・・・
あれ、
変わり身の術。うむ、マハゼよ、やるな。
プルプル。
む!
・・・
・・・
・・・
あ、貴殿でしたか(クサフグ)
プルプル。
あ、重い。
こりゃ、クロダイの子供かな。
・・・
・・・
・・・
あ、貴殿でしたか(ちょっとサイズアップなクサフグ)
この田越川なのですが、クサフグがかなり生息しているので注意です。
なにを注意するかというと、彼らのハリス切断能力はかなりの精度をもっているので、アタリがあったらすぐ合わせるということしないど、どんどん仕掛けがなくなっていきますよ。
ああ、暗くなってきたなー。
釣り方として、手前の岸際を上流に下手投げして、比較的速いペースでずる引きしても釣れますが、川の中央から向こうに下手投げをして、川底にあるゴロタ石に注意しながら、ちょんちょんとオモリを跳ね上げながら速いペースで巻いてくるとアタリが頻発しました。周辺のハゼが錘の動きや波動に反応するのかもしれませんね。
このあと、ワンコ二頭連れのお父さんがあらわれ、
「おー結構釣れますねー。天ぷらとか美味しいんだよなー」と。
みんなハゼの天ぷらは好きなんですね。
ハゼの持ち帰りは大きめのペットボトル容器が便利
ということで今回の釣果は、これだけ。あとで数えたら12尾でした。
そうそう、このボトル。自宅から水道水をいれてもっていったものなのですが、むかし埼玉に住んでいたときにスーパーの濾過水目当てで買ったのです。
今やハゼやテナガエビを釣るときやガサガサの成果を持ち帰るときに活用しています。
持ち手がついているので運びやすく、キャップが大きいので魚も出し入れしやすいし、水量が多いので酸欠にもなりにくいのでオススメのアイテムですよ。
夏場は水を随時変えてたり、氷を入れて水温にも気を配れば、ブクブクなしでも活かしてテナガエビやハゼを持ち帰ることができます(持ち帰り時間にもよります)
こんな風に、ハゼののんびりした顔を眺めたり。
不思議なことに、ボトルを横にしたところ、同じ方向をむいているハゼたち。
透明なので魚の様子を眺められるのもいいですね。
このように、活かしたまま持ち帰ることもできます。
以前、大井さんから寄稿してもらった記事にハゼを洗いで食べる話がありましたが、こうしてハゼを活かして持って帰るグッズがあるといいですね。