東京湾のカサゴ五目釣りにチャレンジしてみた

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カサゴを釣った
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~この記事は約 9 分で読めます~

どうも平田です。先日、コフキゴガネ氏が自宅の網戸にはりついていました。名前の通り粉っぽい見た目ですし地味な虫ですが、なんとなく夏を感じた次第です。

今回は、金沢八景にある船宿一之瀬丸さんでカサゴ五目釣りにいっていたのでその様子をお送りします(泳がせの西上師が幹事)

目次

カサゴ五目釣りの準備編

船でのカサゴ釣りは初めてだったのもので、鋭意ネットで情報を収集しつつ、胴付き仕掛けを仕入れておきました。

ハリスは2号。道糸は3号なのですが、この釣りをやってみてきづいたのは、根がかりをすると胴付きのオモリをつけるスナップが壊れるのとオモリをつける3号ラインがすぐに切れるということです。

オモリもできるかぎり海底に投棄したくないわけで、釣り方に気をつけつつ、自作で仕掛けをつくるならば、5号ぐらいの太さの道糸にしてもよいかなと思いました。とくに市販品に付属しているスナップスイベルはやわなのですぐ壊れてオモリなくしますよ。

ヤマシタ(YAMASHITA) 船カサゴ五目仕掛 

チモトに夜光塗料がぬってある点とカラーのフラッシャーのようなものがついているでアピール力は高そう。

夜光玉がついているシンプル仕掛け。3セット入りなのでたしかに根がかりを恐れず攻められるかも。

マルフジ ドカンと大物喰わせサビキ

いや、ほんとまじで、人生ドカン!といきたいものですね。

サビキでアジをつってヒラメを釣ろうという意地汚さを発揮してこちらも購入。さて、これを使う機会があるのか!?

金沢八景到着

駅のホームへ降りた途端夏を感じました。いやはや快晴、実にいいですね。わたしは逗子在住なのでなんと2駅6分くらいで船宿集積地帯(所謂船宿バレー)である金沢八景に到着です!

今回お世話になった一之瀬丸さんへは、だいたい5分くらい歩くとつきます。

途中にローソンがあるので兵糧を準備しておきましょう。ときに夏場は水分補給しっかり。

この角を曲がると、一之瀬丸さんに到着です。

泳がせの西上師が「遅いっすよー、ひらっさん最後ですよ」とかいってきますので、適当に「ほーん」とかいって流しておきます。

桟橋からみると、この赤潮具合です。プランクトン豊富で栄養たっぷり。完全栄養食です。とかいいいたいところですが、酸素は少なそうな気配ですね。魚の喰いに影響はあるのでしょうか。

そうそう、金沢八景の船宿周りはアカエイが巡回しているのですが、こちらにもいらっしゃいました。

アカエイ氏がみえますかね。それほど大きくないですが。

出航

貸しクーラーを借り、氷をつめこみ、

「いざ出陣の時ぞ!」(ミサイルマンの岩部好きです)

桟橋を離れて航行する瞬間は、いつでもテンションがあがりますね。赤潮だけど。

今回は、横浜・本牧あたりに向かっている模様。

護岸沿いあたりにむかっているのかな。根魚なので基礎が入っているところがポイントなのでしょうかね。

今回の仕掛けは胴付き仕掛け(オモリが一番下にあり、スナップで接続したうえに枝針がならぶ)。

指定のおもりは25号です。おもりをロストしたあとに30号・40号と使ってみましたが、25号ぐらいがたしかに無難だなと思いました。

ちなみにおもりロストの場合は、25号おもりを1つ100円で売っていただけます。

まずは、一之瀬丸さんの仕掛けを利用。

船宿指定仕掛けはハリスの号数や枝針の間隔などが実際にいくポイントの釣りにあっているので、まずはこちらから利用してみます。飾りもなくソリッドな仕上がりですね。

案外、余計な飾りは人間の思い込みなのかもしれませんね。

市販の胴付き仕掛けとくらべて、下の枝針がオモリに近い位置にあり、より根まわりを狙えるようになっている気配(一方、それは根がかりやすいことでもある)

餌は、細切りのサバ短冊とアオイソメです。さらに人より釣果を伸ばしたい方はサンマの短冊をもっていくとよいのではないかと思います。

金沢八景でのアナゴ釣りのときに解説しましたが、ORETSURI総研で調べた結果、短冊餌については、

 

集魚力:サンマ>サバ>イカ

針持ち:イカ>サバ>サンマ

でした。活性が低いときにカサゴを根からわかせるのであればサンマかなと。

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それと、ポイント到着までに、自分の道具まわりを最適な配置にしておく。これ基本ですね。

カサゴ釣りの場合、バス持ち(親指をつっこみ、人差し指と一緒にホールド)をすればよいですが、釣り初心者や女子を中心に抵抗がある方はワニグリップのようなアイテムを装備しておくと便利です。

わたしのワニグリップは、たしか多摩川なくして以来2代目なのですが、コンパクトかつ堅牢でよい製品ですよ。拾った方、どうか大切に愛用してください。

完璧な布陣。

本牧界隈のポイントに到着。ヒノノニトン釣法について

ばっちこいーい。どんどんどん、どどんが、どん!

あーよいしょ!

本牧界隈の護岸まわりに到着です。打ち返す波があるので操船が大変そうだなー。

シーバスがいそう。けっこう揺れます。

釣り方は、まず着底させオモリを感じながら、そこをとんとん。

平田流でいえば、ヒノノニトン釣法というやつでして、

こんな感じです。

着底。

トントントントン、ヒノノニトン(ここでおもりを30㎝上げて、再度着底)

トントントントン、ヒノノニトン。

トントントントン、ヒノノニトン。

トントントントン、ヒノノニトン。

ビビビッ!

む(`・ω・´)む

この引きは、、、

おっと、小型のアジでした。

お、泳がせたい。思いがあふれるものの、そのままキープ。

トントントントン、ヒノノニトン。

トントントントン、ヒノノニトン。

トントントントン、ヒノノニトン。

むむむ。

カサゴちゃんゲット。ちょい小さいですね。(小さいのは、いったんバケツで泳がせて後でみんなリリースする方針)

女性メンバーもどんどん釣っています。コツがつかめると、どんどん結果もついてきますね。

20センチを超えてくるとそこそこ引きます。

と、得体のしれない物体を釣ったメンバーが。

なにこれ

どうやら、これはカイカムリという名のカニだそうで、海綿をせおっていたところ針が海綿に引っかかって釣れてしまったようですね。

カイカムリ氏。皮かむりとは1語違いですね。動きがマダニみたい。

ポイント移動!発進よろし?

ここまでで4匹ほど。なかなかサイズが伸びません。

ここでスキンヘッドの船長さん(厳ついですが、とてもやさしい方だと思います)から、

「はい、あげてくださーい。流しかえますんでねー。」とのこと

どんどんどん、どどんが、どん!

あーよいしょ!

船釣りって、なんだか、場所移動ってテンションがあがるのはわたしだけでしょうかね。

今回、仕立てのため泳がせ釣りを想定してトモに入らせてもらった次第。

む。

まーまーのサイズのカサゴだ。

と、ここで入れ喰い状態。

やはり同じようなポイントでも魚は溜まっているようですね。

よしきた!

ここで、以前、釣りのレクチャーをうけたお兄さんから、

「身餌は皮だけにしたほうが動きが良くなって釣れるよ」といわれたことを思い出し実践。

皮だけ。サバ皮1号。カサゴにかじられたあとがたくさん。

よし(`・ω・´)

と、ここでも入れ喰い。

皮作戦がきいているようです。海底でテロテロうごくんでしょうな。

どや顔をきめて見せます。24センチ。尺までは遠いが良く引きました。

今回は12時~17時の午後便だったのでここで納竿。合計20尾程度釣ることができました。

<今回のタックル>

カサゴ五目釣りで気づいた点

ここで、初めて船のカサゴ釣りをやってみてきづいた点をまとめておきます。

  • オモリは重すぎると根にはまりやすい。25号は水深15メートルであれば、たしかにベストサイズ
  • アタリがないときは竿におもりの抵抗を感じない状態(完全着底)にするとよいことも。が、そのままは根がかる
  • 胴付きの道糸は3号だと根にはまるとすぐ切れる&スナップが壊れるので改造をしておくとよいかも
  • ヒノノニトン釣法の肝は、最後に30㎝上げて落とすところ。ここで上からおちてくる餌にカサゴが気づきやすい
  • 身餌は実は皮だけにしたほうが釣れる
  • イソメをつけても釣れるが手間取りやすいので、釣れる波に乗ったら、サバ皮一本で攻めるべし
  • 胴付きの枝針の感覚にもよるが、上の針にカサゴが食ってくることはほぼない。上はまぐれで釣れるアジ狙いでアオイソメでもつけとけばおよいかなと
  • 手返しをよくするためには、バス持ちより、ワニグリップを左手でもって右手でプライヤーで外すとよい(右利きの場合)
  • 人と違う釣果を得るためには、サンマ餌をもっていくとよいと思う
  • 穂先やらかめのマイロッドがあると、カサゴの居食いにも気づける

まとめ

初心者の釣りといえば、LTアジ釣りが有名ですが、根魚五目もボウズなくだれでも釣れる釣りですし、食べてもおいしい釣りなのでおすすめだなと思いました。が、五目という観点であると、やはりコマセをつかう釣りのほうが魚種は豊富でいいかなと思います。

また、水深が比較的浅いので巻き上げも楽で女性陣にもおすすめの釣りかもしれません。懸念としては、すぐ根がかることなので、底立ちのあたりはしっかり見守ってあげたほうがいいですね。

料理編はこちら!

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一之瀬丸さんはいい船宿

今回一之瀬丸さんにお世話になったのですが、スキンヘッド船長と、ふくよかな中乗りさんの人柄が特によかったなーと思います。

  • ちゃんと笑顔で挨拶してくれる
  • 最後に「どうもありがとうございました!」という礼がある
  • 中乗りさんがユーモア精神豊富でフレンドリー
  • 釣り方解説も丁寧で、常に釣れない人や困ってそうな人に船長や中乗りさんが目を配っている

ここで、2つ、いい船宿だなーと思ったエピソードを書いておきます。

まず船が航行中に、別の船宿の船とすれ違ったりするわけですよ。かなり遠かったりするのですが。

このときに船長と中乗りさんは、毎度笑顔で大きく手をふっていました。なにがあるかわからない海のことなので、互にいがみ合わずこういった礼のやりとりができればいいですね。

もう一つは、初心者の女の子が大きいカサゴを釣ったのをみた船長が、よかったよかったとニンマリしていたところです。

釣り船に何を求めるかは各自違うと思いますが、釣れるということは最低限ながらも、まわりから末永く選ばれていく船宿はこういったところなのだろうなと思いました。

一之瀬丸(オススメ)

<俺ログ>

船宿総合評価:18点/20点

船長と中乗りさんの人柄・気配り・指示の的確さ:★★★★★

実際の釣果(釣らせる力):★★★★★

初心者・女性への配慮:★★★★

船宿全体の雰囲気:★★★★

※俺ログとは、平田が実際経験してみて感じた主観的な数値です。誰しも感じ方は違いますし、同じ船宿でも船長によって大きくことなることもしばしばです。参考程度にみてもらえればと思います。

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カサゴを釣った

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