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釣り上げたマゴチの口を観察して針がかりの様子を想像してみた

マゴチの頭部

船で活餌で狙うマゴチ。

この魚は、いざ、アタリがあってから、タイミングをはかりつつ

ガツン!

と、合わせないと残念なことになる魚だから面白いんだと思うんですよね。

マゴチ釣りの初心者であるうちは、アタリがきたときにどうしていいかわからなくて、食い込んでないのに、ガチ合わせをしてみたり。

で、すっぽ抜ける。

そして、恥ずかしそうに、笑ってごまかす。

大人がおもっきりすかしたときには、もう笑うしかないんですよね。

ベテランになったとしても、打率10割は到底無理で、アタリがきたときにはテンションをはりつつ送り込んだり、聞き上げてみたり。やがて、食い込みを信じ、満を持して、

ガツン!

と、合わせると、道糸だったりハリス切れだったり。

100%成功しない釣り、工夫に工夫をしても失敗があるから楽しいんでしょう。

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釣り上げたマゴチの口をチェックしてみた

そんなマゴチの口がどうなっているかを毎回確認しているんですが、まだ釣ったことのない方むけに参考になるかもしれないなと思いましてまとめてみます。

こちらがマゴチ。

釣りあげてから濡れたキッチンペーパーとラップで包んで冷蔵庫のチルド室で4日、と見せかけて1週間以上寝かせたものです。

旨みのピークはまだわかっていませんが、4、5日で食べるのがベストなんでしょう。

そこから、身はサクにしておき、リード+ラップでチルド保存しておくと10日以上は持ちます。生でも食べられますが、気になる人は揚げたり(フライドマゴチ)、ムニエルにするとよいと思いますよ。

で、こちらが問題のマゴチの頭部。

身体が平らで砂地に隠れられる仕様ということもあり、口の部分が湾曲して横に広いですね。

こちらの口をこじあけてみると・・・

この通り、フッキングのあとがあります。

餌はサイマキ(クルマエビの幼体)で、完全に飲み込まれたあとに、口蓋部分(口の中の上側)側面に一旦かかりながらも、フッキングせず数ミリ頬の内側をけずりながら、そこから外側に2段階針先がかかったと思われる痕跡がありました。

最終的には、一番外側の薄皮部分にフッキングしていたのです。

マゴチは、餌を丸呑みするんだけど、そのあと、しっかりフッキングしないと針がかりしないというのはこの写真をみていただければよくわかるんじゃないかなと思います。

口の奥でフッキングさせるんではなく、内側から引きずり出して、唇の手前のところにかける。

これを意識すると、短くて鋭い合わせではなく、巻き合わせで余分なラインを回収しつつ長いストロークで大きく合わせるのがポイントだとわかりますね。

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マゴチに餌を胃袋部分まで丸呑みされるとハリス切れになりやすい

金田湾 手こぎボート マゴチ

以前、金田湾のボート釣り(メゴチ餌)で釣ったマゴチ。

とはいえ、マゴチも活性やサイズ感によっては餌を丸呑みして胃袋に収めてしまうこともあります。アタリがあってからあまりにも違和感なく待ちすぎると置きがちな現象です。

マゴチの口

丸呑みでハリスがざらざらでした。

以前、金田湾の手漕ぎボートで釣ったマゴチは、胃袋の中に10センチ強のメゴチを丸呑みしていて、フック(チヌ針)が、食道部分(胃袋の入口)あたりにかかっていました。

ここで、飲ませてしまえば獲れるのかというとそうでもなく、今度はやすりのような歯でハリスがけずられるわけです。

釣ったマゴチをさばく

メゴチ氏は丸呑みされて胃袋で溶けていました。。。

マゴチ釣りの標準ハリスは、フロロ5号ですが、5号でも擦れた状態でフッキングなどの動作をすると瞬断されることもあります。

たまにシロギス釣りをして、かかったシロギスかメゴチをマゴチ(平目とは引きが違う)が吸い込むときがありますが、このときに飲まれたらハリス1号前後だと瞬殺されるのも無理はないなと。

重さで切れるというよりも、削れて切れるというのが多いんでしょうね。

丸呑みされてハリスが削られるということだったり、唇手前の皮が開いて針が外れるということを考えると、マゴチの釣りはかかったら遊ばせず、速攻で巻き取りタモ入れというのが正しいなと改めて思いました。

メゴチをエサにするときは、丸セイゴかチヌ針で仕掛けを組むのですが、針自体が、サイマキ餌につかわれるスズキ針の16号あたりと比較してコンパクトなので、違和感なく飲まれやすいというのはあるかもしれません。

こちらは2尾目のマゴチ。

こちらもわかりやすく、口蓋部分で数ミリ針先が皮を削りつつ、スライドし、唇手前のところにフッキングしていますね。

おそらく、テンションをかけたまま竿先を送り込んで引き込まれているときはも餌の全体が口の中にあるのではないかなと。

そこで、さぐりさぐりなアワセだったり、短いストロークの合わせだと、口蓋あたりを傷つけてフッキングせず、エサごと吐き出されてしまうのでしょう。

こちら3尾目のマゴチ。

釣って食べておいてなんですが、マゴチってユーモラスでかわいいフォルムだなと感じます。

50センチを超えてくると、一見ワニっぽいながらも、唇のフォルムだったり、瞳が♡だったりと、まー食べちゃうんだけどキュートだなと!

こちらも、口蓋部分に裂傷がありながらも、そこではフッキングせず、唇手前まで針がスライドしてフッキングしてますね。

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マゴチの口蓋の骨格はまじで堅い

で、数々のフッキングを防ぐマゴチの口蓋ですが、頭部の中心線を調理ばさみや出刃で梨割にしてみると、その堅牢さがよくわかります。

このとおり。堅い。

サイズにもよりますが、厚さが1㎝以上あるので、これを貫通するのは、マゴチ狙いのタックルでは無理と考えたほうがよさそうですね。

道糸PE2号にライトタックルでも、どこか弱っていれば高切れするのも無理はありません。

真鯛の骨格のほうが軟骨質でなくさらに硬いのですが、マゴチの場合この口蓋部分の骨格の特徴が釣り人のフッキングを退け、だからこそ独特の釣趣を与えているんでしょうね。

そんなことをおもいながら、魚をさばいてみるのも、釣りの勉強になりますね。

ではでは。

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駆け引きが面白い!船やボートで狙うマゴチの釣り方解説

2018.04.11

マゴチ料理記事はこちらからどうぞ。

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ABOUTこの記事をかいた人

平田 剛士

ORETSURI編集長。釣り歴30年ぐらい。いつの間にか釣りメディアをはじめていたもので人生不思議だなーと思っている今日この頃。 口癖は「釣りはいいよねー」