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東京湾のマゴチ釣り!実釣経験をもとにタックル・仕掛け・釣り方・餌を解説

マゴチの顔

本記事では東京湾を中心に釣り物として親しまれているマゴチの釣り方とタックルについて解説します。

マゴチは引きも強く、エサ釣りでは独特の駆け引きがあり、たくさんの釣り人を楽しませています。

東京湾では船釣りであれば釣期は4月~10月。手漕ぎボート釣りであれば夏を中心に真冬以外の1年中楽しめます。食味もよいので、ぜひチャレンジしてみましょう。

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目次

マゴチについて知っておこう

マゴチ釣りの概要

マゴチ

マゴチはサイズが大きくなると頭部が横に張り出す

マゴチは日本近海で釣れるコチ類としては最大級。釣りで釣れるものは50センチ前後から60センチ程度が一般的ですが、70センチを超える大型の個体も釣られています。東京湾では60センチを超えると大型とされます。

主に湾内や沿岸部の砂底・砂泥底に生息。初夏から秋口まで水深5-20m程度の浅場で釣れるため、岸釣りのターゲットやボート釣りのターゲットとしても人気。

秋が深くなるにつれ水温が下がると深場に移動するため、浅場では釣ることができないとされていましたが、湾内にとどまる個体も多いようで冬場は12月中、翌春の3月~4月にかけても水深10m以内の浅場で釣れています。

マゴチは単体ではなく、群れで生息していることが多い魚です。そのため、一度マゴチが釣れたエリアを集中して狙うと数を釣ることもできます。

▼海底を泳ぐマゴチの様子

マゴチの顔

マゴチは眼が頭部の上側についているため、上から落ちてくる餌に反応しやすい

マゴチは海底に生息して砂泥地等で隠れながら生活しているため、ヒラメのように平らな身体をしています。

骨格など身体の作りが極めて丈夫で、捌いてみると骨の太さに驚かされます。歯は鋭く細かく、釣りあげたときはエラ蓋や背びれの棘に注意しましょう。

釣ったマゴチをさばく

マゴチは骨が太く、引きの強い魚

マゴチの棘

エラ蓋の棘はマゴチの協力な武器

マゴチの背びれ

釣り上げたマゴチは棘のある背びれを立てて威嚇してきます

マゴチ釣りのシーズンは夏が中心。6月~7月は産卵がらみで食いが渋くなることも

マゴチ釣りのベストシーズンは水温があがり産卵のためにマゴチが浅場によってくる梅雨以降の夏です。一方、近年は「春マゴチ」と称され、梅雨前の3月・4月・5月でもマゴチが数多く釣れている状況が続いています。

また、水温の上昇からか夏以降も12月中までは湾内で釣れていることがしばしばです。

真夏に釣れたマゴチは「照りゴチ」と呼ばれ同じく夏を旬としているスズキ同様、珍重されるため、釣って楽しく食べて楽しい時期でもあります。

マゴチの卵

初夏に釣ったマゴチは抱卵・白子持ちであることもしばしば

毎年6月から7月の梅雨時は産卵に絡む個体が多くなります。まったく餌を食べないわけではないですが、アタリの数は減る傾向にあります。

マゴチ釣りはベテランが楽しむもの?

金沢漁港・相川ボートで釣ったマゴチ

手漕ぎボートの泳がせ釣りで釣れたマゴチ

生き餌を使ったマゴチ釣りは、コマセを用いた釣りと比較してベテラン向けと遠慮している方もいるかもしれません。

この釣りは釣り方を覚えてしっかり実践すれば、初心者でもきちんと釣れる魚でもあります。

一方、釣果を上げるためには工夫もあり、仕掛けの製作から自分で行うベテラン釣り師も多い釣り物です。

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マゴチ釣りのタックルについて

ロッドはマゴチ専用竿か7:3調子のゲームロッドが適している

金田湾のボート釣り

マゴチは専用竿でなくても釣ることはできますが、以下の条件の竿を選ぶとよいです。

<マゴチ竿のスペック>

  • やや長め、2メートル強(竿が長いことによりアワセがききやすい・仕掛けを安定して底上に配置できる)
  • 7:3調子などで穂先が繊細かつ胴が強い竿(アタリをとらえやく胴で合わせをきかせる)
  • 手持ちで釣り続けることがほとんどなので持ち重りしないもの(リールとのバランスも重要)
  • 10~20号のオモリに対応している竿(穂先が固すぎるとオモリの着底とアタリの差などが捉えにくくなる)

マゴチ専用の竿以外では、キス竿やカレイ向けのものやライトゲーム用汎用竿なども十分対応可能ですが、穂先のやわらかさと胴の強さなどはやはり専用ロッドに分があります。

はじめは貸し竿(キス竿や汎用グラスロッドがほとんど)やライトゲームロッドで対応しつつ、さらにこだわりたい場合は専用ロッドにチャレンジしてみるとよいでしょう。

マゴチをもっと釣りたいのでダイワのマゴチXを買ってみた(レビュー)

2017.09.19

置き竿は6:4調子もオススメ

船釣り

手持ち竿以外に2本竿で置き竿にする場合などは、6:4調子の竿が有効です。

これは波による振動を吸収してオモリが動きづらくタナを狙い続けられるのと、マゴチが餌に食いついた場合に違和感がないためすぐに離されにくいためです。

6:4の胴調子の竿の場合、食い込みはよいのですが、アワセを入れる際には7:3調子の竿より長く強いストロークで対応する必要があります。

<オススメのロッド>

▼ダイワのマゴチXは入門者におすすめのリーズナブルな専用ロッド。ステップアップを狙うユーザが最も多く選ぶロッド。エビメバル釣りなどにも転用可能

▼シマノのベイゲームXマゴチは、シマノのマゴチ専用竿としては最もリーズナブルなもの。ライトゲームBBの次はこちらにステップアップ

▼2本竿の場合、やや長めの6:4調子のゲームロッドをもっておくと自分の仕掛け同士で絡みにくい。3m強の長竿で手竿との距離をとる技もある。

リールはパーミングできる小型両軸リール。ドラグはフルロックのため細かい設定は不要

アマダイ釣りの誘い

マゴチ釣りはスピニングリールでも対応可能ですが、頻繁なタナ調整やアワセのスピードなどを考えると小型両軸リールが釣りやすいといえます。

太糸をたくさんまけるようなリール(例:シマノ小船、チタノス船)などはしっかりパーミング(手で包み込む)できないため向いていません。

<マゴチ用リールに求められるもの>

  • PEライン1.5~2号が100メートル巻けるもの(実際は両軸であれば150~200m巻けるリールがほとんどです)
  • ロッドに装着した際にバランス的に持ち重りしないもの(一日手持ちで釣るので軽いほうが疲れません)
  • ドラグが滑らないもの、ドラグ耐力が高いもの(強いアワセを入れる釣りのため)
  • カウンターは基本的に不要だが、10cm刻みのタナ調整には便利(底上を釣るため)

道糸はPE2号がベスト

マゴチの口

マゴチの口蓋部分はライトタックルではフックが貫通しない骨格がある

PEラインの1.5~2号を選びましょう。

市販仕掛けのハリスはフロロカーボンの5号が標準です。

この釣りではマゴチの堅い上あごにフッキングする必要があり、合わせを強く入れる釣りです。細すぎる道糸やほつれが目立つ場合は道糸から高切れします。

PE1号でもよいですが、劣化している場合は切れやすいので、安心して強いアワセを入れるためには1.5号~2号を選んでおくとよいと思います。釣行前後のラインチェックも重要です。

潮の流れにもよりますが、3号以上の場合は潮受けしやすくオマツリが増えるため控えておいたほうがよいでしょう。

【知って納得】釣ったマゴチを観察して針がかりの様子を想像してみた

2018.06.19

天秤・オモリは15号が標準。手漕ぎボートでは10号でもOK

マットブラックのバランスシンカー 10号・15号・20号

定番のFUJIWARA・バランスシンカー

かつては鋳込み天秤を使うことが多かったマゴチ釣りですが、オマツリをさけるために潮受けしにくい「三日月オモリ(バランスシンカー)」やイカ用中オモリ「(シャクリシンカー)」を利用することが一般的になってきています。また鋳込み天秤の針金の長さはそれぞれ異なるためタナトリにずれが生じるということもあり、中オモリがもっとも多くつかわれています。

船宿を利用する際、オマツリ防止のため鋳込み天秤の使用が禁じられていることもあるので事前に確認しておきましょう。

東京湾の場合はオモリは15号が標準ですが、手漕ぎボート等、他の釣り客とのオマツリの懸念がなく水深が数メートル等の場合は10号でも全く問題ありません。

船釣りではポイントによって水深30m程度のエリアまで狙うこともあります。この際は錘を20号にすると、着底がよくわかりタナボケしにくいといえます。中潮・大潮まわりで潮が速く流される時も20号をチョイスしましょう。

船釣りでは、高切れによるロストにそなえて15号・20号をそれぞれ2つずつ持参しておくと安心です。

▼定番のバランスシンカー。色は黒でも蛍光オレンジでも釣果は変わらないため好みで。

▼利用者が多くなってきた感のあるシャクリシンカー。潮切れがいい

▼鉛付き・鋳込み天秤は潮受けしやすくオマツリの原因になるため利用者が少なくなってきた感がある

仕掛け(釣り鈎・ハリス)はサイマキとハゼ・メゴチ用の2種類がある

船釣りでのマゴチ仕掛けは、シーズンによってサイマキ餌(クルマエビの子供)用の仕掛けとハゼ・メゴチ餌の2種類に分かれます。

それぞれ餌に最適な形状のため間違って使わないように注意しましょう。

サイマキ(クルマエビの幼体)餌用

マゴチの餌 サイマキ

サイマキ餌用のスズキ針・マゴチ針は形状がエビを刺しやすい形状

ハゼやメゴチ餌が使えない春から夏までのシーズンは、サイマキ餌が利用されます。

海老の頭部に針を固定するために、ひねりのない大型のスズキ針・マゴチ針(16、17、18号)が用いられ、エビが底から浮かないように、針自体に糸オモリがまかれているのが特徴です。

この糸オモリは潮がゆるい場合等に外すこともできます。オモリが外れるとエビの動きがより自由になり、マゴチへのアピール力が高まります。

基本的なサイズはがまかつのマゴチ針17号で、50㎝未満の小型のアタリを積極的にとっていきたい場合は16号を選び、55cm以上、60cm以上の大型のマゴチを狙う際は針が変形しにくいマゴチ針18号を選ぶとよいでしょう。

ハゼ・メゴチ餌用

カミツキハゼ(イトヒキハゼ)

ハゼ・メゴチ餌用は丸セイゴ針やチヌ針(5号等)が用いられています。

船宿を利用する場合はサイマキで釣るのが一般的で、乗船料に5尾の料金(追加は1尾100円がほとんど)が含まれていることがほとんどです。

8月以降になってくるとハゼ餌が登場したり、自分でハゼやメゴチを釣って持ち込むスタイルの釣り人もいます。あらかじめ船宿に問い合わせておき、エサにあった仕掛けを選びましょう。

丸セイゴやチヌ針は管付きモデルも販売されているので船上での結びもしやすいはずです。

マゴチの仕掛けは自作もかんたん

シーガーのフロロマイスター

マゴチの仕掛けは、1本針でハリスとオモリを結ぶだけという極めてシンプルな構成なので自作もオススメです。

必要なのは、ロッド側からスナップサルカン+フロロカーボンライン5号1.5m+丸セイゴなどの釣り鈎です。

サイマキ用の針はスズキ針・マゴチ針等のまっすぐな針を用意しましょう。

リーズナブルに仕上げたい場合は、シーガーフロロマイスターは大容量低価格(240m=1000円ちょっと)なのでオススメです。ほかに、デュエルのカーボナイロン5号もよいでしょう。

シンプルな仕掛け

こちらが完成品。

ビーズ類などは好みですが、濁り潮のときに効果があるともいいます。針にシリコン製ビーズをはめておくと、餌がずれにくいというメリットもあります。

船宿によっては、潮受けしてオマツリしやすいということで飾りを外すことをすすめられることも。

▼サイマキ用のフックはマゴチ針orスズキ針(ほぼ同様)を選ぶ。カラーリングによって、やや針先が甘い印象ですが、SASAMEからエビ色のカラーも販売されているのでカモフラージュしたい人は選んでみましょう。

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マゴチ釣りのエサとつけ方

基本的には、サイマキとハゼ・メゴチが用いられます。

カタクチイワシ・アジ・銀白(ウグイの幼魚)でも釣れますが、エサの生命力や遊泳する層と泳ぐスピードから、底上を狙いやすいサイマキとハゼ・メゴチが選ばれています。

一方、ボート釣り等でカタクチイワシの生け簀回りを釣る際はカタクチイワシや銀白がオススメです。

サイマキ(クルマエビの幼体)

口ではなく角の付け根がベスト。針先は垂直ではなく脳みそをさけて手前にぬき、針先を少しだけ出す

船宿でのマゴチ釣りの一般的な餌がサイマキと呼ばれるクルマエビの幼体です。

まず角を半部ほど折り、口の上端(頭部のV字突起の付け根)から針先をさしこみ脳みそをさけて角の付け付近に針をぬきます。

無事針がけが完了したら、海面かバケツにつけて生きて動くかどうかを確認してから投下しましょう。このとき死んでいると極端に食いが落ちるのでもったいないですが、あたらしい餌につけ変えましょう。

しばらく上げ下げするとサイマキも弱りはじめます。腹肢(尾部分のひらひら)が動いていても、新しい餌より食いは落ちます。釣れている人ほど餌を交換しているので、意識して付け替えていくとよいでしょう。

<ノウハウ>

サイマキを投入するに際に海面で腹肢が動いて泳いでいるのを確認しているかと思います。一方、腹肢が動いていても、エビの瞬発的な動きは弱っている可能性があるのです。新しいサイマキは着底後の各種の刺激で「ピョンピョン」と跳ねる動きをします。マゴチはこの動きに反応し、瞬間的に口を使いがちです。これをリアクションバイトともいうのですが、ずっと同じサイマキをつかっていると、こうした元気な跳ねる動きをしなくなるためアタリが出にくくなるのです。よくマゴチを釣っている人が釣り続けるのは、釣り座やタナとりの要素も大きいのですが、マゴチを釣り上げるごとに新しいサイマキに交換しているという要素も大きいと覚えておきましょう。

ハゼ・メゴチ・シロギス

へチ釣りでハゼ

8月以降はマハゼを釣って船宿に持ちこむのもいい。

マハゼやイトヒキハゼ(カミツキハゼ)、メゴチは口にチョンがけします。

メゴチの場合、両エラブタに角がありますがこれをハサミでカットしておくと食い込みが良くなるといわれています。

金沢八景・相川ボート釣り 釣ったイトヒキハゼ

カミツキ(イトヒキハゼ)は冬から春でも手に入る餌

シロギス

シロギスは頭部が硬く動きが速いのでマゴチのエサとしてはメゴチには劣る

死に餌でも釣れる!?

マゴチはアジ・シロギス・サバの切り身などの死に餌でも捕食しますが、活餌と比べて食いは各段に落ちます。

▼こちらの動画ではダイビングスポットで餌付けされているものと思われるマゴチが死に餌を食べる様子が見られます

マゴチが釣れるポイント(ボート釣りの場合)

金田湾でボート釣り

釣り船と異なり、手漕ぎボートの釣りなどではポイントを探す必要があります。

マゴチが生息しているポイントは、砂泥底で海底が隆起しているところや、ブレイク部分(深くなっている)、根がらみの部分から砂泥底に変化しているところです。

マゴチは海底で群れているものの、大きく移動する魚ではないため、1か所でねばって釣るよりは、パラシュートアンカーを活用した「流し釣り」やオールで漕ぎながら釣る「漕ぎ釣り」で広く探るとよいでしょう。

シーズン到来!手漕ぎボート装備を強化(受太郎・受二郎・パラシュートアンカー)

2018.04.05
手漕ぎボート釣りの場合、風や波の状況などによって流し釣りができる環境がことなります。アンカーの指示などはボート屋のスタッフの指示に従いましょう

マゴチの釣り方

夏の東京湾はこのように濁りが強い

投入前

まずリールのドラグはフルロックにしておきましょう。

仕掛けのハリス部分はオモリ装着前に、手で伸ばしヨレをしっかりとっておきます。このときに針の結びがしっかりしているか必ず引っ張って確認しておきましょう。市販仕掛けも完璧ではありません。針先がシャープであるかも要確認です。

新品の針でも不良品が混じっていることがあるのできちんとチェックしておきましょう。

投入(餌の動きを確認)

海面に餌とオモリが漂うように竿で支えて、餌がまっすぐ泳いでいる状態を確認しましょう。特にサイマキの場合、きちんとまっすぐに泳ぐ状況を確認してから、エビが弱らないようにサミング(親指でスプールを抑える)しながら沈めていきます。

着底~誘い

錘の着底を確認した後に竿先を海面までもっていき、そこから水平までゆっくり上げます。この動作でオモリが海底からおおよそ1メートルの位置に移動し、ハリス1.5mの場合、エサが海底付近に漂うようになります。ほかに道糸のマーカーで1メートル錘をあげる方法でも構いません。

潮流によってはオモリの位置が変わるため、船長のアナウンスに従っておきましょう。潮がゆるいときはオモリの位置を海底から1m10cm~1m30cmなど調整していきます。反対に潮が速くながれている大潮等の場合は1m未満にオモリの位置を調整します。この釣りでは10cmのタナトリの差が出るため、適当に釣るのではなく、10cm刻みであたりの出方をみていくとよいでしょう。

潮が緩いときは、150cmのハリスを10㎝~30cm程度つめたり、イトオモリを外して対応するのも効果的です。

海底は隆起していて、水深も変動します。底を狙っているつもりでも、いつの間にか浮いてしまっていることまるので、タナとりは10秒~1分に1回行うようにしましょう。

釣り船の場合、船長によるアナウンスがあると思いますが、底の変化が激しいときは短い間隔で、平坦な場所は長時間キープします。

タナとり動作の際に餌も動く(ハゼはヒレが、サイマキは腹肢が動く)ため、マゴチのアタリを誘発することができます。

※ポイントが平坦な場合やマゴチの活性が高くない場合、長時間のポーズや置き竿に分がある場合もあります。反対にあまり動かすとアタリでないこともあるので、釣れている人のタナトリ間隔を観察してマネするのが一番です。

<よくない釣り方>

サイマキの頭部に砂泥がついている状態はマゴチに発見されにくい=オモリの位置が低すぎ

  • オモリを着底させ続けて引きずっている
  • エビが底上で引きずられている(砂や泥がつき、竿先に微妙な抵抗が続く)
  • タナとりをしなおさない
  • 死んだり弱ったエビを使い続ける

オモリを着底続けていたり、タナとりをし直さない場合、エサの動きが少なくなり実際のタナがぼけてしまったりします。

<タナとりの工夫>

  • 潮が動いていないときはハリスを30cmほどカットしてしまい1.2mで狙ってみる
  • 同、イトオモリを外してしまう。
  • 潮が効いている場合は餌が浮き上がりやすいため、錘の位置を気持ち下げめにする

▼水槽内でのマゴチの捕食。金魚を飲み込んだあとに砂の中に隠れる姿が印象的。

アタリからアワセ

アタリは、主に3つのパターンがあります。

  1. 竿先にクンクン、クンクンとでるもの
  2. いきなりグーンと重くなるもの
  3. そっと竿先がうごくが引き込まない持たれ系

潮が動いているときに多いパターンが「2」で、竿先がいきなり引きこまれるものは基本的に丸呑みされていてヒットしやすいといえます。問題は「1」や「3」の場合です。

竿先にアタリがでたときに、テンションをゆるめないままゆっくり竿先をさげて食い込みを誘います。やがて、アタリが増幅し、竿先が強く引きこまれるのをまって強く大きく合わせます。

潮があまり動いておらずマゴチの活性も低い場合の傾向としては、ラインにテンションをかけつつ送り込むと引きこみがなくなることもあります。この場合は、ゆっくり竿先をあげてテンションをゆっくりかけていくと強く食い込むことが多いので試してみましょう。

マゴチの上あごはかなり硬いため、アワセが弱いと貫通しないこともしばしばです。また、ラインの余りを巻き取らないで急な合わせをするとすっぽ抜けやすいと覚えておきましょう。

ベストはゆっくり竿先を聞き上げ、竿にマゴチの重さを感じつつ、竿先をさげつつリールで道糸を巻き取り、竿の胴をつかってゆっくり長いストロークであわせる意識をもつとよいでしょう。

ドラグがゆるんでいたり、竿の胴がやわらかいもの(6:4の竿、真鯛コマセ用の竿などはアワセがむずかしい)だとアワセがうまくきかないためばれてしまうので注意が必要です。

手漕ぎボートの釣りでは力が入りにくいためさらに強く長いストロークで合わせる必要があります。

以前は、ヒラメ40コチ20といわれ、アタリがあってから20秒はまったほうがいいとも言われていたマゴチ釣りでしたが、今では釣りの技術も進化して、秒数によらず竿に乗ったかどうかを判断して行動することでさらに釣果を伸ばすことができるはずです。

特にサイマキの場合は食いこみがよいのでアタリがあってから7、8秒で完全に食い込んでいることがほとんど。初心者にありがちなのですが、あまり本アタリを待ちすぎてもよくありません。違和感を感じるのか、マゴチはエサを放してしまいます。

勘所がわからないときは、7~10秒数えたあとに聞きあげてみて竿先に重みがあるようであれば躊躇なく合わせてみるのもよいでしょう。乗る乗らないは時の運でもあります。

<コツ①サイマキ餌の状態をチェックしよう>

左:フグorイカ 右:マゴチが頭部を噛んだものの違和感を感じて離した状態。

  • 餌の頭部がつぶれて即死している→マゴチにかまれて吐き出された可能性が高い
  • 餌が切り裂かれるように即死している→ヒラメにかまれて吐き出された可能性が高い
  • 頭部をのこしてバリバリと噛み食べられている→フグに喰われた可能性が高い(アタリが出にくい)
  • 餌の頭部後ろ側がえぐられて食べられている→イカに喰われた可能性が高い(もたれるようなあたり)

※フグとイカのあたりが判断できると死に餌で長時間釣りをしないで済む

マゴチの餌 無残なサイマキ

頭部の針手前までバリボリされているのはフグの仕業。一番アタリにでにくい

5月・6月はアカクラゲの触手が仕掛けについている際も多い。アタリがでない場合は仕掛けを確認

ヒットから釣り上げるまで

竿を水平以上にたもったまま一定のスピードで巻き上げましょう。ポンピングをするとバレることもあるので、ただ巻きがベストです。

水面に出るとテンションがなくなりバレやすくなるので、速やかにタモ入れします。抜き上げはハリス切れ、針折れでのバレの原因になります。

釣り船であれば、タモ入れをしてもらえることが一般的なので、クーラーやボートバックなどは邪魔にならないように、釣り座付近からおろしておきましょう。

釣り上げた後の注意点

マゴチ 背びれ 鋭い

マゴチのエラ蓋の棘はかなり硬い棘

マゴチのえら蓋の棘と背びれにふれると手がすぱっと切れます。素手で触らずフィッシュグリップや雑巾などをつかって扱いましょう。

マゴチの背びれ

マゴチは背びれも鋭いので注意。

船の釣りは揺れるということもあり、見た目は悪いですが雑巾かタオルでつかむと楽です。

多くの場合、ハリスはマゴチのやすりようのな歯によって傷ついています。また針先も一尾釣ったりばらしたら甘くなっていることがほとんどなので、交換したほうがよいでしょう。

はやる気持ちもあると思いますが、冷静にハリスと針の状態を確認し、針を結び直すか仕掛け全体を交換しましょう。

マゴチ釣りのゲスト

ショウサイフグ・シロサバフグ

ショウサイフグ

ショウサイフグ

ボート釣り サバフグ

シロサバフグ

ショウサイフグやシロサバフグはマゴチ釣りのゲストでよく釣れる魚です。一方、マゴチ釣りの針は比較的大き目のため針がかりするまでは至らず、エサだけ取られることがほとんど。

シリヤケイカ・スミイカ

金沢八景一之瀬丸 シリヤケイカ釣った

シリヤケイカやスミイカもマゴチ釣りのゲストでよく釣れるゲストです。

特にシリヤケイカは頻繁に釣れますが、針がかりはしないことがほとんどのため、釣りあげたい場合は、慎重に海面まで巻き上げてタモ入れする必要があります。

ワニゴチ・イネゴチ

平塚新港庄治郎丸で釣ったワニゴチ

ワニゴチやイネゴチはマゴチと同じコチの仲間です。マゴチよりも姿形がスマート。

ヒラメ

相模湾船釣り ヒラメ

マゴチ釣りで釣れたら一番うれしいゲストはおそらくこのヒラメです。

東京湾では近年ヒラメが釣れることが増えてきています。あたりの出方はマゴチと大差がないので、ヒットしたばかりは判断できないことがしばしば。

スズキ(シーバス)

横浜港から持ち帰ったシーバス

スズキもマゴチ釣りのゲストで釣れる魚。引きの強さはマゴチより強いかも。

マダコ

金沢八景野毛屋 マダコを釣った

マゴチを釣っていて急に根がかりがあった場合、マダコがかかっているかも。

マゴチの持ち帰り方

神経締めされたマゴチ

専用の釣り船の場合は、水槽で活かしておき、沖上がり時に締めて提供してくれるところがほとんです。

ボート釣りなどでもスカリで活かしておき、締めて血抜きをしてから持ち帰るとよいでしょう。専用の締め具を使い、神経締めをすることでさらにおいしく食べることもできます。

マゴチの食べ方・料理法

マゴチの刺身

夏場のマゴチは食味の良さから高級料理店等に流れていくことも多く、スーパー等でみるのはまれかもしれません。

白身で食味・触感がフグに似ている(フグのほうが弾力はあります)ということもあり、夏場フグの流通がなくなることの代替的に使われることもしばしば。

美味しい料理法は以下の通り。釣った初日よりは数日寝かせたほうが旨みがでます。

釣り船によっては、神経締めした個体の内臓をとらないまま濡れ新聞紙でくるみ冷蔵庫で4日ほど熟成させる方法を推奨されます。

  • 刺身
  • カルパッチョ
  • フライ
  • マゴチしゃぶしゃぶ

見せてもらおうか!8日間熟成させたアカメフグとマゴチの実力とやらを

2018.02.20

船のマゴチ釣りがわかる動画

マゴチ釣りの面白さとは?

金沢八景一之瀬丸で釣ったマゴチ

エサ釣りの場合はルアーでの釣りと異なり、アタリがでてから食い込ませるまでの駆け引きというたのしみもあります。

釣って楽しく、食味も絶品なマゴチ。

まだ経験したことがない方も、釣り船やボート釣りで一度狙ってみてはいかがでしょうか。

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