がまかつ「改良マゴチ」針のレビューと考察。60UP対策にうってつけ!デメリットは?

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マゴチ針の比較
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東京湾の船釣りで人気の釣り物の一つがマゴチ。

ルアー釣りも徐々に浸透していますが、活き餌をつかったマゴチ釣りが根強い人気をもっています。

今回は、がまかつの新製品「改良マゴチ」の紹介と、マゴチ釣りに使う「ハリ」についての考察です。

目次

マゴチの胃袋から折れた針が登場した

手漕ぎボートの泳がせ釣りで釣ったマゴチをさばいていたら、胃袋(食道付近)から折れた針が出てきました。

こちら。

最初トリプルフック?

っておもったんですが、汚れを落としたら、サイマキ餌用マゴチ針だとわかりました。

軸部分から折れてますね。

サイマキを使うのは釣り船オンリーだと思うので、どこかの遊漁船に乗った人が大アワセした結果折れたんじゃないかなと。

サイズはメーカーにもよりますが、流通しているなかでは小さ目の16号かなと。

丸軸で針先部分だけ平打ちのタタキが入っています。どのメーカーの針かはだいたいわかるのですが、そこには触れません。

この針をよーく見ると、ごくわずかに針先が外側に曲がっています。

もともと曲がっていたか、フッキングの際にマゴチの硬口蓋で曲がったのかはわかりません。

いずれにせよ、針先が甘いことにより針が貫通せず、負荷が軸部分に集中して折れたのでしょう。

マゴチの餌釣りの場合、シングルフックを単体で使うので、「しっかり食い込ませて、ハリを引きずりだしてかける」という点に能動的な釣趣がでて面白さがあります。

が、トリプルフックの孫針をつける釣りと比べて、口内でフッキングさせるのは難しくなるのは事実です。

マゴチの場合、フッキングしやすいのは以下の場所です。

  • 唇部分(そこまで針を引きずり出す)
  • ほほ内側
  • 目の下
  • 鼻の下
  • 食道(胃袋)=ハリス切れの可能性が上がる

マゴチの口

下側がマゴチの硬口蓋。マゴチ針とタックルでは貫通は不可能

硬口蓋は、タックルバランス的に貫通させるのが難しい。

そのため、針先がつぶれたり反り返る原因になり、結果、ハリの折れや曲がり、ハリス切れ、道糸の高切れにつながります。

ルアーでマゴチを釣ると、トリプルフックが口内下側の舌付近や口の外側にもかかりやすくなるので、キャッチ率は上がります。

特に餌にじゃれつくようなアタリ(産卵期の威嚇行動含む)は、餌釣りではなかなか取れないのですが、これをルアー釣りでは誘発してバイトに持ち込むことができます。

そこは餌釣りにない要素です。

マゴチ釣りにおける針の重要性

釣りあげたマゴチの口蓋部分をみながら、ハリがかりについて考察したことがありました。

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この記事もぜひチェックいただきたいんですが、まとめると以下のポイントがよくわかります。

  • マゴチの口蓋は硬い
  • フッキングは口蓋を滑らせてフッキングしやすい唇部分の柔らかにところまでスライドさせる
  • 短く強いフッキングは不向き。長いストロークで針を引きずりだして合わせる
  • 飲み込まれて食道や胃袋にフッキングするとハリスがすれる

では、フッキングミスのパターンにはどんなものがあるのでしょうか?

フッキングミスになりやすいパターン

マゴチを釣る際に、あわせ損ねたり、釣り損ねたり。

そんなケースには、以下の場合があります。

  • フッキングがあまい
  • びっくりアワセ
  • 竿が柔らかすぎ
  • 針先が甘い
  • 針の強度が弱く、曲がるか折れる

それぞれ説明していきます。

フッキングがあまい問題

タックルがマゴチに適したものでも、躊躇したり、さぐりさぐりの合わせをしてしまう。

これだと、かかるものもかからないというのはよくあります。

「マゴチがついてるかなー」と、わからない場合は、聞き上げてマゴチの重みを感じつつ合わせるとよいです。

短く鋭い合わせではなく、長く強い合わせを心がける必要があります。

びっくりアワセ問題

餌マゴチを釣り慣れていない方やルアー釣りに慣れている場合は、アタリに対してびっくりアワセをしがちです。

その場合、アワセが短く鋭くなりやすく、結果ハリが固い部分で貫通せず針の折れや曲がりにつながってしまいます。

竿柔らかすぎ問題

竿が柔らかすぎというのもよくありますね。

マゴチに適した手持ち竿は、穂先が繊細で、胴部分がしっかりしていて合わせが効くものである必要があります。

6:4のコマセ竿やメバル竿などは相当なれていないと、フッキング率が下がります。

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針先が甘い

針先が甘い(曲がり・折れ)というのもよくあります。

実は新品でも、初期不良や仕様で針先が甘いハリがあるのは覚えておきたいところ。

まず使用前に針先をみて、曲がりや折れ(つぶれ)がないか確認してみましょう。

化学研磨針でも、糸オモリを巻く工程などで作業ミスなのか針先が傷ついているものがあります。

使用前に爪の上に針先を滑らせて、刺さらないやつは「使えない」と思ったほうがよいです。

また、マゴチを一尾釣ったり、バラシが発生するごとに針先の確認は必要です。

針はそれほど高い買い物ではないので、一匹釣るごとに変えていくのも一つ。

針の強度が弱く、曲がるか折れる

各メーカー試行錯誤してマゴチ針を販売しているわけですが、中には強度が弱いものもあります。

目立って○○の針を使っていて、折れた・曲がったという話はあります。

以下の点に注意しておくとよいでしょう。

  • 軸が太く、針先がにぶめの針=貫通力が低く、針やハリス・道糸にかかる負荷が高い
  • 丸軸の針=縦の引っ張りでは平打加工の針より強度が下がります

わたしの「マゴチ針」遍歴について

いままで、5種類ほどのマゴチ針をつかってきたのですが、「がまかつのマゴチ針18号」に落ち着いていました。

その前は、SASAMEのケイムラやエビブラウンカラーの針をつかったり。

あまり釣り慣れてないときに、エビと針が一体化してアタリを出しやすいかとおもったんですが、カラーコーティングの宿命で針先が甘いんですよね。

新品の針先を爪の上に滑らせると、ツルっと滑ってしまうのでよくわかります。

もちろん、それでも釣れるのですが、針先重視のマゴチ釣りでは不安が残ります。

ハリの色で釣果に差が出るかというとマゴチ自体がそれほど視力が高くなく、餌が出す波動によって捕食している要素が高いのではないかと思っています。

今のところ、ハリ色はシルバーでも問題ないと思っています。気になれば黒マジックで塗りつぶせばよいですし。

SASAMEの針は中軸ではあるものの、丸軸なので、強度にも不安がのこります。

がまかつのマゴチ針は平打ち。18号で線径1.07mm。

SASAMEのマゴチ専用針は17号で1.07mm。がまかつの18号を選んでおけばよいだろうなと。

がまかつのマゴチ針も16号・17号・18号とあります。

40㎝級の小型のフッキング率を高めるには16号も効果的だと思うのですが、個人的にマゴチは数よりサイズだなと思っています。

いざ60オーバーが来た時に針折れや曲がりは避けたいなと。

マゴチとガンギエイ

がまかつマゴチ針18号では、しっかりフッキングすれば、ガンギエイの数キロサイズでも問題なかったです。

がまかつの新製品「改良マゴチ」を買ってみた

先日釣具店をさまよっていたら、がまかつから「改良マゴチ」が登場しているのを知って買ってきました。

すこしレビューしておきます。

まとめると、以下の通り。

  • 17号、18号のみ販売。
  • 軸が太い。18号で線径1.26㎜(旧型=1.07㎜)
  • ナノスムースコートで針が滑りやすい(刺さりがよさそう)
  • 半スレ
  • 艶消しのグレーで目立ちにくい
  • タタキが広いので、結んだハリスの抜けが減る
  • 価格は旧型より割高。定価380円。旧型は定価250円。

次に、手元にあったマゴチ針を比較していきます。

下から、がまかつ「改良マゴチ」18号、がまかつマゴチ針18号、SASAMEのエビブラウンカラーのマゴチ専用針。

手前にあるというのもありますが、軸が太めでしっかりして見えますね。

実際、それぞれの針を手に持って「ふところ」を伸ばそうとしてみると、「改良マゴチ」が頑丈なのがよくわかります。

これなら、強烈なアワセでもハリ折れや曲がりは、ほぼないはず。

たたきの部分はこの通り。

がまかつ「改良マゴチ」18号が一番たたきが大きく、SASAME、旧型マゴチ針と続きます。

太ハリスを結ぶ場合、抜けが気になりますが、安心ですね。

がまかつ「改良マゴチ」18号は、同マゴチ針18号を太くしただけかというと、そんなことはなく微妙に形状が異なります。

軸部分の角度がやや内向きになっていることから、曲がりに強くなっているのかなと。

半スレの針先も返しの位置がやや、ふところ側にずれています。

返し部分までサイマキの口部分を貫通させた場合、針先が出やすくなっているものと思われます。フッキング率の向上につながることでしょう。

針先は旧型同等に鋭く、爪の上で滑らない鋭利さ。

この針先だけは細いので、どうしてもソリはでてくるかもしれません。

アワセをした後、釣りあげたあとは針先をとくにチェックして、必要によって交換するとよいでしょう。

まとめ

曲がったマゴチ針

大きく曲がった、がまかつマゴチ針17号(ノーマル)

スペック上、「改良マゴチ」は大型狙いの釣り人は選んで損なしといった印象です。

貫通性能については、ナノスムースコートにより滑りがよくなったとはいえ、太軸という点を考えると、しっかりしたハリスと道糸で臨むとよいのでしょう。

東京湾のマゴチ釣りの場合、ハリス5号でPEライン1.5号あたりで釣っている釣り人が一般的ですが、ハリスは6号、PEは2号標準がよいかもしれません。

大型狙いでも、ハリス切れ、PEラインの高切れもほぼないはず。

メーカーによる完成仕掛けも、ハリスは6号で組まれています。

がまかつ「改良マゴチ」は、ややコストが高めではあるのですが、130円程度と缶コーヒー一本の差なので、しばらく使い続けてみようと思います。また使用感などを追記します。

これまでマゴチ釣りをしていて、ハリ折れや曲がりで悔しい思いをしたことがある人はぜひチェックしてみるととよいと思います。

もしかして、あのときばらしたマゴチは60㎝UPだったかもしれませんよ。

ではでは。

平田 (@tsuyoshi_hirata

追記:「改良マゴチ」使用のデメリットについて

強靭設計のがまかつ「改良マゴチ」なのですが、使用にあたってのデメリットはないのでしょうか。

サイマキ弱りやすいかも問題

これまで実際の釣行でつかってきて体感的に感じられるのは、線材が太いことにより「サイマキが弱りやすい」かも。という点です。

改良マゴチの17号は、がまかつの旧型マゴチ18号より線材が太いんですよね。

脳天の急所を外したとしても、より太いハリを使うことによってサイマキは弱りやすくなると思われます。

また重量的な差もあるので、サイマキに糸オモリをつけず、より底上で長く泳がせる攻め方をする場合でもネックです。

今のところ使い分けは以下の通りやっています。

  • 通常時:がまかつマゴチ針18号or17号
  • 特に大型狙い:がまかつ改良マゴチ針18号or17号

小型が多いときは17号まで落としますが、基本的に16号は使用しないようにしてます。

→その後18号で超大型マゴチをかけるとハリ曲がりする可能性もあることを痛感し、ポイントによっては改良マゴチを取り入れていくことにしました。かかりどころは運の問題もあるので、このあたりは合理的な考えだと思っています。

超大型のヒットで伸びてしまった、がまかつノーマルマゴチハリ18号

針先が反ってしまいやすい問題

改良マゴチはフトコロが開かない強靭設計なのですが、その分、貫通しない硬口蓋にかかったとき、針先に負荷が集中します。

そのため、針先が反ってしまいやすい(特に外側)というデメリットがあります。

針先が曲がってしまうとやはり針の貫通力はかなり落ちるので、曲がらないフトコロゆえにハリスや道糸に負荷が集中し、ハリスが強い場合は道糸の高切れリスクが高まります。

PE2号でも弱っているもの&デカマゴチサイズはあっさりぱっつんといくことがありますので、これは問題だと感じています。

また、いわゆる「抜け太郎」状態になることもしばしばあります。

当面の対策は、長いストロークの合わせで、口先の貫通できるところに導く率を上げるか、合わせの力を加減するか(釣趣が下がるので、あまりやりたくない)、曲がりのないチヌ針系で飲ませて、ハリスの太さで獲るかぐらいと考えています。

「改良マゴチ」のスペック

ナノスムースコート 17号(9本入) 18号(8本入)

改良マゴチは、エビ餌の姿勢を安定させるフラットなフトコロ形状、餌刺しの際の鈎先位置を把握しやすいストレート鈎先、エビ餌の頭部からわずかに露出する鈎先など、マゴチ鈎に必要不可欠な要素を備えつつ、太軸により近距離における力強いアワセやマゴチの硬い上顎に負けない力強さを手に入れました。太軸でありながらも「半スレ」によりエビ餌が弱りにくく、低い貫通抵抗による抜群の鈎掛かりの良さも特徴です。結束部は、太ハリスを使用した際のハリス抜けを防ぐ「幅広タタキ」を採用し、実釣性能に更なる磨きを掛けたマゴチ専用鈎の登場です。

出典:がまかつ

ナノスムースコートモデル以外に、追加で銀メッキ仕様も販売されています。

貫通力は銀メッキが劣るわけですが、糸の結びやすさなどで悩む人は銀メッキでもよいかもしれませんね。

ちなみにたたき部分は広いので、ナノスムースコートモデルでも結び目が抜けないように結ぶことは容易です。

関連アイテム

▼改良マゴチのバラ針は17号がおすすめ。細かい型から大型まで狙えます。大型でもフトコロはほぼ伸びません。

▼改良マゴチの完成仕掛けはビギナーにおすすめ

▼ノーマルマゴチ針(がまかつ)は18号がおすすめ。

▼ハリスはコスト重視ならシーガーの船ハリス5or6号、強度と潮受け対策なら同グランドマックスFXの5号がおすすめ!

▼マゴチ仕掛けの自作時なのですが、スナップ部分にハヤテスナップ付きクレンを使うと、赤クラゲやアマモなどが絡みにくくなります。手前マツリもしにくくなるのでお勧め。8号がおすすめ

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