【2024年最新】多摩川での「マルタウグイ」釣りテクニック完全解説!6つの必釣ポイントとおすすめタックル・ルアーを紹介

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マルタとカウントダウンラパラ
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今回は多摩川の春告魚として、すっかり有名になった「マルタ」ことマルタウグイ釣りを紹介します。

「釣れる釣れるってSNSみて多摩川いったんだけど、マルタウグイ釣れないんだよねー」というのもよくある話です。

そんなあなたもこの記事を読んで準備すればきっと釣れるはず。

筆者はかつて川崎側の多摩川近くに住んでいたことがあり、マルタウグイが釣れるスポットまではバイクで15分の距離でした。

毎年シーズン中はマルタウグイ釣りを楽しんだのですが、その実釣経験から多摩川マルタウグイ攻略のポイントを解説します。

  • マルタウグイの生態
  • 釣果を得やすいポイント
  • 効果的な釣り方
  • 最適なタックルと必要な道具
  • ルールとマナー(釣り禁止エリア)
目次

マルタウグイについて

マルタとカウントダウンラパラ

マルタウグイの口は下にむいている。底の餌を食べるのに適している

マルタウグイ(通称:マルタ)は、コイ目コイ科ウグイ亜科ウグイ属に分類されるウグイの仲間です。

「マルタ」の由来は姿形が「丸太」のようであるから。

近縁種のウグイより大きくなり、最大で50㎝級2kgクラスまで成長します。

多摩川では鯉・ニゴイ・ナマズと並んで、引きの強さが人気。

成魚は東京湾内の運河や河口域あたりで、海底の有機物やゴカイ類・エビ類などを捕食しています。

マルタとカウントダウンラパラ

多摩川宿河原堰堰下のトロ場で釣ったマルタウグイ

多摩川のマルタウグイはどこからやってきたのか?

もともと多摩川にはマルタウグイが生息していて、「漁師が網でとって売っていた」という流通の実績があります。

当時のマルタウグイは、カマボコの原料になることもあったようです。

ところが、高度経済成長期に多摩川の水質も極端に悪化し、鮎と同様にマルタウグイも姿を消しました。

その後、上下水道整備により水質改善がはかられ、漁協や有志、自治体の後援による放流活動が行われました。

放流では茨城の涸沼から買いつけられたマルタウグイが放され、やがて多摩川にも定着化するようになりました。

多摩川では、ときに50cm以上2キロにせまる大型のマルタウグイが釣れることもあるのですが、大都市近郊で気軽に大物が釣れるというのも興味深いですね。

(参考:多摩川にマルタを座談会→http://kawasakikasen.sakura.ne.jp/katudou/maruta/marutahouryu.html 現在クローズ)

多摩川でマルタウグイが釣れるシーズン

桜がキレイ

二ヶ領宿河原堰付近。桜の開花時期(3月末から4月初旬)が多摩川マルタウグイ釣りのベストシーズン!

多摩川のマルタウグイは、3月から5月に多摩川に遡上して産卵します。

実際には2月末ごろから初期の群れが遡上していますが、最盛期は3月下旬から4月上旬の桜の開花時期です。

桜で華やかな温かい頃は遡上する群れが一番多く、そこかしこの瀬でマルタウグイの群れを容易に目視できます。

フライやルアーで釣りやすくなるのもこの頃。

型という点でも、3月~4月中旬までが比較的よく、5月中旬にかけてはやや小型のサイズが目立ちます。

魚類全般にみられることですが、これは、体力がある大型の個体群ほど早く産卵行動をするということなのかもしれません。

尚、4月中旬を過ぎてもマルタウグイを釣ることは可能ですが、遡上する群れの数は次第に少なくなります。

そして5月中旬以降はほとんどの群れが河口部へとぬけていき、中流域でマルタウグイを釣ることは難しくなります。

多摩川でマルタウグイがよく釣れる6つのポイント

実は多摩川でマルタウグイが釣れるポイント(エリア)は毎年ほぼ同じです。

河川の改修工事や台風による地形変化はありますが、一度釣り場を覚えれば、だいたいのポイントがしぼれて翌年以降も同じように狙うことができるのです。

以下、マルタウグイが毎年よく釣れる6つのポイントを上流側から紹介していきます。

※改修工事により入れない釣り場や漁協による産卵場整備により釣りができない場所もあります。
※釣りが可能かは現地情報を優先ください
※瀬の正確位置などは毎年変わりますし、大雨が降ると立ち込める場所も変わってきます。

<多摩川のマルタウグイポイント探しで押さえておきたい点>

  • 瀬は水深30㎝程度で、底石が砂利底で大きすぎず(上流ほど大きい)苔や堆積物で汚れていないところを狙う(流速がある)
  • 瀬の下流に淵がある場所はマルタウグイが休んで待機している可能性がある

①二ヶ領上河原堰付近

おすすめ度 ★★★★

<最寄駅>

  • JR南武線中野島駅から徒歩13分
  • 京王線京王多摩川から徒歩25分

 

二ヶ領上河原堰下付近は、多摩川を遡上するマルタウグイがシーズン中盤から終盤に行きつくエリアです。

さらに上流でもマルタウグイの産卵行動は観測されていますが、基本的に上河原堰までにマルタウグイは産卵活動を済ませてしまいます。

堰上流は50mが釣り禁止で、下流は堰上流端から115mが釣り禁止です。

堰下に広がるトロ場や淵と、分岐する瀬を狙いましょう。

川崎市多摩区中野島地先多摩川稲毛川崎二ヶ領用水上河原堰堤上流端から上流へ 50 メートルまで及び同堰堤上流端から下流へ 115 メートルまでの区域

出典:神奈川県漁業調整規則

②登戸二ヶ領宿河原堰付近

おすすめ度 ★★★★★

<最寄駅>

  • 小田急線和泉多摩川駅から徒歩14分(東京側)
  • 小田急線登戸駅から徒歩11分(川崎側)

 

登戸駅から歩いて通える二ヶ領宿河原堰付近もマルタウグイがシーズン中盤から終盤にたまるエリアです。

登戸付近

登戸駅から南下する。写真の池では鯉やフナが釣れる

こちらは小田急線登戸駅から少し下流へ下った地点。

道中にある、水辺観察池でのんびり小物釣りもたのしいのですが、マルタウグイはさらに下流にある堰下の瀬にあつまります。

多摩川中流域某所

3月4月の宿河原堰付近はマルタウグイ狙いの釣り人でにぎわう

こちらが多摩川登戸二ヶ領宿河原堰付近の瀬です。

マルタウグイは瀬で産卵するため、シーズンになると瀬周りは管理釣り場のような混雑状態に。

ちなみに宿河原堰堤の上流および下80メートルまでの区域は「釣りや生き物の採捕が禁止されているエリア」です。

釣りは控えましょう。

川崎市多摩区宿河原地先多摩川稲毛川崎二ヶ領用水宿河原堰引上式可動堰堰柱上流端を結んだ線から上流へ 80 メートルまで及び同線から下流へ 80 メートルまでの区域

(参考:神奈川県

二ヶ領宿川原堰下

川崎側の地形。流心にも岩が沈んでいて、きわめて根がかりしやすいので注意

川崎側は岩で護岸整備されているため、足場が比較的よいです。

一方、流れはとても速いので落水に注意しましょう。

特に子供連れの場合など、流されると一気に下流へもっていかれるスピード。

お子さんと釣りに行く際はライフジャケットをつけてあげましょう。目を離すのも大変危険です。

マルタシーズン中であれば誰かしら釣り人がいるので、ポイントがわかりやすいですが、瀬や瀬下にひろがるトロ場や淵がポイントです。

水中に大きな岩がいくつも沈んでいるため、場所によっては根がかりしやすいので注意しましょう。

淵ではスモールマウスバスやナマズもよく釣れます。

釣りやすいのは東京側です。

流心の捨て石で根がかることもなく、瀬が狙え、周りに配慮しながら立ちこんで釣ることもできます。

二ヶ領宿川原堰下

写真中央、宿河原堰下にたまるマルタウグイの群れ(釣り禁止場所)

二ヶ領宿川原堰下

宿河原堰下の全体像(付近は釣り禁止なので注意)

二ヶ領宿川原堰上

宿河原堰上の魚道

二ヶ領宿川原堰上

宿河原堰上。水深があり湖のように見える

③東名高速から宇奈根付近

おすすめ度 ★★★

雨上がりの多摩川

宇奈根上流増水時。通常水量では写真奥に瀬ができる

<最寄駅>

  • JR南武線久地駅から徒歩34分(東京側)

 

最初のポイントで紹介した多摩川・宿河原堰堤から700mほど下った東名高速付近から宇奈根の瀬も毎年マルタがたまるエリアです。

川崎側は工事により地形が変わっています。

宿河原堰堤付近同様、人で混みやすいエリアなので、ポイントに入る際は先行者にあいさつなどしながらトラブルを避けて釣りをするとよいでしょう。

尚、宇奈根エリアは漁協によりウグイ・マルタウグイの産卵場整備が行われている場所もあります。

ロープと旗で判断できますので、立ち入らないようにしましょう。

④二子玉川駅付近

おすすめ度 ★★★

二子玉下流

二子玉川下流

<最寄駅>

  • 田園都市線二子玉川駅徒歩5分(東京側)
  • 田園都市線二子新地駅徒歩5分(川崎側)

 

おしゃれタウン二子玉川駅。通称は「ニコタマ」です。

このニコタマ付近の瀬やトロ場や淵でもマルタウグイを釣ることができます。

どのエリアにマルタウグイが遡上しているかは、日によって異なります。

釣り場で他の釣り人とコミュニケーションをしながら探り歩くとよいでしょう。

二子玉川付近では流入する野川(東京側)・平瀬川(川崎側)ではなく、多摩川本流の瀬とトロ場や淵を釣り歩くのがマルタウグイと出会う率を上げます。

マルタウグイも流れの強さなどから多摩川本流を認識して遡上しているのでしょう。

⑤調布防潮堰下流・丸子橋付近・新幹線下

おすすめ度 ★★★

<最寄駅>

  • 東急東横線多摩川駅徒歩5分(東京側)
  • 東急東横線新丸子駅徒歩10分(川崎側)

 

    多摩川・調布取水堰の下流にある丸子橋付近のトロ場や淵は、3月初旬から中旬のシーズン初期にマルタウグイがたまりやすいエリアです。

    毎年~4月上旬に堰が開放される時期には、たくさんのマルタウグイやウグイが水面を跳て遡上する姿を目撃できるでしょう。

    このエリアは潮汐の影響をうけ、シーバスやボラもあがってくるため、マルタウグイを狙っているとゲストで釣れてきます。

    ちなみに堰の上流50mまでと、下流の東横線鉄橋下流端までは採捕が禁止されています。

    また中洲で釣りをする場合、潮汐の影響をうけ、水位が上がることがあるので注意が必要です。

    川崎市中原区上丸子天神町地先東京都水道局調布防潮堰上流端から上流へ 50 メートルまで及び同堰上流端から下流へ東横線鉄橋橋脚下流端までの区域

    (参考:神奈川県

    ⑥六郷橋付近

    おすすめ度 ★★

    多摩川六郷テトラ下流

    六郷橋上流。現在は工事により地形が変わっている

    <最寄駅>

    • 各線川崎駅徒歩15分(川崎側)

     

    2月末などの比較的早いシーズンは河口域でマルタウグイに出会うことがあります。

    六郷橋付近は多摩川が蛇行しつつ川幅が狭まる好ポイントです。

    一方、シーズン初期は遡上個体が少なく群れの塊ができていないので、シーズン真っ盛りの中流域ほどまとまって釣れるわけではありません。

    マルタウグイ専門に狙うというよりも、午後遅めから釣りに出かけてシーバス狙いと合わせて釣行するとよいでしょう。

    多摩川でマルタウグイがいるポイントを探すコツ

    多摩川中流域の瀬

    マルタウグイの産卵行動はこのような瀬で行われる

    高確率で多摩川のマルタウグイに出会える探索方法

    シーズン中は無数のマルタウグイが遡上する多摩川。

    集団で移動するため、群れが通り過ぎた場所やたどり着いていない場所で釣りをしても「全くアタリがない」ということを覚えておきましょう。

    「Twitterであんなにマルタが釣れているとあったのに1尾もいなかった」

    「同じ日に多摩川にマルタウグイを爆釣している人がいたみたいだけど、自分は姿形もみなかった・・・」

    よくある話です。

    筆者のオススメは以下の通り。

    1. 3月中旬ごろに「丸子橋周辺のトロ場や淵」から釣りはじめる。
    2. 釣況によって「二子玉川付近」「宇奈根」「東名高速付近」を狙う
    3. さらに3月後半から4月上旬にかけて「宿河原堰付近」「上河原堰付近」と釣りあがっていく

    これがもっとも効率的にマルタウグイに出会う方法と考えています。

    自転車やバイクのランガンであれば便利ですが、徒歩でも東名高速付近から宿河原堰付近などは土手を移動しやすいのでおすすめ。

    エリアによっては水際の移動ができるため、荷物は少な目にし、チェストハイウェーダー(フェルトソール)や藪漕ぎできる服装だと便利です。

    多摩川中流域某所

    このような瀬をGoogleマップでさがし、現地で瀬にマルタがばちゃばちゃしていれば正解です

    現地での釣り人や散歩する住民との情報交換も大切

    多摩川のトロ場を狙う

    瀬に移動するまえのマルタウグイは、瀬下の淵で待機している

    多摩川のマルタウグイは遡上タイミングが一斉ではありません。

    降雨による増水後に調布堰が開放され、群れが上流を目指しますが、前の週に釣れていたポイントが翌週に釣れるとは限りません。

    現地であった釣り人と挨拶をかねて情報交換していくと、自然とよいポイントにあたることでしょう。

    「先週は丸子橋下流で釣れたんですが、今日はつれなかったので、二子玉まで来てみたんですよ」

    「友人が今日、宿河原でやってるみたいなんですが、そっちは釣れているみたいです」

    「上河原のほうから歩いてきたけど、あっちはたくさん釣り人がいたぞ(おじいちゃん)」

    そんな話を頼りに上流へ下流へと彷徨うのも楽しいもんです。

    マルタウグイ釣りのタックルについて

    マルタウグイのボイル

    ウグイ同様、マルタウグイも雑食で、餌からルアー・フライと様々な方法でも釣れます。

    多摩川では特にルアーやフライで釣る方法が人気です。

    ライトorミディアムライトのバスロッドがおすすめ

    ルアータックルであれば、6~7フィートのライトクラスのバスロッドがおすすめです。

    例えばシーバスロッドを選べば、マルタウグイがヒットした際に安定して釣り上げることができます。

    一方、釣趣を考えるとマルタウグイを釣るためにはライトクラスがちょうどよい選択肢です。

    筆者もミディアムライトクラスのシーバスロッドで狙ってみたことがあるのですが、釣趣は明らかにライトクラスのロッドに劣ります。

    また、エリアトラウト用ウルトラライトクラスやメバリングロッド等になると、竿がのされてしまい流心に入って泳ぐマルタウグイの引きを制御できません。

    宿河原堰下等の混雑した場所では、管理釣り場のように釣り客も混雑します。

    ヒットしたマルタウグイが暴れ周ると、釣り人とオマツリになったりと諸々迷惑になります。

    また、リリース主体の釣りなので、取り込みまでの時間が長いほど魚体が弱ってしまうことも覚えておきましょう。

    2,500~3,000番台のリール

    2,500~3,000番台のスピニングリールを合わせましょう。

    好みでないかぎり、ベイトリールを使うメリットはありません。

    ラインはナイロン6~8ポンドがベスト

    ラインは飛距離も出せるナイロン6~8ポンドがベストです。

    8ポンドあると、ナマズや鯉がヒットしても余裕でやりとりできます。

    釣り場が混雑している場所でも8ポンドがおすすめです。

    底石にかかった針もだいたい伸ばせて回収できます。

    6~8ポンドのナイロンラインでも、5~8グラム程度のスプーンなら本流の流心まで飛ばせ、広く探れます。

    尚、多摩川のマルタ釣りではゲストで60㎝前後のナマズや数キロの鯉も混じります。

    そんなときに、3~4lb.クラスのラインなどでは話になりません。

    フロロカーボンとPEラインの選択は好みですが、取り立てて釣果が上がるわけでもありません。

    多摩川でマルタウグイがよく釣れるルアー

    筆者の実釣経験から、マルタウグイにおすすめのルアーを紹介します。

    尚、ルアー選びで大切なのは以下4点です。

    <多摩川マルタウグイ釣りのルアーで大切な要素>

    1. ミノー系はシンキングの7㎝以内である(スレがかりを防ぎやすく、口へのフッキングが増える)
    2. スプーンは5~8gで飛距離が出せ、底上を安定して流せる
    3. 赤・白・ピンク・金など目立つもの(マルタウグイのリアクションバイトを狙える)
    4. 本流の流心でも安定して動くもの(アピール度が高い)

    尚、ルアーがリアルである点は、釣果と関連しません。

    高価なルアーは不要です。

    アメリカンなギラギラルアーでも、うん十年前のレトロなスプーンでもよく釣れますよ。

    <多摩川マルタウグイ狙いでおすすめルアー>

    この3種を複数個用意しておきましょう。

    ミノー系では、特にラパラのカウントダウンのレッドヘッドカラーがおすすめです。

    カラーと波動に刺激を受けるのか、よく釣れます。

    ORETSURIでもかなり前から紹介していますが、使う人も多くなってきました。

    CD3やCD5でも釣れるのですが、バスタックルにあわせて本流を狙うという点である程度重さのあるCD7が安定して動かしやすい印象です。

    泳ぎも安定しているのでトロ場や淵ではシーバス・ナマズもよく混じります。

    多摩川でスレがかった魚のうろこ

    コーテック岩魚スプーン。このようにトリプルフックは巨大鯉などもスレがかってしまう

    他にコータックの5グラム岩魚スプーンも反射が効くのか、かなりよく釣れます。

    このメーカーは廃業したので、中古で発見したらぜひ買っておきましょう。

    ▼岩魚スプーンとほぼ同じコンセプトのルアーがあります。

    多摩川マルタ狙いのルアー

    スピナーも多摩川のマルタウグイに効果的なルアー。左上のレトロな赤白スプーンはめちゃくちゃ釣れる

    ▼ダイソールアーでもOK(フック交換推奨)

      針はバーブレスのシングルフック

      針はミノーもふくめてシングルフックのバーブレースに交換しておきましょう。

      エリアトラウト用のシングルフックは伸びやすいので注意が必要です。

      一番のおすすめはオーナーのエリアモンスターです。

      50㎝以上の個体がヒットして本流を走っても伸びにくいのが魅力。

      リリースを想定した装備をしよう

      マルタウグイを食用として持ち帰る人はほとんどいません。

      リリース主体の釣りと理解しておきましょう。

      そのため、釣りあげたマルタはできるかぎり岸には上げず、ランディングネット(網はラバー推奨)やエリアトラウト用リリーサーを利用してリリースするのがおすすめです。

      写真撮影時は、水中もしくは水で濡らした草の上等で行うと、ダメージをより少なくすることができます。

      これでちゃんと釣れる!マルタウグイの釣り方

      多摩川登戸下流

      シンキングミノーかスプーンを使う

      前述の通り、多摩川でマルタウグイを効果的に釣るためのおすすめのルアーは、スプーンやシンキングミノーです。

      マルタウグイの口は小さく、下を向いており、主に底餌(ゴカイ・甲殻類)をあさるのに適しています。

      そのため流速に同調させつつ、常にルアーを底石の上を転がすように引いてくることでヒット率が向上します。

      水深の浅い瀬では小型のフローティングミノーやサスペンドミノーでも釣れますが、シンキングタイプと比べるとルアーが安定しづらくなり、あきらかに釣果が落ちます。

      アップクロスで狙い、激しくジャークやトゥイッチしない(ファールフッキングを避ける)

      瀬付きのマルタウグイを狙う場合、特にキャストの向きとルアーの引き方が重要です。

      キャスト前にまず周囲を確認したうえで、基本的にルアーを川上に斜めに投げましょう

      この時に、マルタウグイの群れに直撃するとスレがかりが増えます。

      群れが定位しているやや上流に着水させ、竿先をあげたままラインメンディングし、群れの鼻先にルアーが通るようにコントロールします。

      瀬の釣り場では、ほとんどの釣り人が上流側へアップクロスで投げています。

      そのため、他の釣り人とのクロスは避けやすくなります。

      マルタウグイも他の魚同様、上流に鼻先を向けています。

      流速とリーリングスピードを同調させ、ゆっくり底石を感じながら「ころころ」「ぶるぶる」とルアーが転がりながら泳ぐようにゆっくり引いてきます。

      スプーンやプラグはゆっくりと巻いても、よく動きアピールするものを選びましょう。

      巻いてくると、一瞬「モソっ」「コツっ」としたアタリがでるので、即合わせします。

      マルタウグイの唇はそこそこ硬いため、アワセを入れないと抜けてしまいます。

      また瀬の釣りでは針先がなまりやすいため、フックは頻繁に点検しておきましょう。

      ちなみに、スレがかりでは一気に「ガツっ」というようなアタリが出ます。

       

      自論ですが、産卵期のマルタウグイは「好奇心や産卵床に近づく異物を威嚇するために口をつかっている」と考えます。

      (水中観察では卵を食べるマルタウグイもいるとされる)

      そうなるとリアクション狙いで川下に投げて、上流側に引いてくる釣り「ダウンクロス」が有効な場面もあるのですが、これはおすすめしません

      ルアーを流速にのせて流してくるアップクロスの釣りに対して、ダウンクロスで引いてくる狙い方は、より背中や胴体へのスレがかりが増えるからです。

      密度の濃い瀬付きのマルタウグイの群れではかなりの率でスレがかりします。

      英語で口の中以外にひっかかったフッキングをファールフッキングといいます。

      ルアーを下流にキャストして引いてくると、魚の背後からルアーがかすめるようになり、魚の鱗の向きからもボディに引っ掛かりやすくなるのです。

      またアップクロスの釣り方でも、群れのど真ん中に投げ入れてミノーで激しくジャークやトゥイッチをすると、かなりの確率でマルタがスレがかります

      あくまでも流速にあわせて、ルアーがアクションする最低限のスピードで巻いてくることを基本としましょう。

      ミノーで釣った多摩川マルタ

      ミノーでもマルタウグイはよく釣れます

      ヒット後は速やかにランディングしてリリース

      シーズン中の人気ポイントは釣り人も集中します。

      ヒット後は、速やかにタモ入れしてリリースするか、水の中でリリーサーでリリースしてあげましょう。

      弱めのタックルでドラグをつかう釣りをすると、オマツリが増えてトラブルの原因になります。

      また、魚も弱るので留意が必要です。

      多摩川マルタウグイ釣りのゲスト

      正面からみた多摩川ナマズ

      マルタウグイが遡上する春先に、日中ルアーやフライで釣れる魚は以下の通りです。

      • ナマズ(日中でも瀬、トロ場や淵関係なく釣れます。遊泳力は低いが瀬でも水の抵抗を受け流せる様子。特に夕まずめ)
      • ライギョ(遊泳力が低いため、瀬ではなくトロ場で釣れやすい)
      • シーバス(丸子橋付近は多め。特に上げ潮タイミング)
      • ボラ
      • ブラックバス(スモールマウスバス、ラージマウスバス。登戸付近の淵に多い)
      • ニゴイ

      特に、鯉・ニゴイはマルタウグイやウグイの産卵後に卵を捕食しているため、瀬やトロ場付近に多く潜んでいます。

      鯉は釣れると60cm以上・数キロサイズと大きく、細すぎるラインでは到底釣りあげられません。

      ライトクラスのロッドに8lb.クラスのナイロンラインであれば、なんとか釣りあげられるはずです。

      多摩川のマルタウグイは食用に不適です

      マルタウグイは東北など地域によっては食用にされてきた食材です。

      ウグイ同様小骨が多いですが、みそたたき、つみれ、甘辛煮、フライなどで食べることができます。

      一方、現時点での多摩川産マルタウグイは食用としてはオススメできません。

      高度経済成長期以前は多摩川流域でも食用とされていましたが、現在は好んで食べる人はいません。

      マルタウグイは湾内の工業地帯付近や河口域の砂泥地で育ちます。

      多くの個体に餌や水質由来のカビ臭さ(青カビのような)や、洗濯洗剤のような独特のニオイがあります。

      このニオイは適切な保冷や血抜き・霜降りなどの下処理をしても残ってしまいます。

      食用として「マルタウグイは美味しい」とすすめているようなネット情報もありますが、多摩川においてはそんなことはありません。

      SNSや動画などのネタに面白半分で食べて「まずい!」と廃棄するのはどうなのでしょうか。

      現時点で多摩川のマルタウグイは、釣りあげたら丁寧にリリースをするのがよいと筆者は考えます。

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      押さえておきたい多摩川での釣り禁止エリアとルール

      釣り禁止エリア

      多摩川には釣り禁止エリアがあります。

      前述の通り、堰周りでの釣りは注意しましょう。

      特にマルタウグイに関わるエリアは以下の通り。

      第 37 条 何人も、次に掲げる区域内においては、水産動植物を採捕してはならない。
      (1) 川崎市中原区上丸子天神町地先東京都水道局調布防潮堰上流端から上流へ 50 メートルまで及び同堰上流端から下流へ東横線鉄橋橋脚下流端までの区域
      (2) 川崎市多摩区宿河原地先多摩川稲毛川崎二ヶ領用水宿河原堰引上式可動堰堰柱上流端を結んだ線から上流へ 80 メートルまで及び同線から下流へ 80 メートルまでの区域
      (3) 川崎市多摩区中野島地先多摩川稲毛川崎二ヶ領用水上河原堰堤上流端から上流へ 50 メートルま
      で及び同堰堤上流端から下流へ 115 メートルまでの区域

      出典:http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1011090001.html

      簡単に説明すると以下の堰の上流下流の特定エリアは釣りができません(生物の採捕自体が禁止)。

      • 上河原堰
      • 宿河原堰
      • 調布防潮堰(丸子橋上流の堰)

      ※その他、漁協によって設置されるウグイ・マルタウグイ産卵床整備エリアでは釣りができません(ロープ等でわかります。)

      夜釣りは禁止

      中流域(~ガス橋まで)は日没から日の出までは釣りができません。

      (遊漁時間)
      第4条 漁業権漁場区域内においては、危険防止又は漁場取締上、日没から日の出までの
      間は遊漁してはならない。

      出典:川崎市

      遊漁券を購入して釣りをする

      遡上したマルタウグイが主に狙えるのは内共第12号

      出典:東京都

      多摩川中流域(~ガス橋まで)では遊漁券を購入して釣りをする必要があります。

      マルタウグイは多摩川内共第12号第五種共同漁業権遊漁規則 では「うぐい」に含まれ漁業権の指定魚種です。

      漁協側は産卵場所の整備や対象魚種の放流を行っています。必ず遊漁券を購入してから釣りをしましょう。

      マルタウグイの竿釣1日券であれば500円です。

      シーズン中、頻繁に釣行するのであれば年券2,000円がお得です。

      6月1日解禁のアユをアユイングで狙うのであれば、対象魚が広がる年券5,000円を買っておくのも一つ。

      尚、小学生以下の子供は無料で、身体障害者は半額 です。

      ※ガス橋から河口までは餌虫(ゴカイ)・シジミ・ゴカイ等のみ漁業権対象なので、竿釣りは関連しません。

      出典:東京都

      参考URL:内共第12号第五種共同漁業権遊漁規則 多摩川漁業協同組合・川崎河川漁業協同組合

      年券については川崎河川漁業協同組合 中原地区のページを確認

      多摩川マルタウグイ釣りで覚えておきたいマナー

      近年、マルタウグイを釣り多摩川に親しむ人も増えてきました。

      釣り人が集まると、どうしてもトラブルもでてきます。

      初心者もベテランも改めてマナーに留意して楽しみましょう。

      1. 先行者がいる場合、挨拶をして釣りをする(オマツリ時など殺伐とした雰囲気にならなくて済みます)
      2. マルタウグイがついている瀬のポイントは譲り合う(よい場所はかなり釣れ、そして飽きます)
      3. リリース主体の場合、バーブレスフック推奨
      4. 人が釣っている付近へ不用意に立ちこまない(よくある話です。マルタウグイが警戒して散るのと対人トラブルにつながります)
      5. 人が釣っている目前にルアーを投げない(対岸めがけて投げてくる方もチラホラ)
      6. クロスキャスト厳禁(人が投げているラインの上に投げてラインをかぶせる。キャスト前にラインをよく見ましょう)
      7. ラインの流れや角度に気を付ける(ロッドを立てるとラインが流れにくくなります)
      8. からんだらお互いに声掛けをする(お互いに「すみません」といえばよいと思います)

      まとめ

      多摩川中流域の瀬

      春の多摩川は夕まずめもきれい

      今回は春の多摩川で人気のマルタウグイ釣りについて詳しく解説しました。

      3月4月のシーズン中はマルタをもとめて多くの釣り人でにぎわいます。

      特に人気の瀬では他の釣り人に配慮して楽しみましょう。

      それと、特に3月下旬から4月上旬の周辺パーキングは花見客で混雑するので注意しましょう。

      ゴミの持ち帰りも必須です。

      関連アイテム

      ▼チェストハイウェーダーがあると狙える場所が増えます。ニーブーツだけでも立てる場所が増えるので準備しておきましょう。
      ※先行者がいるところに不用意に立ちこまないのは基本です。

      ▼瀬付きのマルタウグイは偏光グラスをかけることで格段に視認しやすくなります

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