人間には2つの種類がいると言われていますね。
マゴチを釣りにいって、エサのサイマキの残りを捨てる人。
もしくは、持ち帰ってありがたく食べる人。
健闘むなしくイカにかじられたり。
元気に泳いでいるんだけど、危うく沖あがりをむかえたり。
さて、あなたは捨てる人ですが。食べる人ですか。
トムカーサイマキをつくるよ
あまったサイマキを捨てるか持ち帰るかはまー釣り人各自の自由なんですよね。
先日は、サイマキでトムヤムクンをつくってみたらうまかったわけです。
今回は、似たようなタイ料理ですが、トムカーガイをベースに、トムカーサイマキをつくってみようかなと。
トム=鍋
ヤム=まぜる
クン=海老
がトムヤムクンです。すっぱ辛い。
タイには似たようなスープ料理があり、トムカーガイといいます。
トム=鍋
カー=しょうが
ガイ=鶏肉
というわけで、ココナッツミルクとタイ生姜がきいた鶏肉スープなのですが、辛くはありません。今回は、このレシピをもとに、鶏肉の代わりにサイマキをいれて、トムカーサイマキとしておきます。正しくはトムカークンというのかもしれないですが、まーよいでしょう。ざっくりいきましょう。
こちらが持ち帰ったサイマキ。
下半身をエビに食われてしまった個体も有難くいただきます。
こちらは長ネギ。
と、見せかけて生レモングラス。こんな感じに刻んでおくと、スープにいい香りがつきます。
飾り用に、ホールのレモングラスに包丁で切れ目をいれて一緒に炊きましょう。
こちらは、クラチャイというタイの生姜の一つ。これにくわえて、ガランガー(カー)という湿布の香りがする生姜をいれると本格的なトムカーガイ、じゃない、トムカーサイマキができます。
適当にたたいて、香りがでるようにしておく。
このクラチャイは漢方薬的な濃い目な香りがするので苦手な方はいれなくてもよいかもですね。といっても、アジア食品店でもあんまり売ってないので見たことがない方も多いかなと。
東京だと、大久保界隈や上野アメ横センタービル地下のエリアでよく販売されています。
そんでもって、好きな野菜とハーブ類とサイマキを炊きます。
ハーブは、
- ガランガー(カー)
- クラチャイ
- ノーマル生姜(上ふたつがなければこちらで)
- コブミカンの葉
- レモングラス
- ニンニク
野菜は、そうですねー最低限
- 茄子
- たまねぎ
- キノコ類(エリンギかマッシュルームか袋茸)
あたりが入っていればまーいいと思います。
現地だと、トマトが入っている場合も。
炊き上げるときに、ナンプラーと筑後盛あたりの安酒を投入します。
塩っ気と旨みはナンプラーとウェイパーあたりで調整します。
そんでもってレモンを絞る。
利き腕が右利きの人は、左手を仏さんの受け皿のようにし、右手で阿修羅のようにレモンを絞り、種を左手でうけとめると料理なれしている人なんだなと思われます。
そんでもってタマリンドペースト。
タマリンドはマメ科の酸っぱい梅干しみたいな植物です。だから梅干しをつぶして入れてもよいとは思います。
ちなみに、タマリンドペーストをいれると、後ほどの色が変わるので、ココナッツの白さを引き立てたい方は入れないでレモンと酢で酸味をつけましょう。
さらに炊く。
もうめんどくさいので、短時間調理を志して、常にぐつぐつ湧いている状態でよいと思います。
そして、捨てるに忍びない賞味期限がきれちゃった牛乳をいれ(ココナッツミルクが豊富にある場合は不要)
ココナッツミルクを入れ。
引き続き、炊く。
このように炊ける。
よくみたら大根も入ってましたね。
火を止め、仕上げに、ライムを絞る(写真は火がついた状態です)
そんでもって盛り付ける。
おほほほ。
これが、トムヤムサイマキですよ。
パクチーを飾りつつ、コリアンダーパウダーと胡椒をかけておけばさらによいです。
すっぱい、コクがある、エビがうまい。
という次第。
ここにトムヤムペーストをいれれば、これもトムヤムクンになります。
以上、タイ料理が好きな人はためしてみてください。
ではでは。
関連アイテム
トムカーガイもスープの素が市販されているので、野菜とサイマキか鶏肉と素を炊けばすぐにできるのでオススメです。トムヤムクンが好きな人は好きな味です。生ハーブ類が手に入ればさらに味わいが増します。近くにアジア食品店があればそこでゲットしましょう。