この日はゆっくりなスタートで三崎口10時待ち合わせ、それから城ヶ島へ。
城ケ島の婆さん
いつもの婆さんのところでイソメを買ってみます。
前回に引き続き、コムコムことIT土方の小室吉隆が、婆さんに魚拓凄いっすねとかいうもんだから同じように、婆さんが
「魚拓なんて今の若い人はとらないよー、これでしょ(しわしわの手でスマートフォンをマネする)まーったく魚拓なんてサァ」と、同じ話を繰り返す姿はRPGの村人のようです。
何らかのイベントをうむアクションをしてからこの婆さんに話しかけると、いつか黄金のイソメの話やら、ミスリルの釣り針について語ってくれるのか。
南西から強風が吹き、島の北側の岸壁にいくと、みっしり釣り人がいて、これはいけない。まいったなー。
とはいえ、急ぐでもなし、俺たちは余裕派の大人たちだ。
移動しすこしでも空いている場所を見つけて、釣り糸を落とす。
釣れず。
はー、釣れず。
もういっちょ、おまけに、釣れず。
そこで別の婆さんとエンカウントし、身の上話に傾聴する。
なんでも、仙台から城ヶ島に嫁に来て50年だそう。
エンドレスに続く話、それはループにループを、重ね、
で、
その後、潮が動いたのか大きめのメゴチ。
このメゴチ氏をせっせと6号ハリスのセイゴ針につけジェット天秤で、情け容赦もなく、そら〜と投げて、しばらくして回収して、そら〜と投げる、を繰り返すが一向にヒラメもマゴチも喰らい付いてこない。どうなっているんだ。メゴチにあやまれ!
その後、安定のオハグロベラ。けっこう引くもんだからカワハギ?とか、おもったら貴殿でしたか。。。味は悪くないがねぇ。この方、ほかに釣れてないときにふらっと釣れる。
ギンポ連発
で、安定の釣りDQNコムTこと小室吉隆が、ギンポを釣ってこのように完全に職質レベル。
と。
このDQNがギンポを矢鱈に連発。
そこにギンポの巣があるのではと、ショートスプリットリグにしてボイルオキアミを落とすと、一投一ギンポ。みなで合計10ギンポくらいは獲る。小さいのは逃がす。
磯へ
その後、海が荒れまくり。これはしんどい。磯から砂も飛んでくる、こりゃ納竿か。と、思わず日和ったところ、
そんな風にもめげず釣りをする俺たちの釣りのコムTと、すがやん。
なんだこいつら釣りバカすぎる。
いつの間にそんなに釣り好きになったんだ。え?
風下で自家製サンマの塩漬けをなげ続けるコムT。
この後、カサゴを釣りドヤ顔をしてくる。
やるようになったな、俺も釣ったよと、マウンティングしてやろうかと思ったがら全く釣れず。
あたりも何にもない。
挙句、ジェットメゴチを投げたら一投目で沖磯に根掛かりするという体たらく。
どうなっているんだ。メゴチにあやまれ!
すがやんも頑張る。釣れましたー!と、寄ってくるのでよく見たら巨大なショウジンガニ。ま、味噌汁にすると絶品だしね。
そんなこんなで、テトラ穴釣りやヘチ釣りでメバルなどを冷やかす。
やがて夕方。なんと充実した休日だ。
帰宅
その後、横浜駅で焼肉をドカ食いして解散。
帰宅後、ギンポ氏らを採寸。写真のとおり尺ギンポ。
この尺ギンポは、海底のPEラインをはらみつつ上がってきて巻かれて、
釣り上げられるかヒヤヒヤであった。うつぼかと思った。
祖父平田正臣から引き継いだスイスアーミーナイフで下拵え。目打ちがほしい。
アラとショウジンガニをあら汁セットにして冷凍。
で、翌日、ナス、ピーマン、ミョウガと天ぷらにしたところ、
なんだ。このうまさは!
みなさん、江戸前で、もっともうまい天ぷらネタを知っていますか?
それは、ギンポです。
ではでは