オッス!オラ人身御供!金沢八景でマダイ釣りの厳しさにやられてきたぞ!
太田屋さん、親切。
ほぼ始発で金沢八景へ。太田屋さん、我らが米元釣船店さんの隣だったかなー?と思ってたらそっちは荒川屋、GoogleMapで見るとちょいと離れてて、歩いて15分くらい。危うい危うい。うーん、眠いので歩く気力がないのでシーサイドラインで1駅乗って下車、歩いてすぐ(※あとから聞いたけど、事前に太田屋さんに連絡いれておけば金沢八景駅前まで送迎してくれるらしい、しまった)
※小室メモ:シーサイドラインの野鳥公園の駅を降りて、太田屋と反対方向の改札のほうにコンビニがあったYO!
シーサイドラインがイチオシする萌えキャラの駅長さん(名前忘れた)をぼんやり見て「これK氏とか好きなんかなぁ」とぼんやり思いつつ朝焼けの空を眺める。このあとに待ち受ける苦闘のことなどつゆ知らず、駅から歩いて3分くらいで太田屋さんに到着。
受付で釣割で予約した旨を伝え、タックル一式をお借りし、クーラーボックスもついでにお借りし、女将に座席のとり方を教わり(常連さん4人が船の四隅をすでに確保されていたので、船長の指示をすぐ受け取れる左舷のトモに)、長靴も借り、建屋で暖を取っていると、40後半とおぼしき貫禄ある方がおもむろに「マダイ初めて?」と声をかけていただく。
あとで知ったんだけどその方がマダイ船の船長さん。そこから船長によるマダイ釣りの講義がはじまったんだけど、これが分かりやすいのなんの。聴いてるだけで釣れる気になってくるからあら不思議。
船長が語るマダイ釣りの秘訣をかいつまんで説明すると次のとおり。
1.マダイ=ツンデレムッツリ説
マダイは、オキアミにすーぐ群がるヲサカナさんたちと違って「そんなにすぐ群がんなよお前たち」的にプライド高いんだけれどじつはオキアミには興味があるいわば”ツンデレ&ムッツリスケベ”とのこと。なのでハリスを6mとか異様に長くしてあげて「はいはいそうねそうね、でもオキアミに興味あるんでしょ?マダイ君」と、保母さんのごとき優しさでもって接してあげる必要があるらしい。
2.マダイ釣り=PDCAの高速回転によるリーンスタートアップ説
保母さんの周りに群がるガキンチョとは一線を画する存在、マダイ氏4歳。彼の心を虜にするには、「彼の手が届く高さに」「彼以外の園児=外道がいない状態に」オキアミ氏をいかに長時間置いておけるかがすべてだそう。
…もう少し真面目に船長の解説を整理しなおすと、
- ビシからオキアミがでると、そこに外道が群がる
- マダイは警戒心が強いのでビシの周りには寄ってこない
- ので、ハリスを長くして、遠巻きにしているマダイにアピールする必要がある
- けれど、そこにも外道がいたらハリのオキアミはやっぱり持っていかれるので、タナを0.5~1m単位で調整していって、「外道がいないけれどマダイがいるであろうタナ」をさぐる必要があり、
- そのためには仕掛けを投入して回収するPDCAを自分だけで回すだけではなく、「周囲の釣り人が仕掛けを回収した時にエサがついているかついていないか、その時のタナはどの高さなのか」も周到に情報収集すること
- そうやってあの手この手でPDCAを高速回転させて「適切なタナ=エサ取りがいなくてマダイがいるであろうタナ」にはやくたどり着いて、どれだけ長い時間、付けエサをアピールできるかが勝負の分かれ目
だそう。これってWebのPDCAをどう回すかって話とおんなじや!(お仕事相談待ってます!キラッ☆)
なお、6の判定は、エサが雑に食われているか鋭利に食われているかで見極められるらしい。
- 雑に食われた跡→外道
- 鋭利に食われた跡→マダイ先輩!
さすが釣りバカ日誌のロケにも使われてる船宿の船長。超分かりやすい。
ここまで学べばもう釣れたも同然。
さらに、同船された先輩釣り師はマダイ釣りの道にはまってかれこれ20年の、ごま髭がなんとも味わいがある推定50overのTHE★アングラー。この50パイセンにもマダイ釣りの秘訣を訊くと「誘っちゃイカン。向こう合わせ。付けエサをどれだけそっと動かさないようにするかが腕の見せ所」とのこと。
お、JSYの店員もそういやそんなこと言ってたな。「マダイは専用竿が良いっす。エサ動かしたら釣れないので、そのためには調子(しなり具合)が専用竿じゃないと駄目なんス(だからコレ買うべし!)」って言ってたな。危うく買ってしまうところだった。
その道のプロ(売るプロ=JSY、釣らせるプロ=船長、釣るプロ=50パイセン)にそれぞれ教わったぜ!あとは実釣あるのみ!
はいつーれーなーいー。
無理でした。悔しいのと寒かったのと眠かったのであんま覚えてないので箇条書きでまとめますわ。
- 今日は小潮。
- ん?なんだか時化ってる?(結局1hはやく陸に戻った。帰りの船内は上下運動の激しいこと激しいこと)
- うおークッソ寒い。7枚きてホッカイロ3つも装備してんのになぜ俺の隣にパトラッシュががが。
- あれアマダイ釣れちゃった(アマダイは海底に潜むネクラな引きこもり→タナ取れてない!焦)。
- 居眠りしてる最中にカモメの野郎がオキアミ食ってやがった!くそー投網でカモメ捕まえて食ってやりたい。食えんのかな。
- あーメバル釣れたー。
- お!なんか鋭利な食いかけのオキアミだ!これはそろそろ来るか!?
- 寒い。。
帰港時に50パイセンが「こんなにアタリ無いのは2年ぶりだー」と言ってたのが唯一の慰め。俺の腕がなかっただけじゃなく、パイセン方も駄目だったのね…。結局この日は5人中2人が1枚ずつあげただけだったとのこと。
いやまあ今回は仕方ない!帰りの土産としてタチウオ2本くれたし、船内で追加お願いした仕掛けもおまけしてくれたし、精神と時の部屋じゃない限り、私は太田屋さんでマダイ釣りをリベンジするぞー!(ほかでも行くけどさ!)
リベンジするぞリベンジするぞリベンジするぞ!
今回のポイントはだいたいこのあたり。水深は5~60m。
借りたタックルは電動ではなく手動だったけど問題なし。真鶴以西を攻めなければ電動はいらなさそう。
さて、次は船竿買ってリベンジだな。…あれ、なんだ、隣の部屋から物音が…わああなにするんだやめくぁwせdrftgyふじこlp