はじめまして、この度ORETSURIに寄稿させていただくことになりましたタクミと申します。
千葉の田舎町で18歳まで育ち、釣りキチ親父の影響で様々な釣りを経験しました。
その後、18歳で上京。
ダンス、DJ、ロードバイク、様々な趣味を楽しみ、現在また釣りに心を奪われた2児の父親サラリーマンアングラーです。
釣りはいつやっても楽しかった!
ビシアジ釣行の釣果
さて、タイトルの件からいきます。
20年ぶりに釣りをするきっかけはどこにあったのか?
実は会社の異動により新部署に配属され、そこの上司が社内でも有名な釣り好きだったんですね。
で、歓迎会で繰り広げられる釣り談義に参加したところ、「ふつ-に釣りできそうだから今度社内で船を仕立てるから釣りいこう!」と誘ってもらったのです。
まずは三浦へビシアジ釣行にいきました。
ひさしぶりすぎる船釣りは不安でしたが、活性もよく、予想以上の釣果となりました。
ビシアジはただやる分には比較的簡単な釣りなのかもしれません。
が、コマセを詰めタナまで落とし、糸フケをとり、シャクり、当たりを待つ・・・。
この一連の所作が、実に楽しい。
釣っている最中、「まずい、釣りにハマってしまう!!またルアーで、でかい魚が釣りたいな!!」とずーっと考えてました。
さて、どんな釣りをする?
ビシアジから数週間。
もう一度釣りをはじめるにあたり「どんな釣りをしようか」を考えたんですね。
大人になって釣りをはじめるとき、これは自分だけの都合ではなく周辺環境などもふまえる必要があるもんですね。
せっかくはじめるのであれば、少しの時間でも毎日やりたい。
とはいえ、じぶんの仕事と家庭を考えると毎週末遠征や船に乗って釣行に出かけることはなかなか難しいもんです。
そこで、三つの条件を決めました。
- ルアーで狙える
- 身近でやれる
- でかい魚が狙える
で、この3つを埋めてくれる魚は、なにか?
はい、言わんともシーバス以外いないだろうとすぐに結論が出たわけですw。
運よく、自宅から30~40分でメジャーなシーバスポイントがいくつかあり、釣り場には困らない。
なかでも、釣りをする時間に縛られることがあるのでウェーディングスタイルを選びました。
シーバスはシーズンごとのパターンを考慮しないと釣果に繋がらない。
これは理解していたので、まずはホームを決めて1年間通ってみよう、そう決めました。
タックルを揃える
タックルハウスのTKLM90
シーバスを狙うと決まり、次はタックルどうする問題です。
実家に眠っていた釣り具を持ってきてはいるが、河川で狙うシーバスには固すぎるロッドや番手の大きすぎるリールしかない状態。
ということで、少しだけ贅沢したロッド(SHIMANO MOONSHOT 100ML)とリール(SHIMANO ULTEGLA 4000xg)を購入しました。
次に、ウェーダー、フローティングベスト、ランディングネットという具合に選んでいると、昔と比べて種類もたくさんありすぎますねw。
これもすごく悩みましたが、安全に関するアイテムはしっかりとメーカー品にしました。
一番楽しみだったのがルアー選びです。
これは実店舗にいきましたが、めちゃくちゃ種類が多い!
今回釣りを再開するにあたりある程度ネットやSNSで下調べしたものの、自分の知識がどれだけ通用するかも楽しみたかったので、完全に感覚でルアーを選びました。
- ミノー(シャローランナー系)
- メタルバイブ 12~14g
- シンペン
上記を各2個購入。
残りは実家にあったTKLM90を5個。
タックルで感じたのは、ロッドもリールも進化していて軽くなっているという点です。
どれも価格帯以上の性能に感じて、かなりテンションが上がりました。
自分がタイムスリップしているだけですがw。
店員さんにフィールドのローカルルールや危険個所も聞け、やはり実店舗での買い物は楽しいなと感じました。
いざフィールドへ、その前に
道具も準備し、さぁ実釣だ!!いざ河口へ!!
と、いきたいとこですよね?
ですが、親父や親父の釣り仲間から「ウェーディングは昼の干潮時に1回地形を把握しておくの絶対」だと教わっていました。
これ、重要です。
初めての方やブランクがある方は必ずいったほうが良いと思います。
ベテランでも河川の地形は台風などで変わるので下見は大切ですね。
落ち込みなど危険な箇所をチェックするのと、磯だったら岩、河口であればサンドバーの位置が把握できるため、狙うポイントを調べやすくなります。
ということで、ロードバイクにまたがり、サイクリングロードで河口へ。
干潮の様子を撮影し、実際に夜間釣りをするイメージをしておきました。
その夜。
子供達を寝かしつけ、足音を立てないように車に乗り込む。
ふーふー。もう、鼻息が荒いぞ。
久しぶりのルアーフィッシングでワクワクが止まりません。
コインパーキングに車を停め、ウェーダーとフローティングベストを着用。
1投目に投げるとあらかじめ決めていたミノーをつけていざ、入水。
あらかじめ安全を考慮し、満潮から干潮前までの時間で釣りをする予定です。
アカエイとゴロタに気をつけながらすり足。
少しずつ流心へ、少しずつ・・・・・・。
飛び跳ねる銀色の魚体!!
さて、開始して1時間、ミノーをあれこれ投げ続けるも全く反応なし。
季節は4月中旬です。
まったくの初場所でパターンや最近の流行りもわからないまま、ただひたすら魚がいそうな流れに向かって投げ続ける。
なぜハゼ釣りなどでリハビリもせずにシーバスなんてテクニカルな釣りを選んでしまったのだろう。
ちょっと後悔をしてきました。
アクションの感覚も覚えていなかったので、ただ巻き一択!
よいルアーはただ巻きでも十分釣れるはず。
にしても、20年は長いブランク。
ボトムタッチの感覚も魚の当たりに感じてしまうぐらいです。
それでも星空の下、水につかり、試行錯誤しているこのなんとも言えない感覚は、ふりかえると楽しいなと感じる時間でした。
まったく当たりも反応もない、夜と朝のちょうど境目ぐらいの時間。
この頃には「あきらめの気持ち」がチラつてきました。
もう、帰ろうかな・・・。
実際ルアーフィッシングは釣れないのが当たり前と思っていたんですね。
ボウズでも楽しかったな!
またチャレンジしよう。
と、思いながら、メタルバイブを試しにリフト&フォール。
すると、急にラインスラックがなくなり、曲がる竿先!
こ、これは!
慌ててしまいフッキングも出来ずリールを巻くと徐々に弧を描く竿!
とにかく何かがかかったことがわかり、テンションを抜かないようにゴリ巻き。
と、約20m先の水面で銀色の魚体が飛び跳ねたんです。
ひさしぶりのエラ洗い。
こ、これは、シーバスだ!!
興奮してテクニック無視のゴリ巻きで寄せました。
そして、ネットがあるのにハンドランディングでキャッチ。
俺、慌てすぎだろw。
心臓バクバクのなか撮影
狙って釣ったというのはちょっと違うかもしれないのですが、自分で仮説を立てて、狙って釣れると喜びはひとしお。
求めていた魚を釣った喜びは今も昔も変わらないわけです。
もう一度釣りをやってみようと思うあなたへ
こんな具合に、4月より釣りを本格的に再開し、徐々に釣果を出せるようになってきました。
昔は雑誌や週1回土曜日のテレビでしか情報元がありませんでしたね。
今はYouTube、SNS等の進化でリアルタイムな情報が手に入り、特に動画を見ることで最初の1匹を釣るまでは短くなっているはずです。
そのため、どんな釣りでもはじめるハードルは下がり、私のようにかなりブランクがあってもすんなり再開できました。
釣果を報告しあうツールも増え、釣り人同士の繋がりも出来るようになっています。
もし、これを釣りブランクがある人が読んでくれたら、これは言っておきたい。
少しでも釣りをやりたいなと思ったら道具を持ってフィールドに行くべきです!
ハイエンドの道具でなくてもいいのです。昔と違うことをしてもいいのです。
「釣りはいつやっても楽しかった!!」
体力、家庭環境もみなさんの「あの時」とは変化しているはずです。
出来る範囲で最高の時間を過ごせるようにしていきたいですね。
今、私はただ釣りをするだけでなく、この記事のように自分の思考や体験を文章にして整理し、より深い部分を考察できるようになりたいと思っています。
今後も釣行記や経験を寄稿していきたいのでよろしくお願いします!
当日のタックル
ロッド:SHIMANO MOONSHOT 100ML
リール:SHIMANO ULTEGLA 4000xg
ライン・リーダー:PE1号 魚に見えないフロロカーボン 16lb
ルアー:オニマル 12g