どうも、カリブの近海賊と申します。今回、ORETSURIのフィールドレポーターとしてシロイカエギングを紹介します!
シロイカエギングのために鳥取へ
今年は全国的にアオリイカが好調ですが、今回は「シロイカ」を狙うために鳥取へ!
今回は、今年5月にオープンしたジギング船「ヤングバード」に乗船しました。
ヤングバードの船長はシロイカエギング大好きで、ワンシーズンに20回ほど京都から鳥取に通う変態だったようで、この釣りが好きすぎて鳥取で船も始めてしまったというなんともアレな人です(いい意味で)
駆け出し船長とはいえ、通い続けていたシロイカ船の2号艇なのでポイントは確かのようです。
春にジギングで利用したときも、いい思いをさせてもらいました。
シロイカについて
シロイカ。
鳥取ではこの呼び名ですが、ケンサキイカ、マイカ、アカイカ等々、全国津々浦々で色々な呼び名があるようです。
このイカはショアからでも場所や季節によって釣れますが、1度船に乗り爆釣を体感すると、これがなかなかやめられません。
そうそう、漁り火って聞いたことありませんか?
あの漁火で集魚する対象魚の一つがシロイカで、イカは夜行性で照明に寄ってくる性質があります。
ということで、シロイカが釣れるピークは夜中なのです。
が、夜から釣りをするかと思えばそんなことはなく、こんな明るい時間帯から出船します。
時刻は17時…
鳥取に多くある遊漁船がシロイカの釣れる数少ないポイントを取り合うので、これぐらいにでないと思ったポイントには入れないようなのです。
明るい時間帯から釣りスタート
とはいっても明るい時間帯でも釣れることがあるので、釣りはじめます。
今回は、鳥取界隈で最近流行ってきている1本エギで釣ります。
他の地域ではオバマリグ(若狭小浜発祥。エギと金属製スッテの複合リグ)や、スッテ(イカを釣る小型の疑似餌)を複数個着ける多点掛けの仕掛けが主流のようです。
潮は早め。
1本エギの釣法ではホゴ錘を使います。今回は潮が早めなのを考慮して50号をチョイス。
エギは2.5号をメインとします。 シロイカエギングは基本的にはオフショアジギング同様にワンピッチです。
ハーフピッチ、シェイキング、等々を織り混ぜながらイカに興味を持たせます。
明るい間に釣れないかなー
あ、後ろの人釣った。
エギを替える…釣れない…
あ、また後ろの人…
まぁ、集魚灯がついてからが本当の勝負なので焦ることはないんですけどね。
ん?
またまた後ろの人… … …… ………
そりゃ焦るわ!
ところが、エギの色、タナ、シャクリ方…いろいろ試してもこれがまったくダメ…
でもこれ、よくある話なんです。
シロイカの群れの入り方によって船のどの場所が釣れるかはかなり変わってきます。
ま、まぁもちろん腕もあるんですがね…。
暗くなって、本番スタート!
暗くなり集魚灯点灯!
でもまだ釣れません。効果が出るまで一時間はかかります。
とはいっても、暗くなるうちに海の状況が変わるのか、だんだんと釣れ出します。
最近はサイズが小さめの群れが多く入ってきてたのですが、この日はアベレージが中剣!
そうそう、鳥取ではシロイカのサイズを剣に例えます。大中小言いますが、多分、目測です。
自分のメインロッドはヤマガブランクスのイカメタル用ロッドバトルウィップです。
リールは先日までショアエギングで使うセフィアCI4を使ってましたが、オフショアでもショアでも使わないであまっていたバイオマスターをシロイカ用にし、今回初めて使用しました。
釣り方のイメージとしては、ボトムから集魚灯の効果により段々と上層にベイトが集まってきて、それを影からシロイカが狙う、そしてそのイカたちへエギでアプローチします。
ボトムをとり、数シャクリ…
そうそう、このシャクリは、タナを探るのもかねてますので、何シャクリで何メートル上がるかは知っておいた方がよいですよ。
一般的には、カウンター付きの手巻き両軸リールを使うようですが、自分はヤマガのスピニングロッドのティップ感度が好きなので、ラインマーカーを頼りにタナを確認しながらシャクっていきます。
釣れるけど、ピークには今一つ…
こちらはサブロッド、ロッドはシマノの炎月SS、タイラバ用です。
リールはジギング用のグラップラー300HGなのですが、昨年はリールにグラップラーCTを使ってました。
これはカウンター付きですが、今一つ自分のワンピッチと合わないので、今回からこのリールをためしています。
いろんなタナを探るもどうもタナが安定しません。
底…中層…底…表層…
え、それ全層じゃん( ゚Д゚)
しかも、乗りが弱い…
こんなイカパンチもしょっちゅうです。
うーん。もしかして、これで合わせれるって、天才?
ついに大剣サイズが・・・
集魚灯が効いてきたのか、プチラッシュ!
バンバンは釣れないのですが、飽きない程度のヒットが続きます!
サイズも中剣メインです。うーんいいね~。
中剣で満足してると、
隣で釣っていた船長の竿が、しなる!
相手はシロイカなのに上がらない!
まるで、ショアのアオリで体験するようなジェット感!
お、あがった。でかーーーぃ!これは文句なし大剣!
結局、自分には大剣サイズは上がらずですが、釣果は50杯弱、まずまずでした。
深夜便に突入!
ということで、沖上がりです。
と、みせかけて、半夜便帰港後、えー再度近海状況の調査にいって参りました。
そう、深夜便に突入です。鳥取では半夜便を1便、深夜便を2便と言います。
最近、この船は遠征続きだったので、そろそろ近海でパラシュートの具合をみたいという話があり、自分も行って参りました。
パラシュートアンカーはある層の潮にのせて船を流す方法で、ぶっ飛び潮の時にはこれを使います。
デメリットはイカのサイズが小さくなってしまうこと…らしいです。理屈はよくわかりません。
・・・
深夜便スタート。
集魚灯を点けてまもなくポツポツとイカが出ます。スタートが遅かったので夜が明けるまで短かったですが充分楽しめました!
翌日もシロイカ釣りに。。。
ということで夜が明け、片付けも終わり、さぁ帰ろうかとしたところに、船長が現れ 「アレ明日は?」とよくわからないことをいいますので、
よくわかりませんが、「あ、じゃあ。乗ります。ハイ、帰らんときます。」ということになりました。
鳥取には温泉が多数あり、だいたい畳の部屋が用意されています。船長オススメの温泉はさらに漫画が完備!
が、読むまもなく爆睡。
起きると半夜便に乗る時間でした。
今日は隣にビギナーさんが乗られるとのことで、船長いわく「教えてあげてね~」ってことなのですが、てか自分もビギナーですよ?自分はもともとショアエギンガー。シロイカ始めてまだ1年経過してませんよ?
とはいいながらも、仕掛けやシャクリ方、去年教えてもらった知識をそっくりそのままお伝え…している最中に…!!
釣る…
ま、まぁ、ビギナーズラックって、やっぱりあるしね…
うん。そうそう、まーそういうのは続かないしね…
って、また、釣ってるし!!
ということで、ビギナーさん1人ラッシュ。
ビギナー無双。。。
ようやく自分が釣れ出したのは集魚灯炊く頃でした。 今日は落ち着いてエギングしてたので、ヒットエギを探り…レンジを探り…ピッチを変え…いろいろしてみましたところ、たまたま早めにヒットカラー数色を見つけることができ、ヘビ―ローテーションで数を伸ばすことができました。
バスポンプの効用
そうそう今回は、活かしにバスポンプを使用しなるべくシロイカを長時間生かせる作戦をとってみました。
海水をくみ上げ、かけ長すわけです。適度に泡も混じるので酸素も入りますが、あまり釣りすぎると酸欠になってしまうようです。どうやらこれを防ぐには先端にマイクロバブル発生装置が必要だそうです。
ともかく、生かして墨を吐かせ、弱ったらクーラー内に放り込む。
ここで氷水に浸したいとこですが、氷が真水のためイカが白濁して痛むので、とりあえず手返しの邪魔にならない程度にタッパーに入れていきました。 この日もプチラッシュ程度の渋い日でしたがトータル46杯。
ヒットカラーのお陰でまずまずの結果となりました。
帰港途上に、タッパーからイカを出し、少し海水を入れた袋に小分けして入れから氷水に入れていきました。
このまま凍らしておくと傷まず約1年保存がきくのです。
ということで、3日にわたる長すぎる鳥取シロイカエギングが終わりました。
連絡くだされば、アドバイス等々できる範囲でお教えしますよ。
<今回利用した遊漁船>
<今回のタックル>
①メイン
ロッド: ヤマガブランクス バトルウィップ69L-S
リール:シマノ バイオマスター SW5000&セフィアCI4
②サブ
ロッド :シマノ炎月SS B610ML-S
リール: シマノ グラップラー300HG
道糸:PE0.6号
リーダー :バリバス フロロ 25ポンド
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