そろそろマハゼ釣りのシーズン。
梅雨時あたりのデキハゼと比べて餌を貪欲に食べたマハゼたちがどんどん成長してくる季節です。
以前わたしは川崎市に住んでいまして、多摩川の河口にいけばマハゼが簡単に釣れたのですが、逗子に引っ越してみたら市内を流れる田越川もそれほどマハゼがいないようで、圧倒的に個体数が少ないようです。
マハゼを釣って焼き干しにして干し椎茸と濃いつゆをつくってそばを食べたい。
ただその一念で、Twitterのつながりのみなさんにあれこれきいてみたら、赤ワインさんから「鎌倉の川で釣れたことがある」という情報をもらい、滑川だろうなーと見当をつけて早速夕まずめにいってみました。
滑川へ
滑川は鎌倉の由比ヶ浜と材木座海岸の間を流れる2級河川です。
鎌倉といえば歴史ある街ですが、この由比ヶ浜はパリピの人々や、額にはっきりDQNと刻まれた方々が多く集まるエリアです。もちろんマナーを守って海を楽しんでいる方が大半なんですけどね。
最近は、タトゥーの露出禁止、浜での飲酒の禁止、音源利用の禁止というのを鎌倉・逗子・葉山の自治体が協力して打ち出していて、多少はガラが良くなってきているのかもしれません。
で、釣り場である滑川。
以前、秋口にモクズガニが大量に下っていたのを見たことがあるのですが、どんな魚がいるのでしょうかね。
この橋が滑川河口にかかる最後の橋(厳密にはもう一つ仮設の橋がある)なのですが、この上流はかなり高低差があり降りることが難しそうです。
滑川交番裏から見た上流。うーむ。降りられそうもありませんな。
釣り場がねえ
ちょっと下って、海岸橋から下流。降りられない。。。
海岸橋上流。降りられず。。
やっとこさ釣りがはじまる
ということで、最初の地点に戻り、トイレ&脚を洗うスペースの裏に陣取ります。
釣りなんてしてるのは俺だけだよ。ふはははは。どんとこい。
これが、歩行者用の木造の橋。
ぱっと見、どこにでもいるボラっこがたくさん群れているぐらいです。水深は50センチぐらいかなと。
仕掛けはシンプルに三つ又のスナップサルカンです。スナップにナス型オモリの小型をつけて、分岐しているサルカンにハリスを結ぶだけのシンプル仕掛け。この三つ又部分が、ハリス止め機構になっているものはさらに便利ですが、今回用意がなく。
餌は懲りず、塩イソメです。
タックル。この時期のハゼは岸近の浅場でも釣れるので3メートル弱ぐらいの延べ竿がベストなのですが、はじめてのポイントの場合、高低差や水深がわからないのでロッド&リールをもっていくとよいかと思います。調子はウルトラライト。
釣りはじめる、が。
適度な濁り。水深は50センチ程度。
足元からまずは狙ってみましょう。浅いのですぐ着底します。
ずるずる。
ずる。
プルプル。
む!
が、乗らない。
プルプル。
うーむ。ハゼが小さいのか。ここでハリスを競技キス針の小さめなものにしてみます。
プルプルプルプル。
よし釣れた。んが、かなり軽いぞ。
これは、ハゼじゃ、
丸々肥ったコトヒキでした。釣ったあと、シマイサキかとおもったらTwitterのみなさんにコトヒキと教えてもらいました。みんな詳しいな。
これが30㎝クラスだったらかなり引きそうな気がしますね。
気を取り直して、マハゼを釣ろうと・・・
プルプル。
という具合に、釣れてくるのはコトヒキだけでした。
ちょっと放置して巻いてきたら。粘るような重さ。
あ、これもしかして巨大モクズガニかワタリガニかも・・・
ほくほく。
そうおもって巻いてくると・・・
この世界はそう甘いものではなく、海藻のゾンビでした。
その後、パリピの人々が花火を打ち上げたりヒャッハーと騒ぐにつれて、一気にやる気をうしない、撤退することに。
ネットでもこの滑川はマハゼが釣れるという情報があるのですが、年によってハゼの繁殖と遡上の波があるようですね。今年は、ちょっと難しそうです。もうすこし上流の汽水エリアのほうがよいのかも。
マハゼをもとめてまた違う釣り場へ行ってみます。相模川まで行けば堅そうなのですが、ハゼのために遠出するのも・・・
それにしても、「ここは釣れない」「こうすると釣れない」という記事が最近多くなっている気がしないでもないですが、読者のみなさんの息抜きにつながっていればよいなと。
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ではでは
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