海釣りをしはじめて、しばらくすると干物づくりの世界にたどりつくことがありますね。釣った魚をさばいて、干物にする。自分で塩加減を調整した干物の旨さといったら格別ですね。
さて、そんな干物をどこでも炉端焼きのよう手軽に楽しめるツールがあります。
それが、イワタニの炉ばた焼き兵器「炙りや」です。
イワタニの「炙りや」全体像
これが炙りやの本体。カセットガスのボンベ1本が燃料です。
本体サイズは、幅409×奥行214×高さ134mm・商品重量約2.4kgと、コンパクト。屋内だけでなく屋外で炭入らずで調理ができます。
使い方なのですが、利用前には、受け皿に規定量水をいれましょう。特に肉などの脂が多い食材の場合、引火するのを防ぐ効果があります。
カチっと、スイッチをひねると、シュボっというガスが燃焼する音が聞こえて、やがて、炎の上にある金属板が赤熱してきます。
食材は、この輻射板を赤熱させて、放射される輻射熱で焼くということで、直火と異なりむらなくおいしく焼き上げることができます。
手をかざすと、あったかい。秋冬にいいですね。
さっそく干物と野菜を炙ってみる
ここで、冷凍しておいた自作のタチウオとアジの干物を炙ります。
魚焼きグリルで焼いてもうまいはうまいのですが、こうして、目の前で炙っていくのも乙ですねー。
それほどくっつきませんが、気になる人は加熱前の網にサラダ油をキッチンペーパーにつけてふいておくとよいでしょう。
熱燗を飲みながら、干物と野菜が香ばしく焼けていくのを愛でる。
目前で自ら炙りながら干物の焼き上がりを待つという贅沢。
そうこうしているうちに焼けました。
味は・・・
おー、香ばしくも、中身はジューシー。
うんうん、いいですねー。
食べながら、次の食材として、にんにくを丸ごと炙る(皮ごと炙るのは発火するため危険)
炙ったら、味噌+七味唐辛子で食べる。
ああ。うんまい。
次に、さつまいも(厚さ1㎝)とみょうがを炙りましょう。
みょうがも味噌と七味唐辛子で。
ああ、大人の味ですね、これは。
「炙りや」なら、デザートも炙れるぞ!
サツマイモを両面ひっくり返しながら丹念に焼く。
バニラアイスを盛り付けてもいいな。
焼きあがったら、バターとはちみつで味つけをしてみる。
食べる。
わわわ。なにこの旨さ。
UHA味覚糖に『おさつどきっ(塩バター味)』という商品があるのですが、その味そっくりです。
しかも、厚切りなので外側はパリッとしていて中がほくほくというナイスパフォーマンス。
うーむ。この秋・冬は頻繁に炙ることになりそうです。
この輻射板がいい仕事をしてくれる!
ということで、イワタニの炉ばた焼器『炙りや』オススメです。
いろいろある「炙りや」の使い方
焼き網ではなく、付属の金属フレームをつかうことにより串焼きもお手軽にできます。持ち帰ってきた焼き鶏を炙り直しても格別かもしれませんね。
また、この商品のカスタマイズ用アイテムとして金属製のグリルプレートや溶岩プレートも販売されていて、肉や野菜をさらにおいしく食べることができます。
こちらはタラバガニを炙ったもの。殻が焦げる程度に炙ると香ばしく実に美味。至福。
「炙りや」で炙るとニオイはでるのか?
結論からいうと出ます。
屋内の場合、牛カルビは豚バラなど脂が多いものやエキス分に香りがある蟹やエビを炙ると、輻射版に落ちて焦げた油やエキスがそれなりに臭います。
換気扇でいくらか改善されますが、部屋にしばらくニオイがこもるので、ファブリーズなどでカーテンなどは消臭したほうがよいでしょう。
このあたりは繊細な人は購入をひかえておいたほうがよい商品です。
「炙りや」は掃除や手入れが大変?
一見、掃除が大変そうかと思うのですが、アイテム自体は、網・輻射版・下皿にわかれて、脂がひどくないものであれば簡単に洗い流せるので、かなりお手軽ですよ。
本体以外の網や輻射版などは金ダワシで洗うと簡単によごれが落ちます。
「炙りや」の収納について
本体に付属している段ボール箱があるのですが、これを捨てないでとっておきましょう。収納をする際に炙りやがすぽっとおさまるジャストサイズなので重宝します。
炙りや自体はパーツが分離しやすく、全体をホールドして収納できる本体ケースで収納するのがベストです。
まとめ
イワタニの「炙りや」の便利さについて紹介してきました。
お値段も手ごろなのと、市販のガスボンベだけあれば、どこでも調理可能なのでとても気軽に使えるアイテムです。
釣りや料理好きの友達にプレゼントするのにもぴったり。みなさんもお試しになってはいかがでしょうか。