アジア調味料の中には、魚介類をうまく使ったものがありますね。
その一つに、タイ産の蟹膏油醤(クラブペースト)があります。
ラベルには東南アジアでよく食べられている高級食材ノコギリガザミ(マッドクラブ)が加熱されて真っ赤になっているイメージ。
実際、このペーストには蟹肉が入っているのですが、なんの蟹が使われているかは不明です。
一見赤くて辛そうなのですが、パプリカ色素からくるラー油感なので、まったく辛くありません。
蟹オムレツをつくってみる
蟹オムレツをつくる際に、カニ缶をつかったほうが具が多くてよいのですが、今回はこの蟹ペーストだけでつくってみることに。
溶き卵4個分に蟹ペーストをスプーン1杯。そして白コショウとナンプラーをじょーっと入れます。
これ、あとで気づいたんですが、スプーン2杯ぐらい入れてもよいと思います。また、辛みがすきな方は、シラチャ―ソースをブレンドしておきましょう。
混ぜる。
野菜を炒める。今回はマッシュルーム&ニラ&サラダホウレンソウでしたが、野菜なしでもいいと思います。具は炒めたら別皿にとっておきましょう。
サラダ油+ごま油のブレンドをフライパンに多めにいれ、強火にし、油の温度が上がった時点で溶き卵をいれて、中心を菜箸でかき混ぜます。
そこに先ほどの野菜類を投入し、フライパンを奥側にかたむけ、野菜を包み込みます。
レア目な状態を維持しつつ、一旦鍋蓋に卵をひっくりかえし、そこに皿をかぶせて、さらにひっくりかえす。
すると、ジューシーなオムレツが割れないでさらに盛り付けられます。
万能ねぎをちらしつつ、コリアンダーパウダーをふりかける(白コショウでもよいです)
ほくほくしながら、ナイフで切ってみる。
断面からあふれ出るかに卵汁。ほとばしる蟹の旨み!
が、
今回の分量だとやや薄味だったので、スイートチリソース+マヨネーズ+ナンプラーをまぜたものを付けながら食べました。
蟹ペーストをスプーン2~3杯と多めにしてナンプラーで塩分をややきつめにしておいたほうが白飯をかき込みたい人にはいいと思います。
卵料理は火加減が大切なのですが、
- 油を多めにつかってちゃんと加熱しておく
- 火を通しすぎない
- ぐちゃぐちゃにしないで盛り付ける(鍋蓋クッション法がオススメ)
といったあたりを押さえておけば大体うまくできるはずです。
釣り人が好きなカップヌードルの味は?という記事で、シーフードヌードルが見事王座を勝ち取りましたが、
実は、この蟹膏油醤(蟹ペースト)をシーフードヌードルに入れると、シンガポールチリクラブヌードルに早変わりします。おなじくナンプラーやライムで味を調整すると、かなり豪華すぎるカップヌードルになります。
もし興味がある方はやってみてください。
このクラブペーストはカルディでも売っているはずですよ。