ヘダイという魚がいましてね。
こちらは館山の道の駅で撮影したヘダイ。頭部がなんだかのほほんとしているので可愛いですね。
クロダイ(チヌ)によく似ているのですが、汽水まで入ってくるクロダイとは異なり沖目で釣れる魚です。もともと比較的南の地域に生息していたようですが、このところ温暖化もあって相模湾でもよく釣れるようになっているとのこと。
白身であっさりしているのでカルパッチョや塩焼きにむいているようで。
浜値はそれほど高くないのですが、白身で美味しいとのことでLT五目釣行のときに釣れたヘダイを持ち帰ってみました。
ちなみにヘダイは群れているようで、一旦ヘダイが釣れると、まわりの釣り人の釣り鈎にもヘダイがかかっていましたよ。
ヘダイを醤油麹に漬け込む!
友人コムコムが味噌とか醤油麹とかをつくるのが好きで、以前もらった醤油麹に漬け込んでみることにしました。
こちらがヘダイ氏。クロダイよりはキビレに似ているような。
顔つきがおとなしそうで好き。
が、歯はクロダイのように臼歯じみたゴリゴリ系で、やんぞ!という気迫です。針外しのときはくれぐれも気を付けましょう。
一般的な塩焼きの工程を経て、醤油麹に漬け込みます。
鱗とる→ハラワタとえらを抜く→血合いをきれいにする→キッチンペーパーで拭う
いつものこれですね。
漬け込みは1週間を予定しているのですが、よりしっかり全体が漬かるように、ジップロックにいれます。腹部分にも醤油麹をよくなじませておきます。
ちなみに背びれなどはジップロックを貫通するので調理ばさみで切っておいたほうがよいです。冷蔵庫が悲惨になりますぞ。
漬けて1週間経過した醤油麹ヘダイを焼く!
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ほにゃほにゃほにゃ~(1週間たちました)
おーす。ジップロックをあけてみると・・・
いい塩梅につけこまれていますね。
表面の醤油麹を洗い流してキッチンペーパーで水分をぬぐいます。すると、ヘダイの表皮がとけています。眼はゼラチン状に。
おおお、鮒ずしみたいだ。
これを焼きます。片面焼きのグリルの場合、このようにアルミホイルを敷いて焼くと手間が少ないとコムコムにアドバイスをしてもらってこんがり焼きます。
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わちゃ。
焼き過ぎました。。。
魚焼きグリルって複数の料理をしていると存在を忘れるんですよね。。。
西京漬けもそうですが、味噌漬け系はなおのこと焦げやすいわけでみなさん注意しましょう。
気を取り直して、喰ってみましょう!
うお。
う、
ま、
い!!!
魚の臭みの一切がぬけ、麹がヘダイのたんぱく質をこれでもかとアミノ酸に変えてくれたおかげで、
上品な仕上がりです。
こいつはうめーや。
魚の麹漬けっていいですね。
漬け込んで1週間は余裕で持つので、大漁だった場合も時間差で食材を消化できてうってつけな気がしました。
みなさんも試してみてください。
※この日は平田家食事会だったのですが速攻で骨のみになりました。