ゴールデンウィーク中、天候不良のせいなのか、やや釣果が薄かった東京湾各地のマアジも連休明けになってまた釣れ盛っているようですね。
こういったコロコロした顔の頭部の小さくみえる個体が釣れるわけです。
黄金アジの下処理は冷やしつつ
この日はアジフライにしたろかしらん。
と、おもったのですが、
フィッシュ&チップスにしてみることに。
というのも、沖合回遊型の黒アジにくらべて、沿岸の居つきの黄アジ(黄金アジ)は加熱すると白身魚みたいな身質だなと感じているんですよね。
であれば、フィッシュ&チップスにしてよいんじゃないかなと。
アジは冷蔵庫で1日寝かしたものです。
釣った初日より、身質が落ち着いて旨みも出る気がします。
まんず、下処理して水分をキッチンペーパーで拭っておきましょう。
アタマを落とした断面をみると、皮下脂肪がみえますね。いいぞいいぞ。
ベロリ。
頭部、背側から手で川をむき。
ぞりぞり。
みたいな音が気持ちいいんですよね。
ぞりぞり。
これから夏場にむけて身があたたまると柔らかくなり皮が向きにくくなるので、下処理後に一旦冷蔵庫で冷やすとよいかもしれません。
マイワシの刺身をつくるする際に、氷水で冷やしながらつくる理屈と一緒です。
この通り。皮をとってサクにする。
揚げるのであれば、皮ごとフライにしてもよいのですが、刺身でも食べたかったので、一気に皮をむいてしまったという売ら話があります。
黄金アジの刺身
ご覧ください。釣り人冥利につきますな。ふはははは。
脂がのっているので全体的に白くみえるという。
トロアジ茶漬け
トロアジと呼んでも過言ではありますまい。
こんな風にアツアツのごはんに切り身をのせてですな、
昆布だしをかける。
ああ、うまい。
※身をすりごま+ごまペースト+醤油で和えた後にだしを注ぐパターンもうまいですよ。お好みで。
黄金アジのフィッシュ&チップス
落ち着いてください。
いよいよ黄金アジをフィッシュ&チップスにしますよ。
小麦粉+ビール+白コショウ。
配分は適当に、が、ORETSURI流なのですが、粉を薄くしすぎると油のなかでどろどろ剥離するので、ここは濃いめにいってみましょう。
どのくらい濃い目か。
そうですなー、身についた衣がだらりと落ちないぐらいがよろしいかなと。
揚げ物可能なフライパンでも簡単につくれます。
植物油+ラード。
ラードはチューブの場合、冷蔵庫からだしてしばらくおいておくと絞りやすくなります。
そんでもって揚げる。
え?
温度?
そうでございますなー、中温で短時間とでもいいましょうか。
身自体は鮮度が高いので中に火が通っているかは無視しつつ、衣が焦げずカリッとあがったなーとおもったらできあがりですぞ。
野菜も揚げてみた。今回のチップスはジャガイモではなく、野菜室にいた長芋を利用しました。
素揚げにするとこれはこれでうまい。
そうそう、食べる前に1つ技がありましてね。
全体的に、レモンとモルトビネガーをかますとさっぱりして風味がよくなりますよ。
油がきれてない熱々状態で、自家製アイオリソース(マヨネーズ+ニンニクペースト+レモン汁+ディル)をつけて食べる。
・・・
さくっと、ふんわり、ジューシー。
これは旨いぞ。
どんどんいける。
ビール好きの方にはもってこいかもしれませんねー。
中骨は低温の油で泡が出るまで加熱し、高温で仕上げて骨煎餅に。写真一番下はキスの中骨です。
まとめ
東京湾で釣れる黄アジ(沿岸型のアジ)は、フィッシュアンドチップスにしてもうまいよ、ということがわかりましたね。
能書きはいい、揚げればわかる。
とは、よくいったもんです。
みなさんも、アジ天、アジフライ、などにくわえて、ちょっと洒落乙なメニューをつくりたいときにためしてみてください。
バンズに、酢タマネギと、スライストマト、チーズ、アイオリソースあたりと挟めば、フィレオフィッシュ(黄金アジver)になるはずです。よさそうだな、今度つくってみよう。
ではでは。