魚卵(ぎょらん)。GYORAN。
これは好きな人もいれば、内蔵の一部として、忌み嫌い尽く捨てる人もいるでしょう。
でもね、
折角釣った魚の卵なわけですよ。有難くいただきたいと思うわけです。
春から夏に産卵をむかえる魚って多いんですよね。
最近は、シロギスや、アジやサバを釣っていますが、大体の個体が卵か白子を持っています。
- シロギス:メスのほうが多い気が
- アジ:メスのほうが多い気が
- サバ:メスのほうが多い気が
というように、白子をもったオス個体よりメスが多いような印象です。
これが夏以降のタチウオの釣りになってくると、ほとんどオスだったり。
こちらサバのオス。白子がありますね。
こちらアジのオス。白子がみっちりありますね。
こちらアジのメス。卵がみちみち。
シロギス。タラコみたいな卵がたくさん。
これらをですな、これらを、できるだけ傷つけずにとりのぞくのです。
コツとしては、肛門あたりまであさーく、刃をいれて、無理にひっぱらずだましだまし引き抜くのです。
そんでもって、男はだまって筑後盛。
というわけで、安酒につけこみ臭みをとりましょう。
そんでもって、砂糖・味醂・醤油・生姜・唐辛子あたりと煮つける。
めんどくさい方は、麺つゆでいいっすよ。麺つゆの味になるけども。
深くは考えず、強火で5分以内の短時間炊けば、できあがりです。
蓋はしないほうがくさみがぬけるような気がします。あくまでも気がするだけです。
そんでもって、七味唐辛子か山椒をかける。
新緑シーズンであれば、山椒の葉をつんでおいて、飾ると、ビューティフルなんだと思います。
味ですか?
甘じょっぱい。卵はタラコ系の旨み。白子は、とろんとした味わいです。
これをバコバコ食べるというよりも、安酒をあおりながらちょびっとずつ食べるとよいのかもしれません。
濃い目に味付ければ、1週間ぐらいは冷蔵庫で余裕綽々です。
いつも内臓を生ごみに出している方は試してみるとよいですよ。
季節限定でもあるのでー。