最近、タチウオの釣りがうまくなってきているような気がします。
前回は台風明けだからなのかシブくて不発だったものの、前々回の弁天屋さんの午前タチウオ船が14尾で竿頭。
そして今回は・・・
本日の陣立て
まずは包み隠さず本日の陣立てを公開します。
胃弱の救世主ソルマック先輩!
まずソルマック。
これね、徹夜明けだとわたし胃酸過多になるんですよね。もう船に乗る前に胃液で胃もたれしているというアレです。
胃粘液がたりないんだろうなー。自律神経が狂っちゃってるんだろうなーとかそういったことだとはおもうんですが、ソルマックさえあれば、すっきり戦場(船上)に立てるから不思議です。
二日酔いでダメな人もアネロン以前に、ソルマック。これで決まりです。
Amazonで48本入りで買えるんですが、まーそこまで買わないにしろ買ってもいいかなと思えちゃう神薬。
タチウオ仕掛けは手作りでガードなしハリス5号!
完成仕掛けは同行した早川さんが使用
続いて仕掛け界隈。
基本的に、市販の完成仕掛けは用いず、格安フロロカーボンラインのフロロマイスター5号+各メーカーのフックを合わせていきます。
それにしてもフロロマイスターがお得すぎて、まだ80mぐらいあります。
糸ヨレも引っ張ればなんとかなりますしね。船ハリスでなくても全く問題ない。
ダイワの船タチウオSS(3本ケンがいい)か、がまかつのケン付きタチウオSTR(チモトにもう1本ケンがあれば完璧)がオススメです。
がまかつのSTRは軸の真ん中にケンがあっていいのですが、チモト側にケンが1本ないため、最初に針を刺した部分の固定が弱く、水流がかかると頭部分から丸まってしまう気がしています。
サイズは、1/0でやっているんですが、タチウオのかじってくる位置や水深が深めなら2/0へ。なんというかフックが小さいほど、飲まれやすいような。
基本、ハリスガードのケイムラパイプなどはつけない方針で。
弁天屋さんで買える仕掛けはケイムラの透明パイプ付き、オーナーの太刀魚サーベルフック WX あたりだったような。
タックル
タックルセットは以下の通り。
- 自分用:ライトゲームSS TYPE73 MH200+バルケッタ300HG+PE1.5号(東レF4・200m)
- 早川さん用:ライトゲームBB H190+ゲンプウ150+PE2号(ゴーセン DONPEPE ACS 2号 150m)
もともとタチウオはライトゲームBBでやっていたのですが、最近は上位機種でチャレンジ。
ライトゲームBBと比べるとやや食い込みの良さとカーボンテープ巻きにより剛性が高いような気が。
バルケッタ300HGはハイギヤなので猿島沖の水深50前後ぐらいでもやや楽ですし、カウンターがあることによって正確な水深がわからなくても、アタリがでた場所を集中的に攻めることができます。
タチウオのエサ釣りは手持ちで釣り続けるのでできるだけ軽いリールがベスト。バルケッタBBでもよいですが、微妙に重くなるのです。その他、見た目以外のスペックは変わらず。
ということで出船。猿島沖へ
平潟湾は凪。
いつも通り日清の京風うどんをたべてぼんやりと過ごします。
そうこうしているうちに出船の時間。
今回は、なかけん氏と早川さんと3人での釣行。左舷ミヨシの3番(私)、4番(早川さん)、5番(なかけん)に陣取ります。
早川さんは2回目の船釣り。
この日、本当は、金沢漁港の相川ボートさんに行こうとしたものの、ボート出ずという状況だったわけで、朝一で、予約なしで釣れる弁天屋さんの午前タチウオに切り替えたわけです。
20分程度して、猿島沖へ到着。
どこだ連邦のモビルスーツは。
ちらっと見えてますが、この海域は水深が60mぐらいあるため、手返しを考えて4割ぐらいの方が電動機械化兵です。
お、おれだって、手巻き足軽兵だけどやってやるぜ。
猿島との位置関係はこの通り。
タチウオがこの海域にいるわけですが、土日ともなると、数十隻の釣り船が東京湾中から集まるということで、なかなかポジショニングも難しいんですよね。
そんな中、木村船長がいろいろ探って、苦労しながらポジションを決めています。
餌付けバッチリ。朝はタチウオの反応よし!
餌のつけ方は諸説ありますが、今回弁天屋の本田船長のレクチャーを再度きいていたところ1個気づきが。
毎回聞いているんですが、フックを最初に刺す位置で皮と身の間に水流がぶつかって皮がむけるというような話がありましてね。
そんなこんなで今回は、切りそろえた側のぎりぎりから針を刺すことを意識してみました。
・・・
・・・
最初のうちはリード。
タチウオが1本。
タチウオが2本。
タチウオが3本。
というように、どんどん釣れます。
ゆっくりめの、もったりしたシャクリでアタリがなくなったら、ブルブリング(竿をぶるぶるふるわせてリールをちょこちょこ巻く)であたりがでて、その後、あたりがでなくなるという
お小水中の早川どん。(船の男子トイレはこんな仕様です)
釣れなくなって飽きた件・・・
このあたりで、なかけんが、メタルジグつかいかよというぐらいのハードなシャクリでタチウオを連続させて追い抜かれていく状態。たしか、なかけん7本、わたし5本、早川さん2、3本といったところ。
いやはや釣れない。
釣れないんですが、ミヨシ側の電動兵の方々はコンスタントに釣っていくんですよね。
どうしたものか。
うーむ。
自問自答俺A:「おーし、ちょっと休憩入れよう。あれだ、お前ちょっと疲れてるから、ここでちょっと一服して釣ることばっかりじゃなくて、タチウオのこと考えてみようや。な?アレ持ってきただろ、アレ。な?」
自問自答俺B:「そうっすね。でも、アレってなんですか?」
自問自答俺A:「アレだよアレ。な?タチウオの切り身作ってきただろ。アレつかって気分転換してみろや。」
自問自答俺B:「フハっ。忘れてた。クーラーボックスに入れてきたんだった。わ。氷で水浸しになってやがる。まーいいかってみよう」
と、
いうわけで、
登場したアレがこちらです。
タチウオの身餌!
さて釣れるのか、
・・・
・・・
・・・
ぬ!
ぎぃ(タチウオ)
1ゲット。
われながらこれは釣れるな。
水深が50メートル強だから、この皮目自体がケイムラみたいにアピールするんじゃないだろうか。
・・・
ぎぃ(タチウオ)
連発!
という具合にどんどん増産。
そのまま4、5本のタチウオを追加。
タナを細かく探るという基本に戻る
今一度サバ餌へ。
どうやら、53.5m(バルケッタのモニター上。実際の深さではないです)で集中してアタリが出る模様。
となると、毎回餌をつけ変えて、55mぐらいまで落として、53.5m付近でとくにねちっこくサバ餌をほわんほわんさせていると。
ずんずん、
ずんずーん。
という具合にヒットするわけですよ。
ここからも連発。
早川さんもヒット。
ハリスを手繰って、
こんにちは。
全手巻きタチウオ兵に勇気と希望を!
と、いう具合に午前11時ぐらいで沖上がりのアナウンス。
いつも木村船長がノート片手にヒアリングしてくれるのですが、わたしは17本。
結構釣ったなー後半伸びたなーとおもっていたら、
「えー、竿頭は17本平田さんでした。」
というアナウンスが。
ぬお。うれしさ。
なんといつのまにかTOPになっていたという。
いやはや手巻き兵で勝利するのはうれしいもんです。
水深50ぐらいだったらやってやれんことはないのかも。
東京湾の全手巻きタチウオ兵のみなさんに勇気をもたらしたわけです。えっへん。
これダイソーのビニールバッグなんですが、テンビンとか汚れたものを全部ブチこんでおくと後片づけが楽です。オススメ。
早川さんも満足そう。
ちょっとゲンプウのPEラインがマゴチ釣り用に2号にセットしていたために、やや潮にもっていかれた感は隣でみていてあったので、タチウオ釣りだとPE1.5号ぐらいがよいんでしょう。
タチウオの場合、2号でもどうせ切れる時は切れますし。
実際、たぶんわたしがあげてきたタチウオのせいか、早川さんの2号PEが天秤ごとぷっつんしましたし。
帰路、クーラーのなかのタチウオを仕分けていたら、歯でゆびがきれました。この日2回目の負傷。
タチウオの歯で指がきれたときは、清潔なタオルで押さえて、指を肩より上にあげておくといつの間にかとまります。あんまり指をしゃぶしゃぶしていると、血小板的なものが流れて傷口がふさがりにくくなるので、ほどほどに。
念のために、絆創膏も常備しておいたほうがよいですね。この釣りは。
17本。ドラゴンは釣れなかったけど。
ではでは。
<お世話になった船宿>
金沢八景 弁天屋
理不尽なことがなくて安心して利用できる船宿です。
1日タチウオは予約必須。午前タチウオは不要。リレーで午後マゴチに手を出すのもよいですが、結構疲れますよね。この季節は。