春にボート店や釣り船に足をのばすと、生ワカメがもらえることもありお得な気持ちになったりしませんかね。三浦半島だとけっこういただけることがあって、その都度ちょっとうれしく感じています。先日も長井かかり釣りセンターでいただいたり。
このワカメなんですが、メカブごともらえたりするわけなんですが、どう下処理していいかわからない人も多いと思うんですよね。
持ち帰ってもどうしていいかわからないと。
でも、生ワカメって、乾燥物とは別ものですし、これがしゃきっとして旨い。下処理もそんなに難しくないので、これを機会に覚えておきましょう。
生ワカメの下処理
こちらが今回もらってきた生ワカメ。
ワカメのパーツは大きく分けて3つあります。
一番下からメカブ、茎、葉部分です。
このワカメの下処理ですが、狭い台所でやるよりは風呂場のほうが手早くできるはず。
まずは、メカブ部分と茎部分に汚れがたまっていることもあるので、水をはって軽くもみ洗いします。部分的に砂泥のような汚れのこびりつきもあったりするので、目に見えるものは工程で落としておきましょう。
その後、シャワーで洗い流す。ワレカラのような甲殻類などは水をためて洗い流すよりはこのようにして水の力で流していくのがよいです。
しっかりきれいになったら・・・
葉・茎・めかぶのパーツに切り分けます。
包丁よりは、調理バサミが便利。
この通り、部位ごとにわかれましたね。
ワカメは常温で2日程度で溶けていってしまうので、冷蔵して、当日もしくは翌日までに下処理を完了させてしまいましょう。
熱湯で茎をさらっと湯がく。瞬間で色が変わるので、それでオーケー。
鮮やかな色に変わりますね。
こちらが茎。
食べる時は刻んで、佃煮にしたり、酢の物にしたり、みそ汁の具にしたりと用途はたくさんあります。さらに細かくきって白米と炊き込むのもよいですよ。
メカブもまるごと軽く湯がく。
茎部分まで色が変わればOk。ゆですぎると崩れ始めるので注意。
色が鮮やかな緑になりましたね。
メカブや茎はこのままジップロックにいれて冷凍してもよいですし、刻んでから冷凍してもよいです。
生ワカメ料理・レシピ
生ワカメの刺身・しゃぶしゃぶ
春の新ワカメを食べるのきに最もオススメなのが、刺身やしゃぶしゃぶです。呼び名の問題でもありますが、熱湯でかるくしゃぶしゃぶして、生姜醤油やポン酢で食べるとよいでしょう。
ワカメの褐色が、熱により鮮やかな緑に。
しゃぶしゃぶしたワカメをゆすいで、ざっくり盛り付ければ1品。
生姜醤油かポン酢か。
いずれもよく合いますが、ポン酢はワカメがいい塩梅に吸い込むため、とまらない旨さです。
ワカメの中華風和え物もいい
つづいて、わかめの中華風和え物。
ネギ油をいれると風味がさらによくなる
ボールに、以下の材料をいれて和えるだけです。
- 刻んだ新ワカメの葉
- フライドエシャレット(オニオン)
- 新タマネギ
- ごま油
- 葱油
- 醤油
- 酢
- 砂糖
- 胡椒
春は新タマネギがうまいので、スライスしていれておきましょう。体にもいいですし。
あとは盛り付けるだけ。
ニラメカブキムチ
つづいて、ニラとメカブとキムチのコラボレーション。
社会に出ると、社交辞令で、「こんどなんかコラボしましょう」みたいなことをいってくる人がいますが、そういった人の「コラボしましょう」は「おーす、オラ悟空」ぐらいにうけとっておくとよいです。
軽くゆすいでおきましたが、ぬるぬる成分がとめどなくまとわりついてきます。胃壁に聞きそう。
ゆで上げたメカブはボールにいれて調理バサミで刻みましょう。
この作業なんですが、結港つらめです。
フードプロセッサーが楽なのかもしれないんですが、ハサミでやるのであれば両手で高速で動かしているとやがて刻めます。
そして、白菜キムチあたりを用意。
なんでニラが入っているかというと、ニラを大量に買ったので、塩で水気をぬいたあとに白菜キムチの空いたスペースにぶち込んでいたんですね。
<材料>
- メカブ
- 塩
- ごま油
- 味の素少々
- ニラキムチ
- 黒胡椒
あとは混ぜる。
盛り付ける。
まんなかに卵黄を落としたり、さらに納豆とコラボしてやってもよいと思います。
白飯といっしょに爆速でかきこめる味です。ぜひやってほしい。
ワカメの保存方法
釣りをしていると、まれにかなり大量のワカメをもらうこともあるはずです。
いくらファミリーだったとしても、ワカメの連続だと飽きますし、とりあえず長期保存したいという場合は以下の通りの方法があるのでチャレンジしてみてください。
- 葉は流水でゴミをおとして陰干し(洗濯ばさみで挟んで干します。)
- 湯通ししたものを干してもよいです(長期保存に向く)
- メカブと茎は湯通しして冷凍(刻んでおくとすぐに料理に使えて便利)
- メカブと茎は佃煮にしておく
ワカメを乾す時は、洗濯用のアイテムで大丈夫。だいたい1日から2日で完全に乾燥します
乾しあがったワカメ。水につければすぐに戻せます。ジップロックにいれて常温保存可能
以上、生ワカメをメカブごと手に入れたときの下処理方法と料理レシピでした。
ワカメは離乳食にもつかえるので、お子さんがいる方はぜひつかってみてください。
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