※文中、グロイ写真や極めてグロイ動画があるので食事時や痛いのが苦手な方はここでページをパタッと閉じることをおすすめします。
どうも平田です。
以前、自分に釣り針が刺さったときの対処法として海外GIF画像をORETSURIのFacebookページでシェアしたところみなさんから多くコメントをいただきました。
そういえば、わたしも経験があったなーと、今回はすこし昔の話をします。2014年の8月、ふとバイクで東北釣行にいこうと思い、東北道を愛車のバンディット1200で走り檜原湖へいきました。
おなじみのツーリングマップルを買って、栃木家佐野市にある実家で兄の安釣り竿を拝借し、
バイクはこんな感じで、意気揚々といったわけですよ
檜原湖釣行
この時は青森までいって釣りして戻ってきたというわけなのですが、檜原湖で狙おうとしていたのは、スモールマウスバスです。
写真は猪苗代湖界隈からみた磐梯山(だと思う)
で、檜原湖についたところ、日が陰ってものすごく寒くなってきて。
誰も釣り人がいない。。。あたりもなんにもない。
それもそのはず、崖を無理に降りたポイントでおかっぱりでやっているもんだから誰もいない。
おおっと!緊急事態発生!
でも、せっかく来たので、寒さをこらえつつ、がんばってメガバスのミノーX(現行モデルはX70)を投げるわけですよ。
と、いつもよりフォームがくずれてキャストした瞬間、
事件は起こったんです。
なんと、ぺなぺな安竿が謎な軌道を描き、ミノーXが思いっきり左手の指にあたり、中指と薬指に打撲傷を負わせ、そのままリアフックが中指の第一関節にフッキング。さらに薬指にはフロントフックがフックオン。
(この写真は中指第一関節のフックが外れたタイミングです。少しでも落ち着くように写真を撮ってみました)
よし!これだったらばれないぞ。
ナイスフッキング。
って、おい!
南無阿弥陀仏。
痛みより、頭の中でやっちまったどうしようというパニックが起きようとしています。
なんとかしなければ・・・
・・・
まず、落ち着いて、周りをみて助けをもとめようにも、
当然誰もいない。
ということで、意識して深呼吸しながら落ち着き、
まず。リアフックを外します。リアフックは、中指に貫通しておらずだったので、右手でダイワのプライヤーをつかい、カエシを意識して奥に押し込みつつ、引き抜き、なんどか繰り返したところ、なんとか外れました。
で、次の問題は、フロントフックです。
これはもともと貫通していなかったのですが、先ほどと同様の手法では、どうやら寒さで指の肉が固まっているのかとれません。
3分ほど落ち着いて考えて、思い切って、勇気を出して貫通させてみます。
南無。
無事貫通しました。もう痛みというか寒さで手もかじかんでいるので、なにかゴムのようなものに針を刺しているような感覚です。
これ、温まって感覚が戻ったら痛いやつだなー。そんなことを他人事のように思いながら。
このとき、以前学んでいた貫通したバーブを切るという技法を使おうとしたのですが、プライヤーのラインカッターが硬いものを切りすぎてなかなかフックをカットできません。
しかも手もかじかんてプライヤーをうまくつかえず。
が、何度も繰り返してやっとフックをカットできました。カエシをつぶして抜こうとしたのですが、ちょっとでも引っ掛かりがあると、引き締まった肉にひっかかり痛いんですよ。
その後、傷には温泉だなとか、なぜかハイテンションになり、寒さをこらえて
桧原ふれあい温泉 「湖望(こぼう)」 へ、ありがたやーとかけこみ、風呂で寝。
すると、あたりは黄昏。
霧が舞い降りて、宿の予約もないので、米沢まで峠をこえての夜道を1時間近く走ったわけです。
あれだ、あれが米沢の街だ!
で、夏装備をなめていて寒いわ、左手の指は痛いわ、でも腹は減ったわで、やっとの思いで米沢城近くの牛萬さんに入り、たべた牛タンが旨かったこと旨かったこと。
店員さんもとても親切で、味噌汁が心にしみたなーもぐもぐ( ;∀;)
食後、上杉神社にいったら、上杉鷹山公の、ありがたいお言葉が。人間なんとかなるということを思い知った日でした。
自分や誰かを釣ることを事前に防ぐためには
- 素肌をださないで長袖長ズボン、帽子、フィッシンググローブ着用で釣りをする
- サングラスや眼鏡をして釣りをする(釣りキチ三平の魚紳さんがなぜサングラスをしているかのエピソードをしるとぞっとします。)
- 1投するごとに周囲を確認する(特に夕方や夜は距離感がはかれなかったりします)
- ギャラリーが多いところでは釣りを控える
- 特に人から借りた道具などタックルに慣れてない場合はキャストに注意する
自分を釣ってしまった場合、ダメージを最小限にする
- 事前にカエシをつぶしておく(ただ少しでも残っていると抜きにくいです)
- 市販のバーブレスフックを利用する
- プライヤーを用意しておく(カエシをつぶしたり、フックをカットできるもの)
- 化膿止め(ドルマイシン等)を用意しておく
- ヴァセリンがあると血を止めることができます(針を抜く→消毒・化膿止め→ヴァセリン)
- 病院にいける場合は病院で針を抜いてもらう
- 酷い場合、事後でもよいので通院する(破傷風の予防等です)
How to(カエシがついたフックを外す方法)
ここからはさらに閲覧注意です。。。ただ勉強にはなります
レモンだけとおもったら腕に刺してんじゃん。よくやるなー
病院にいくとこのように処置してくれるらしいです
最後に
自分や誰かを釣ってしまう。こんな悲惨な目にはあいたくないですが、誰しも釣りをしている限りゼロではないので、常に注意して釣りを楽しみたいですね。
ではでは。